昨日の北海道新聞朝刊の第1社会面に“道内コロナ「減少局面」か”というタイトルの記事が載っていた。
これを読んでほっとした気分にはまだまだ到底なれないものの、それでも拡大局面が続いているという報道よりは希望が持てる(関係ない話だが、昨日ウインドウズのアップデートを求められるままに行なったら、そのあとタスクバーが白くなって戻すのに余計な時間がかかった)。
ところで、12月4日に札幌市中央区の北6条西6丁目にある『WEST6ビル』に「札幌つなぐ横丁」なる店がオープンした。
JRの高架下ということで、たぶん「福よし 札幌駅西口店」のある建物の2階だ(ああ「福よし」のそばが食べたい~っ!)。
道新の記事によると、オープンの日は“開店直後から多くの市民でにぎわった”と書かれている(いかにも型どおりの文章とも言えるが)。
コロナの感染が拡大しているこんなときにオープンするなんてけしからん、と言う気はまったくないが、でもなかなか大胆だわいと思ったものだ。そして、あらあら、言わんこっちゃない、新型コロナのクラスターが発生してしまった。
オープンに先立つ1日と2日の両日に開かれたプレオープンイベント参加者から陽性者が発生、12日にクラスター発生と認定された。
やっぱり、飲み食いの場は危ないみたいね。
もうクラスターは収束したのだろうか?
この報道を見て、私はかつての西友清田店の食中毒事故を思い出した。
あれもオープニングでつまずいたという点からだ。
隠ぺいの事実があったとは……
1982年10月、西友清田店がオープン。
開店時の来客はすごかった。
大学生だった私は1階のカメラコーナーでコダックの販売員としてバイトした。カメラオタクの少年につかまってしまって閉口した。
昼は西友の社食で、西友が用意してくれた弁当とみそ汁を食べた。
そして、3日間のバイトが終わったあと、強烈な下痢に襲われた。
私も食中毒患者の1人となったのだ。総患者数7,751人のうちの光栄なる1人!(私が当たらなければ切りの良い数字になったのに……)
食中毒の原因は飲食用として使っていた井戸水に汚水が混入してしまったというものだった。
まあ、ひどい目に遭ったが、西友も気の毒だなってむしろ同情した。
ところが、つい最近いくつかのサイトを見て初めて知ったが、汚物があふれていたのを西友は隠ぺいしていたというではないか!
西友に同情して損したわい!
見舞金と治療費3万円をもらってたいそう喜んだ私は愚か者だったわい!
フィンク(Heinrich Finck 1444/45-1527 ドイツ)の「厄介な光栄(Gloria laus)」を。
で、「つなぐ横丁」は気の毒だ。