新・読後充実度 84ppm のお話

 クラシック音楽、バラを中心とするガーデニング、日々の出来事について北海道江別市から発信中。血液はB型かつ高脂&高尿酸血症の後期中年者のサラリーマン。  背景の写真は江別市「らーめん しょう」の味噌ラーメン。 (記事にはアフィリエイト広告が含まれています)

“OCNブログ人”時代の過去記事(~2014年6月)へは左の旧館入口からどうぞ!

2022/12

部分入れ歯のお口に優しい室蘭の風♪LvB/Sym9

  室蘭←知床
 今年最後の勤務日。
 私のサラメシは、Kiosk で買った日糧の「おにぎりおかずセット」と、満腹感を得るためのオプションとして LAWSON の大きなおにぎりの「室蘭風やきとりおにぎり」を追加した。

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 「室蘭風やきとり」はおいしかったが、具を見るとわかるように、あまり肉っぽい塊がない。まあ、部分入れ歯を使っている私に配慮してくれていると思えば、その優しがありがたく感じる。

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 それにしても「室蘭やきとり風」ではなく、なぜ「室蘭風やきとり」なんだろう。いや、間違ってはいないが。

 その前日。この日は、朝すでに弁菜亭に「知床とりめし」が入荷していたので、迷いなく購入。
 おいしいよなぁ、やっぱり。

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  その後もお値段据え置き!
 さらにその前日は東急百貨店地下の「魚一心惣菜亭」で、かつ丼を購入。
 このかつ丼を買うのは3月以来だが、なんとその後も値段は据え置かれていた(量が減ったわけではないと思うが、前に買ったときのことをよく覚えていない)。

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 その帰りに ESTA にもふらふらと立ち寄ってみたが、悲しいことに「日本一」の焼鳥弁当が596円に値上がりしていた。ショックのあまり写真が手ぶれしていることをお詫び申し上げる。

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 今年も訪問していただきありがとうございました!
 来年もよろしくお願いいたします。
 では、また明日!

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6年に及ぶリッピング作業がついに完了!♪ドビュッシー/西風の見たもの

20221229Clock  はるか西の九州からの届け物
 昨日から年末年始休暇に入った私。
 でも6時前には目が覚めてしまった。
 壁の電波時計を見ると、今日はちゃんと電波を受信していた。1秒たりとも狂っていない最良の状態だ。そう思うと、今日一日が充実したものになりそうな予感がする(でも『WEST』を受信)。

 今年最後のゴミ収集日なので、まずはゴミ出し。
 そのあとは朝刊を開く。
 『二世・易八大のきょうの運勢』を見ると、2月生まれは『好調。だがおごることなく最後まで全力で』と書いてあった。

 朝食は昨日の帰りに酔った勢いで-会社の事務所での納会で飲んだのだ-LAWSON でなぜか買ってしまったサンドイッチ。それに鍋に入っていたトマトスープ。仕上げにヤクルトとお薬各種。

 この日の朝も穏やかで、新しい雪がうっすらと積もった程度。
 こんなに何日も雪かきをしないで、バチが当たらないだろうかと不安になる小心者の私。

 トイレと浴室と洗面所の換気扇の羽の掃除。
 トイレと洗面所の換気扇は24時間365日回っているのだが、羽にけっこうなほこりがこびりついている。踏み台に乗って、左手にハンディークリーナー、右手に歯ブラシを持ち、歯ブラシでこそげ落としたほこりをクリーナーで吸いこむ。歯科医院でのバキュームのように。もちろん、おごることなく最後まで全力で。

  ちんたらと進めた6年間
 勤労のあとは趣味的労働。
 MusicBeeを使ってCDのリッピング。この日3枚のCDをハードディスクに取り込んだ。
 そして、約80枚のSACDハイブリッドのディスクとエラーが出て取り込みが進まなかった10枚ほどのCD-エラーをチェックしないクイック取り込みで取り込んでみたが、雑音だらけ(短波放送のよう)でまったくもって聴けたもんじゃなかった-を除き、持っているCDのすべてのリッピングが終了した。2016年の夏から始めたリッピング作業がようやく終わったのである。6年かかったことになる。完了を見届けずにぶっ壊れてしまった無線 LAN ディスクも、あの世で喜んでくれていることだろう。

