45分間のすきに完売?
先々週にセブンイレブンの「ミートコンボ ハンバーグ&ガーリックチキン」弁当を初めて食べ、そのクオリティの高さに感心し、ぜひともまた食べたいと切望していることを、私はあなたに訴えた。
7日の火曜日は、とある事情があって昼は外食したのだが、その日もいつも行くのとは違うセブンイレブンの店舗で「ミートコンボ ハンバーグ&ガーリックチキン」弁当を見かけ、「明日こそミートコンボ ハンバーグ&ガーリックチキンをリピしちゃうぞ」と意気込みも新たにした。
翌8日。
意気込みが好評継続中の私は、10:30にセブンイレブンに行ったが、まだ棚には「ミートコンボ ハンバーグ&ガーリックチキン」弁当は並んでいなかった。店員さんが棚に弁当の品出しをしている真っ最中だった。まだ出番が来ていないのだろう。私は出直してくることにした。
11:15にセブンイレブンを再訪。すでに品出しは終わっていたが、「ミートコンボ ハンバーグ&ガーリックチキン」弁当の姿はなかった。私の落胆ぶりをご理解していただけるだろうか?
それにしても、いったいなぜないのだろう?この45分の間に、早くも売れてしまったのだろうか?私の混乱ぶりを想像していただきたい。そうすると、あなたの瞳にも同情の涙があふれてくるに違いない。
私を裏切ったセブンイレブンに冷たく接しなければならない。かつ、ハンバーグモードからは逃れられない。そこで LAWSON に行き、チルド弁当の「これがハンバーグ弁当」という選挙立候補者のように自己主張が強い名前の弁当を買い、守らなくてはならない「必ず温めて」という掟を守って食べた。
この弁当は以前にも食べたことがあり(そのときは「ビーフ」で、しかも598円だった)、とてもおいしいのだが、この日の私はあのコンボのハンバーグの味を求めていたので、デミグラスソースは舌を躍らせるところまではいかなかった。
姿なく、かわりに牛と鳥と豚の三重奏BOXを
翌9日は在宅勤務だったので、藤原製麺の江丹別そばをゆでてとろろぶっかけそばを作って食べた。
そして、10日。
満を持して11:00にセブンイレブンに行った。
弁当の品出しもすでに終わっていた。
視線を棚の左から右へ、右から左へ、上から下へ、下から上へ、ついでに奥の方まで移しまくった。しかし、「ミートコンボ ハンバーグ&ガーリックチキン」弁当の姿はなかった。
その場で泣き崩れそうになったが、なんとかがまんして、代償行為として『おすすめ』らしき2時間ドラマのタイトルのように長い「三種合盛り弁当 牛すき煮 焼鳥 豚辛みそ焼」を買った。見るからに私世代が買って食べてはいけないような弁当だ。実際789kcalと、お孫ちゃんが大好きな特急「ライラック」の車両の系と同じ数字が印字されているではないか。
味は悪くなかった。が、この攻撃的なトリオに、おっさんはたじたじになった。
食べ終わったあと、セブンイレブンのサイトで『北海道』エリアの弁当を調べたら、もう「ミートコンボ ハンバーグ&ガーリックチキン」弁当は載っていなかった。
私がリピートする機会を持たないうちに、終売になってしまったのだった。しくしく、、、
ヨンゲン(Joseph Jongen 1873-1953 ベルギー)のフルート、チェロとハープのための三重奏曲Op.80(Trio pour flute, violincelle et harpe. 1925)を。