初めての電車特急の中で食べたカツサンドの思い出
私が「井泉」のカツサンドを初めて食べたのは、確か高校3年のときだった。
そのころが私にとって、鉄道ファン熱が最も高かった時期で、お金がなかったのでとても「乗り鉄」と言えるものではなかったが、特急列車に乗りたいというただそれだけの欲求で札幌・旭川間を何度か往復したことがある。
一人で行ったこと以外に、クラスメートの KNBC 君と一緒に行ったことがある。KNBC 君は特に鉄道ファンではなかったが、旭川に住んでいたことがあると言っていた。そしてまた、お父さんが国鉄職員で、無料乗車券が手に入るとかで、付き合ってくれたのだった。
最初に旭川まで行くのに乗ったのは特急「北海」だった。
というのも、「北海」に乗ったことがなかったからだ。って、それまでに乗ったことがある他の「北斗」や「おおぞら」などの特急と同じキハ82系で、名前が違うだけなんだけど(掲載した時刻表はブックライブで購入した交通公社の時刻表1978年10月号)。
そしてまた、初めて電車を使った特急のエル特急「いしかり」に乗ったときは、そのスムーズな加速と車内の静けさにびっくり仰天したものだ。
で、その「いしかり」の車内販売で買って食べたのが「井泉」のカツサンドだった。いやぁ、なんておいしいものなんだろうと、ため息が出た。
そんな青春時代の思い出はともかく、今週の月曜日の昼は、なぜか気分が大きくなって贅沢にも大丸札幌店の地下-つまりデパ地下-の「井泉」でヒレかつ重を買って食べた。税込1,110円で楽天ポイントは税別価格の1%付与なので、10ポイントもいただいた。
「5分ほど経ったらまたお越しください」と名前を伝えてデパ地下を5分間ウロウロしたあと、「井泉」に戻ると出来上がっていた。
結局は、昼になって少しレンジアップしなければならなかったので、食べる側としてはあらかじめ作ってあるのと変わらないのだが、売る側としては作り立てを渡したいという方針なのだろう。
うん。おいしかった。
火曜日は休みをとって SUBARU に車の6カ月点検に行って来た。
これまでは札幌東店に行き、ここ2回は点検してもらっている間にイオン東札幌に行って、「満龍」で超私好みの味のしょうゆラーメンを食べた。
しかし、今回は意を決して、江別からより近い、厚別店で点検を受けることにした。
「満龍」に行けないのはひどく残念だが、近い方が良いのは自明の理である。
予約は13時からだったので、自宅で早めの昼食-カレーライス-を食べた。災害時用にストックしてあったが3カ月前に賞味期限が切れてしまったカレーマルシェだ。久しぶりに食べたカレーマルシェは3カ月のハンディを感じさせない味だった。
SUBARU に車を預けた、1時間ほど近くの K's デンキで時間をつぶした。
SUBARU に戻ると、すでに点検が終わっていた。バッテリーの健全性は55%で、やはり近いうちに交換した方が良いと言われた。
4シーズン経ったスタッドレスタイヤは、溝はたっぷり残っているがけっこう硬化が進んでいるので次の冬はやめた方が良いと言われた。また、アルミホイールも傷んでいるので安全のために替えた方が良いとも言われた。
うん。次の冬期シーズンに向けて、お金がかかる話ばかりで困ったものだ。
スボボダ(Thomas Svoboda 1939- チェコ→アメリカ)の「シーズンへの序曲(Overture of the season)」Op.89(1978)。