 取り込んだCDの枚数ははっきりわからないが、たぶん1,200枚ぐらいだと思う。
 取り込んだデータ容量は705GB(FLACなので圧縮されている)。ファイル数は28,494(1トラック1ファイルで取り込み)、フォルダ数は10,768。

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 ついでに MusicBee の画面もあらためて載せておこう。

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 ドビュッシー(Claude-Achille Debussy 1862-1918 フランス)の「西風の見たもの(Ce qu'a vu le vent d'ouest)」。
 「前奏曲集第1集(Preludes 1)」(1909-10。全12曲)の第7曲である。

 ここではピアノの原曲版ではなく、ブレイナー編の管弦楽版のディスクを取り上げておく。

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飲食を伴う語らいの場でも全員セーフ♪シューベルト/美しき水車小屋の娘

  なぜか大丈夫な予感が
 先週の初めに取引先と夜の会食があったが-私にとってはかなり久しぶりの酒の席である-、そのときのメンバーなかの1人が翌朝に発熱。さらにその翌日にコロナ陽性の判定が出た。

 会食に参加した人々は皆、ある程度うつることを覚悟をしたが、なんと全員が感染せずに済んだ。
 なんとなくだが、その人が感染したと聞いたときも、自分はうつっていないような気がした。勘だけど。
 ワクチンが効いているせいなのかどうかはわからないが、そしてもちろん油断はしないが、過度にコロナを怖がる必要はないのでは?と思った。

 いまではサツエキあたりは多くの観光客が行き来していて、外国人も増えた。
 過度に怖がるのではなく、このままかつての日常を取り戻すことの方がとても重要だと思う。

  丼もので豚丼ほど手の込んでいないものはない?
 一昨日のブログに書いたが、先週は2カ月に一度の定期通院にも行って来た。
 アサイチで検査のための採血をするわけだが、血を採ってしまえばこっちのもの。ってわけでもないが、この日の昼はちょっとヴォリューミーにセブンイレブンの「ぶたはげ」の豚丼にした。

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 以前、「ぶたはげ」の豚丼ではあるものの亜流ともいうべき「ピリ辛炭火焼き豚丼」が売られていたが、これはノーマルタイプ。こっちの方がいい!私の願いがかなった形になった。
 肉の枚数もけっこうあって、良い意味でオーソドックスな味の豚丼だった。

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 でも、豚丼って、言ってしまえば豚肉を焼いて甘辛いたれをからめただけ。
 かつ丼や牛丼、親子丼のようにタマネギが入っているわけでもなく、ただただ豚肉だけだ。そう考えると、ちょっとお高いメニューではある。

  いつやめる?
 年賀状も先週の土曜日に投函した。
 毎年思うが、年賀状作り&書きってけっこう手間だ。やり始めたらそうでもないが、なかなか取りかかる気にならない。あまり早くに宛名まで印刷しちゃうと、そのあとに喪中のはがきが来たりするので、ぎりぎりのタイミングを見計らわなければならない。
 投函し終えたあとの安堵感。あれっていったいなんなんだろう?それならいっそのことやめちゃうか?
 企業では年賀状を取りやめているところがとても増えてきている。
 個人でも、今年の元日に届いた年賀状で「今年限り」と書いていた人が何人かいた。
 ただ、自分がいま(令和6年元日分)廃止宣言する勇気があるかといえば、そうでもない。1年に一度の交流の場を自ら放棄したくない。
 一つの区切りとなる、年金生活者になる年あたりがやめどきかもしれない。

 さて、今年出社するのは今日で最後である。
 仕事納めは30日だが、セレモニーは今日の夕方行なわれる。そのため、明日とあさっては業務に支障がない限り、積極果敢に有給休暇を取得するようお達しがあった。

 私としては29日と30日に有給休暇を取得した場合、ちっとも業務に支障はでないので、積極果敢ではなく当然の選択として有給休暇を取得することにした。
 今年も1年間、お疲れさまでした、自分。

