新・読後充実度 84ppm のお話

 クラシック音楽、バラを中心とするガーデニング、日々の出来事について北海道江別市から発信中。血液はB型かつ高脂&高尿酸血症の後期中年者のサラリーマン。  背景の写真は自宅庭で咲いた「レディ エマ ハミルトン(2024年6月22日撮影)。 (記事にはアフィリエイト広告が含まれています)

“OCNブログ人”時代の過去記事(~2014年6月)へは左の旧館入口からどうぞ!

2020/12

ゆく年、2020年を振り返る(3)♪エルガー/威風堂々1

202012BackPack  両手が解放されるとき
 ずっとサラリーマン生活を送って来て(いまも送っているが)、私が続けてきた原則がある。信念とかこだわりとかいう大げさなものではないが、それは仕事ではビジネスバッグを使うということだ。
 通勤や会議出席、取引先訪問のときにである。

 何を言いたいかというと、仕事ではバックパック(リュックサック)は使わないということだ。
 いや、バックパックで通勤している人を非難する気はない。それにいまやビジネスシーンでもバックパックは市民権を得たと言ってもよいだろう。

 しかし、通勤ならともかく、外部会議や取引先を訪問するときにバックパックはちょっと違和感を感じるというのが私の気持ち。
 なので、これまでずっとビジネスバックを使っていた。

 が、このたび、通勤用にバックパックを買った。
 プライベートではバックパックは使っているので、両手が空く便利さ、そして安全さは理解しているが、あらためて通勤で使ってみて、ちょっと恥ずかしさみたいなものを感じるが、楽であることを実感した。特に今の季節は転んだ時のことを想定しても、両手がフリーなのは顔面を地面に強打する危険性は減る。

 買ったバックパックはLIVERALという国産のもの。会社は名古屋の隣、長久手にある。
 北海道ではほとんど置いてある店がないそうで、その1つである札幌のショップが期間限定で江別蔦屋書店に出店していたのに偶然遭遇し、『Egg pack』というこのバックパックの、防水生地のタイプを選んだ(3種類の素材が用意されている)。

  テニス肘も快方に向かうかも
 ところでなぜ私は、これまでのビジネスバッグからバックパックに切り替えることにしたのか?

 まず第一に、取引先を訪問したり外部主催の会議に出席するという機会がほとんどなくなり、基本内勤という仕事になったことがある。
 また、水筒を持ち歩くようになり、さらに個人と会社のスマホ2台を持ち歩くことになった。これらの重量はけっこうばかにならない。ビジネスバッグがズシリと重くなる。

 さらに、近い将来ノートパソコンも持ち歩く必要が出てくることがわかったからだ。
 つまり在宅勤務のときは会社のノートPCを自宅に持ち帰り、出社のときは自宅から会社にノートPCを持っていく(現在は在宅勤務のときは個人のPCを使っているが、会社の専用システムにはつなげられない)。そうなるとビジネスバッグでは容量不足、かといって出張用のビジネスバッグだと大きすぎる(まあ、バックパックもそれなり大きいけど)。

 ということで、バックパック通勤に転向したのである。

 ところで、家にあるプライベート用のバックパック2つを今回あらためて見て、驚いた。
 まったく意識しないで買ったのだが、同じメーカーのものだったのだ。

anello2

anello1

 黒い方はいまから4~5年前に三井アウトレット北広島で買った。
 モスグリーンの方は2年前に大阪のルクアで買った。

 無意識下で、私はこの anello ってブランドが好きだったのかしら?

ElgarEnigmaSolti さて、今年最後にあなたに燃えて燃えて萌えてもらうための1曲は、エルガー(Edward Elgar 1857-1934 イギリス)の行進曲「威風堂々(Pomp and circumstance)」第1番ニ長調Op.39-1(1901)←意表を突いた選曲のつもりなんですが、いかがでしょう?

 さて、わざわざ私に言われたくないだろうが、今年も今日で終わり。
 みなさんには今年も1年間お付き合いいただいたことを感謝する次第である。

 どうぞ良いお年をお迎えください。では、また明日!

ゆく年、2020年を振り返る(2)♪エネスク/ルーマニア狂詩曲第1番

20201128Saimon1  年度じゃないんだから……
 あらあら、である。
 まずは昨日のブログ記事について謝っておかねばならないことがある。
 “1年の前半を振り返ってみた”と書いているが、前半ではなく、話は8月まで及んでいた。

 いやだねぇ~、サラリーマンって。つまり、年度で物事を考えるくせが身についていて、前半というと9月までと勘違いしてしまったのだ。もっともあなたはそのことに気づいていないだろうけど…・・・

 で、あらためて1年の後半、つまり7月からのことを振り返る。

20201128Saimon2  3月~6月、9~12月はエブリデイ・家飲み
 思い起こせば、コロナが落ち着きつつあるからと、凸川さん、氷山さんと居酒屋に行ったのは7月中旬のことだった。さらに、千葉部長や牛坂課長、凸川さんと中華料理店に行ったのはその1週間後だった

