先週の後半について報告しよう。もちろん昼の弁当のことだ。
木曜日は、今年初めてとなる駅弁の「幕の内 いしかり」を食べた。
朝買うときに、弁菜亭の店員さんに「温めますか?」と聞かれた。このように聞かれるのは、私は初めてである。
でも、そのときまだ8:30。食べるまでに3時間半ある。善意を受けいれたい気持ちは山々だが、どう考えても単なる電気の無駄。そしてまた、かえって味を劣化させかねない。
私は答えた。「いえ、けっこうです」。
駅弁を電子レンジで温めて食べるという概念が私にはなかった。
いや、駅弁に限らず、幕の内系の弁当はコンビニのものでもほとんどの場合レンジアップしない私。温めちゃうと『弁当』って感じがしないので……
でも、この日は初めて「幕の内 いしかり」を、500Wで30秒だけレンジアップしてみた(店員さんは1分ぐらい、と言っていた)。
ほんのり温かくなったご飯やおかずは、いつもより格段においしさアップ。これはクセになる!レンジって文明の利器だ!(←いまさら何を)
でも温めすぎると昆布の佃煮や漬物なんかがやけど状態になるから、かえっておいしくなくなるだろう。ほんのちょっと、という加減が重要なポイントだ。
『N+S』から『Y+S』へのはずが……
金曜日は、これまた久しぶりにヤマザキの「三色鶏弁当」を買った(391円、705kcal)。
コンパクトながらカロリーはけっこうある高密度系弁当である。でも、なんとなく量的に足りない気がして、サザエのおにぎりも買った。筋子、ザンギに続く第3弾は「しゃけ醤油」である(183円、197kcal)。
「日糧+サザエ」から、趣向を変えてこの日は「ヤマザキ+サザエ」としたわけだが、いざ昼休みなってこのペアを眺めると、食べきれないかもしれない、食べられたとしてもそのあとおなかを壊すかもしれないという軟弱な気持ちになった。
そもそも2つを合わせると902kcalにもなる。どう考えても一般事務担当後期中年給与所得者が食べてよい熱量ではない。
隣の席の社員に「これだと食べ過ぎだよね?」と聞いてみると「体育会系部活男子みたい」と驚かれたので、おにぎりは家に持ち帰って、かわりに汁物-マルちゃんのワンタン-を三色鶏のおともにした。そう、『Y+S』は急きょ『Y+M』に変更されたのだった。
でも、「ワンタン」も163kcalだったってことに、食べ終えたあとに知った……
どうでもいいが「タイイクカイケイブカツダンシ」って戒名みたいな響きだ。
なお、ハイボールのあとに食べた「しゃけ醤油」はとてもおいしかった。
(1780刊)。
近ごろは、折をみては若いころに夢中になったこういった作品をいとおしむように聴いている私。
リヒター/ミュンヘン・バッハ管弦楽団の演奏を。