 シューベルト(Franz Schubert 1797-1828 オーストリア)の歌曲集「美しき水車小屋の娘(Die schone Mullerin)」Op.25,D.795(1823)から第5曲「仕事を終えた宵の集いで(Am Feierabend)」を。

 ↓ 廃盤

SchubertMullerin












『至福のおにぎり』連続体験♪GM/私は快い香りを吸いこんだ

  鼻腔をくすぐる高貴な海苔の香り
 そのむかし、エスタの地下1階にも「四川飯店」があって、それが閉店した後は「とろり庵」という店になって、それもほどなく閉店になって、本格的なミートソーススパゲティを味わえるという店が出店したが、あっという間に「北〇」という店になった。私が「北〇」にかわっていたのを知ったのは、少し前のことで、その横の「大金畜産」の弁当を買うときに気づいたのだった。あのパスタの店がいつ撤退したのかはわからない。

 「北〇」は、私は利用したことがなかったが、PASEO WEST にあった居酒屋だ。
 現在は通路としてだけ使うことができる、弘栄堂書店やショコラティエ・マサールがあった、そのさらに西側で、いま時点でも店の看板は残っている。

 その「北〇」で売っている惣菜の中で、気になっていたのが「山漬け鮭おにぎりとザンギ」弁当。
 見るからにしておいしそうなおにぎりだ。値段も良心的。

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 ただ、おいしそうなおにぎりは、たいていの場合は小ぶりで上品で、量的にはちょっと物足りない。
 それが私を躊躇させていたが、なんのことはない、追加で何かを食べればいいのだと、今回購入に踏み切った。
 追加購入したのは「グゥー」の「チーズおかかおにぎり」(195円)である。

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 さて、「北〇」のおにぎりだが、実においしかった。
 ふたを開けた瞬間に、海苔の香りが鼻を刺激する。こんなに海苔が香り高いのは、コンビニおにぎりでは経験できないものだ。
 握り方もちょうど良いし、具の鮭もきちんとした鮭だ。
 さらにザンギがこれまたおいしい!
 すばらしい弁当だ。

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 翌日の土曜日は、妻と久しぶりに江別蔦屋書店に行った。
 昼どきだったので、そこで食事をすることに。
 朝食が遅めだった妻は、「増田おはぎ」のおはぎ。私は「函太郎」の鮭とツナマヨのおにぎり+みそ汁にした。

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 あいかわらずおいしい。
 みそ汁もおいしい。

 前の日とこの日の2日に渡って、実においしいおにぎり体験をした私。
 日本人に生まれてよかったぁ~と実感した。にぎにぎ……(←意味はない)。

 マーラー(Gustav Mahler 1860-1911 オーストリア)の「私は快い香りを吸いこんだ(Ich atmet' einen linden Duft)」(1901)。
 歌曲集「最後の7つの歌」の第4曲である。

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私の体は敏感に反応する♪ジョウ4世/誓いの十字架

  ちゃんとハイボールの味がする!
 先日、2カ月に一度の定期通院に行って来た。血液検査と診察、そして最大の目的である薬をもらうためである。
 薬は年明けの10日くらいまでの分があるのだが、バタバタして行きそびれたり予約が入らなかった場合のことを想定して、早めに行っておくことにしたのだ。

 今回は前日にアルコールを飲むのは控えようと、早くから決意していた。
 というのも、ノンアルコールのハイボールをセコマで発見し、準備しておいたからである。

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 さて、夕食どきになったので、飲んでみる。

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 味は悪くない。ハイボールの味だ。でも、甘さ控えめのシャンメリーのようなフレーバーでもある。
 何口か飲んでいるうち、しかし、甘さが気になってきた。
 うん、確かにちょっとだけ甘い高級サイダーのような感じで、これってアルコールは入っていないけど、糖分が翌朝の採血の検査結果に響くのではないかと心配になってきた。

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 成分を見るとエネルギーは100ml当たり6kcalと書かれている。350缶なら21kcalだ。
 しかし、炭水化物が1缶で4.9g、うち糖類は4.27gだ。これが高いのかどうか判断がつかないが、なんだかよくなさそうだ。
 でも、じゃあ炭酸水を飲もうかとなるかというと、『味のある』ものを飲んでしまった以上、それは私には無理。ってことで、いさぎよくハイボールを飲むことにした。