 また、やはりコロナのために開けずにいた、いまの会社の方々による私の歓迎会は7月最後の金曜日だった。そこは札幌のススキノと大通の間にある、とあるビルの屋上のビアガーデンだったが、けっこうな賑わいで席と席との間も狭く、私たちは「なんか危ない感じだね」と話したものだ。

 さらに8月のお盆前には、これは純粋に仕事上の会食だが、札幌駅北口側のお店で取引先の方々と食事をした。

 このように、いまの出向先の会社に勤めるようになって、仕事帰りにお酒を飲んだのは4回だけである(いずれも接待を伴わない店であることは言うまでもない)。

 その後、千葉部長たちとの飲み会企画がじわじわとコロナが拡大しつつあることから2度にわたり延期され、そのままになっているのはご記憶に新しいだろう。

 さて、8月の末には B4 を車検に出したが、車検から戻ってきたそのすぐあとにリコールの通知が届いた。定期点検のときについでにと思いそのまま放置中。SUBARU に持ち込まないまま年を越すことになる。
 その B4 だが、先日バックするときに運転席側のドアの窓を開けて、閉めようとしたら上がり方がやたら遅い。おやっと思い、もう一度下げて閉めようとしたら、窓が上がってこない。
 これには焦った。雪でも降ろうものなら車内はトラックの荷台状態で雪まみれになる。
 何度かスイッチを押すと、少しずつ上がって来たので手でも引っ張り上げ、なんとか閉まった。
 そのあとは怖くて窓を操作していない。年明けに SUBARU または近くのカーコンビニに行かなくてはならない。やれやれ……

  Go To Heiwa-En
 話を8月末に戻すが、ほかに報告すべきことはない。
 そして9月。

PanaDoorphone お孫ちゃんが誕生し、辛い鶏肉の弁当を食べ、上旬が終わった。
 中旬には仕事の件でアルフレッド氏に電話し、その後打合せを行なった(10月末に飲む約束をしたが、コロナ感染拡大のため中止とした)。
 下旬になって原因箇所が特定された自宅の雨漏りの修繕のため、コーキング工事を行なった。火災保険の申請をしたが、災害によるものではなく経年劣化とみなされ保険の適用とはならなかった。

 10月には密を避けながら『GoTo』利用で帯広に旅行し、中旬には家のドアフォンを交換した。
 新築時から使っていたドアフォン(インターフォン)も、さすがにチャイムの音がかすれたりするようになった。
SharpKashitsuki そこで新しいものに替えたのだが、それまであまり意識していなかったが、いまや室内のモニター親機は、写真のようなタイプになっているということを知った。
 これまで使っていた、受話器タイプなんて絶滅していたのだ。

 そうそう、加湿器を買ったのも10月だった。

 加湿器は別として、なんだか寿命に伴う必要に迫られた買い替えや修理での出費が多い年であった。
 
 そして11月には蔦屋書店の中にある「江別 さいもん」のギョーザを初めて食べてみたことも申し添えておく。

SilvestriBox さて、今日の元気が出る1曲は、エネスク(George Enescu 1881-1955 ルーマニア)の「ルーマニア狂詩曲(Rhapsodie roumaine)」第1番イ長調Op.11-1(1901)。

 シルヴェストリの演奏を。






ゆく年、2020年を振り返る(1)♪R.シュトラウス/hrn協1

20190302PatrolCar  「こなもん屋」もきっと大打撃
 コロナで始まりコロナで終わる2020年。
 だが、コロナという世の中の大きな問題はさておき、今年の最後の3日間はMUUSAN個人のこの1年を振り返ってみることにする。

 なんといってもまずは仕事面での大変化である(「へんげ」ではなく「へんか」と素直に読んでいただくことを推奨する)。

 もちろんそういう仕組みなので、これまで30年以上働いてきた会社から別な会社に出向することはわかっていたが、働く会社が変わるということは(まだ籍はもとの会社にあるが)コペルニクス的転回に匹敵する大きな出来事である。

20190316Horie 『仕組み』というのは2020年度中に60歳の誕生日を迎え定年となる社員は、その前のタイミングの人事異動で出向し、原則定年後はそのままそこに再就職するのである(様子見の結果先方に断られない限り、だが)。
 ということで、名古屋2年、大阪2年の単身生活を終えて(ってわけで、大阪時代に撮った未使用写真を掲載)札幌で勤務することになった私は、今年の3月から新しい会社にお世話になっている。

 なお、出向者を対象として、出向にあたっての心構えなどを説明してくれる集合研修が2月に予定されていたが、コロナのせいで中止。方々に散っていく出向仲間と最後に顔を会わせることができなかったのがとても残念で、コロナの首を絞めてやりたい気分になった。