  新たな誓い
 翌日の検査結果は、中性脂肪の値は500超え。
 医師に「きのう飲んでしまいました」と言うと、「あっ、それで上がったんだね」とあっさり納得され、それ以上のお咎めはなかった。血糖関係の値はまったくもって正常範囲内だった。

 私はブラックニッカクリアを炭酸水で割ってハイボールを作っているが、翌日、どうなんだろうとトリスハイボールの350mlの栄養分をネットで調べてみた。
 ウイスキーも炭酸水も糖質はゼロだが、ウイスキーにはアルコールのカロリーがある。
 トリスハイボール350ml缶のカロリー168kcal(100mlあたり48kcal)だった。ノンアルの方が極めて低い。炭水化物は7.35g(2.1g/100ml)、うち糖質は4.69g(1.34g/100ml)、これまたどちらもノンアルより高い。
 ってことは、余計なことを考えずに、あの日はノンアルコールを貫くべきだったのだ。
 次回は必ずやそうしよう!私はそのように自分に誓った(が、そのときにどうなるかはわからない)。

 ジョウ(ジョアン)4世(King Joao IV 1604-56 ポルトガル)の合唱曲「誓いの十字架(Crux fidelis)」。
 ジョアン4世はブラガンサ朝の初代ポルトガル王で、音楽家のパトロンにとどまらず、自らも作曲した。

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脇役交代でなぜか男らしい雰囲気の弁当に♪R-コルサコフ/クリスマス・イヴ

  鶏肉値上がりの影響?
 昨日のこのブログでは、ソーセージならぬメーセージと書かれた迷惑メールを取り上げさらしものにしたが、今日はソーセージを話題としたい。

 ところで、先日マニアックなことに日本農業新聞なる業界紙を目にすることがあったが、第一面に大きく卵と鶏肉が値上がりしているという記事が載っていた。
 卸売価格は1993年以降で最高値となっていて、鶏卵は平年比3割高、鶏肉(モモ)は同じく2割高なんだそうだ。でも、そんななか、今日はクリスマスイヴだから、チキンを食べようではないか!

 で、値上がりとは関係ないのかもしれないが、大金畜産のビーフハンバーグ弁当に入っていたザンギが、先日(月曜日)に見かけたところ、ウインナーソーセージに替わっていた。

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 男として、長いウインナーが横たわっている姿になんとなく勇気をもらったような気になって(いや、深い意味はない)、12日前にも食べたこの弁当の、このマイナーチェンジ版を買った。

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 チキンから脇役の座を奪った主役並みの態度のウインナーは、ちゃんとした粗びきウインナーでおいしかった。
 それにしてもこのハンバーグは肉がギュッと押し固められている。箸で切るのが大変なほどだ。ぜいたくな悩みだが、もう少しジューシーだったらいいのにと思ってしまう(←消費者というものは、このようにどんどんわがままになる。実によろしくないことだ)。

 有名とは言えないが、魅了的なメロディーと色彩感にあふれていてこれまで何度も取り上げている、そしてそれにもかかわらず私の影響力のなさであいかわらず有名にならないままの、リムスキー=コルサコフ(Nikolai Rimsky-Korsakov 1844-1908 ロシア)の組曲「クリスマス・イヴ(Christmas Eve)」(1903)を。

ChiristmasEve

永遠のロックスターといえば……♪バルトーク/不思議なマンダリン

  ソーセージではなくてメなのね
 一時的なものに終わらないで、永久にロックなわけね。
 『ロック』って言い切るところが、通知文の体裁を自滅させている。

202212amazonSpam1

 以上、日本国内発の矢沢永吉崇拝メールである。

  27,300,628年以内ってことね
 閏年は計算に入れてないけど、どっちにしろ生きてねぇし。

202212amazonSpam2

 以上、ガボン発の解読不明メールである。

  詐欺部門ってのがあるんですね
 道警にもそういう『部門』があるのだろうか?
 それにしても、いきなり『ザービス』はないだろうが!
 『そうしないと』なんて書いてるから緊迫感がないんだよねぇ。それに『后』とかね。

202212ETCspam

 以上、中国発の日本語不得意メールである。

 バルトーク(Bartok,Bela 1881-1945 ハンガリー)の「不思議なマンダリン(中国の不思議な役人。Der wunderbare Manderin)」Op.19,Sz.73(1918-19/改訂’24/再改訂'26-31)。

BartokRattle

私、もう戻ることはできないの?霊歌:そして女神は戻り

  2日続きの贅沢ランチ
 妻と正月用の食材などを買いに行ったときに、佐藤水産でイクラの醤油漬けも買ったことを報告したが、それを見てイクラがとても食べたくなったのだが、正月用なので絶対に開封してはいけないわけで、イクラモードになった私は、「天丼(竹)」の翌日には、これまた贅沢にも札幌駅立売商会(弁菜亭)の「石狩鮭めし」を買ってしまった。そして食べてしまった。
 この弁当を食べるのは、このと以来だ。

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 値段は前回買ったときから100円上がっていて、1,250円だった。
 そしておいしかったが、自分の食べ物の嗜好によるものだが、1,250円の石狩鮭めしよりも900円の「知床とりめし」や「幕の内 いしかり」の方が、自分にとっては満足度が全然高いことをあらためて認識した。

 全然話は変わるが、先日、突然スマホのナビゲーションバーが表示されなくった。ふつうならスワイプしたら写真のように画面下部に表示されるはずのホームボタンや戻るボタンが、表示されなくなったのだ。

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 指紋センサーがホームボタンとして使えはすのだが、戻るボタンがないのは不便極まりない。
 いろいろネットで調べ、設定などを変更してみたり、また元に戻したりしたがダメ。
 auショップかケーズデンキに泣きつきに行かなければならないのかと覚悟したが、その前にやってみた。禁断のあれを。そう、再起動である。

 そうしたら元に戻った。スワイプしたら当たり前のようにホームボタンと戻るボタンが姿を現した。
 よかった。
 みなさんもこのようなことが身の周りで起こったら、勇気を奮ってLet's 再起動である。

 黒人霊歌(Spiritual)の「そして女神は戻り(Po 'Moner got  a Home at Las')」を。

SPIRITUALS1

データで漠然とした不安を乗り越える♪チャイコ/憂うつなセレナード

Sakamoto Teinengo  いまから読んでも遅くなかった
 定年退職になったあと(厳密には定年に先立ち出向となったあと)、いつもどこか気持ちがすきっとしない日が続いた。つまり理屈では理解していても、心はこの転機についていけなかったのだ。

 定年退職の辞令を受けた1か月後くらいに書店でたまたま目にしたのがこの本
 これを読んで、こういう気持ちになるのは自分だけじゃないんだと、少し勇気づけられた。

 こういうジャンルの本を次に読んだのは、ずいぶんと間が空いたが、これ
 『定年』イコール『世の中の一線から退くこと』ではないという元気をもらった

 さらに最近、読んだのがこれ。「ほんとうの定年後」(講談社現代新書)。

 前の2冊の著者は医者だが、こちらの著者の坂本貴志はエコノミスト。
 多くの統計データを紹介・分析し、従来の、あるいはいまでも多くの人が漠然と思い描いている定年後の生活というのは、必ずしも典型的なものではないということを解説してくれている。

 前書きには、

 漠然とした不安を乗り越え、豊かで自由に生きるにはどうすればいいのか。本書を通じて定年後の仕事の等身大の姿を知ることが、その一助になれば幸いである。

と書かれている。

 本文から3カ所ほど引用して紹介しておこう。

 なぜ人は50代で仕事に対して意義を失い、迷う経験をするのか。これはつまるところ、定年を前にして「高い収入や栄誉」を追い求め続けるキャリアから転換しなければいけないという事実に、多くの人が直面しているからだと考えられる。他者との競争に打ち勝ち、キャリアの高みを目指したいという考え方をどのように諦めることができるか。それが、定年後に幸せな生活を送れるかどうかを大きく左右するのである。
 人生100年時代という概念は、現代において着実に世の中に浸透してきている。将来的には、70歳や80歳になっても働くことが当たり前の社会が訪れるだろう。就業の長期化が進む現代においては、自身の成長だけを考えていれば済むような単線型のキャリアを許してはくれない。
 従来のままの自分ではいられないと気づいたとき、これまで培ってきた就労観をいかに転換することができるか。ここに失敗してしまい、過去の仕事における地位や役職に恋々とすることで、新しい仕事に前向きに取り組むことができないシニアも一定数存在する。しかし、そのような人は実は多数派ではない。
 就労観の転換は難しいことであるが、それにもかかわらず、現に多くの人々がこの難題に真摯に向き合い、うまく乗り越えていることもまた事実だということが、データからはわかるのである。(132ページ)

 多くの人に人にとって大切となってくるのは、転機にいかに向き合うのかという点である。
 定年前のキャリアと定年後のそれは大きく異なる。定年前は仕事に関する能力は基本的には伸び続ける。それに応じて仕事の量や責任などが拡大し、給与の額も緩やかに増えていく。しかし、定年後は気力や体力などを中心に自身の能力に一定の限界を感じ、仕事の負荷も低減していく。報酬は、定年前後を境に大きく下がってしまう。
 生涯現役時代となり定年後も働き続ける人が増えていけば、誰もが人生のどこかで自身のキャリアの構造変化を体験することになると考えられる。であれば、このキャリアの転機に対してどのようなスタンスで向き合うのか。そのスタンス如何が、現代人が定年後も幸せに働いていけるかどうかを左右するのではないか。(216ページ)

 転機は往々にしてつらいものである。しかし、そこに正面から向き合わなければ、前には進めない。そして、自身の転機に向き合ったそのあとに、仕事を心から楽しめる瞬間が訪れるのだということを、多くの人に気づいてほしいと思う。(219ページ)

 私もあと数か月で定年になってから丸2年が経つ。
 2年経ってしまったが、それでもなおこういった本に出会えたことは良かったと思う。
 そしてまた、定年を何年か後に控えている人にはぜひともお薦めしたい1冊である。
 
 定年退職したころを思いだして、チャイコフスキー(Pyotr Ilyich Tchaikovsky 1840-93 ロシア)の憂うつなセレナード変ロ短調Op.26(Serenade melancolique. 1875)を。

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去年の今頃より税別で150円アップ!♪ハチャトゥリアン/Sym2

202212Tennichi  かき揚げは年越しそば用
 先週の火曜日は、東急百貨店地下の「天一」で昼食用の天丼弁当「竹」を買った。

 その2日前に妻と駅周辺で買い物をした。
 大丸で王子サーモンや生麩を買い、佐藤水産でイクラのしょうゆ漬けや鮭の切り身、松前漬けを買い、東急でかき揚げやえび天を買った。いずれも正月用で、その後のわが家の冷蔵庫の冷凍庫は、かわいそうなくらい窮屈そうにそういったものが詰め込まれ、入れられる方も、そして冷蔵庫稼業もたいへんだわいと同情してしまった。
 それはさておき、「天一」で買い物をしたら、割引券をくれた。

 なので、それを握りしめて天丼弁当を買いに行ったのだ。
 なお、きちんと断っておくが、用事があるついでに東急に寄ったわけで、天丼を買うために仕事を抜け出したのではない。

 「天丼の竹を1つ。サツマイモをナスに替えてください」。
 そのように言ったあと、私は衝撃的な光景を目にした。
 「竹」が税別900円、税込み972円になっているではないか。
 数日前にかき揚げとえび天を買ったときには、どの種類のかき揚げにするか迷っていたので、弁当の値段の変化に気づかなかったのだ。
 4月に税込み810円から税込み864円に値上げされたが、さらに108円という大幅値上げである。

 よかった、100円の割引券があって。このおかげで864円でおさまった。前回の値上げ後と同価格である。

20221213Tendon

 それにしても、この物価高は異常だ。
 すべてあの大統領のせいなのか?
 早く戦争が終わりますように!

 ハチャトゥリアン(Aram Ilyich Khachaturian 1903-78 ソヴィエト)の交響曲第2番ホ短調(The Bell)」(1943/改訂'44)を井上喜惟の指揮で(感想はこちら)。

KhachaturianSym2Inoue

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