  元上司からのお手紙に人情を感じる
 4月には、そんな私の出向を知った元上司から手紙が来た。
 「もうそんな年になったんですね。お疲れさま」という内容で、私はそこに書かれている携帯電話の番号に電話をかけた(番号が書いてあるということは、電話が欲しいというメッセージと受け止めたのである)。
 その方(私が40歳のころ、部長だった人だ)も、もちろん年をとったが元気そうで、一度焼き鳥でも食べましょう!と約束したものの、これまたコロナの感染拡大が収まらず、年内の再会はできないまま終わった。コロナの急所を蹴り飛ばしてやりたい気分だ。

 私は今年度、町内会の役員を務めているが(回り番であり、自ら立候補したのではない)、これまたコロナで総会やら各種行事は中止。その点はちょっぴり楽だったが、もちろんそのことでコロナに感謝するなんてあり得ない。

 また今年は、コロナで躊躇したものの、歯科通院を決意
 その結果、歯抜けだった両サイドの上の奥歯が入れ歯として復活。
 もちろん違和感はあるが、よく噛めないまま飲み込んで喉つまりするようなことはなくなった。

 整形外科分野の健康状態は、あっちが治ればこっちが痛くなったりではあるものの、今年はひどいぎっくり腰や五十肩のひどい症状が再発することなく過ごすことができた。テニス肘もひどくなることはなく推移している。

StraussRHornCon そうそう、生まれて初めて『中近両用メガネ』を作ったのも今年のことだった(いままでは『遠近両用』)。

 そんなこんなで1年の前半を振り返ってみたが、こうなったら元気が出る曲を聴こう。

 R.シュトラウス(Richard Strauss 1864-1949 ドイツ)のホルン協奏曲第1番変ホ長調Op.11(1882-83)なんてどうでしょう?



もう1品は『道産牛のサーロイン』♪ベルク/アルテンベルク歌曲集

202012HospitalResult  私なりに大健闘した結果
 先週は今年最後の『血抜き』をしてきた。つまりは検査のための採血である。
 あさイチで病院に行き-その日は予約が混みあっていると電話で言われていたが、オープンした時には私1人しか患者はいなかった。なのですぐに針を刺してもらえた-、そのあと出社(でも遅刻せずに間に合う時間)。昼は『妖星ゴラス』弁当を食べ、午後に結果を聞きに行った。

 血糖値やヘモグロビンA1cといった糖尿関係の値はまったく問題なし。

 中性脂肪の値は相変わらず高値だが、前回よりはマシ(やはりこの値は前日夜や当日朝の食事に大きく左右される感じがする。ただ問題なのは、前日の夜に何を食べたかまったく思い出せないことだ)。肝臓関係もγ-GTPとASTがちょっと高いがそれ以外の項目は問題なし。

 要するに私なりに十分健康であるという結果となった。
 そして医師からも特にお咎めはなかった(尿酸値について賞賛の言葉がなかったのが残念だ)。

202012Drop 通院目的として最も重要な『薬をいただく』という任務も無事遂行し、でも調剤薬局で売られていたスーパーでは見かけない(でもAsahiだ)「濃ーいみかん」というドロップが濃そうでおいしそうだったので、衝動買いしてしまった。

  来月の昼食をいまから思案する
 この日の体重測定では60.5kgだった。私の体重が、である。

 ということで、水曜日は 昼食用に Kiosk でまたまた「銀鮭弁当」を買ったものの、病に倒れた場合に体力がないと弱るのも速いだろうからもう少し体重をアップさせるべきだと考え(でも、大阪の医者はこんなことを言っていた。いやいや、この日はとてもおなかがすいていたという単純な理由だ)、弁当の副菜として昼前にセブンイレブンでおにぎりを1個買ってしまった。その結果、銀鮭と道産牛のコラボ企画が即席で出来上がってしまった(でもやはりこれは食べすぎだろう)。

20201223Onigiri1

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 この日帰宅すると歯科医院からはがきが来ていた。
 内容は「1月あたりにおいでになったら?」というお誘いだった。

202012Postcard_DC

 次回はまだまだ先だと思っていたが、時が経つのは早いものだ。
 やはり歯科通院のあとは東急百貨店で天丼を購入すべきだろうか?
 それともESTAのおこわ弁当の、次回はフルサイズあたりを目指すべきだろうか?

 来年の話だが、いまから十分検討しなければならない。

Zemrinsky 届いたはがきは文字だけのものだったが、ベルク(Alban Berg 1885-1935 オーストリア)の「ペーター・アルテンベルクの絵はがきの文による5つの管弦楽伴奏歌曲(5 Orchesterlieder nach Ansichtskartentexten von Peter Altenberg)」Op.4(1912)を。

 通称「アルテンベルク歌曲集」と呼ばれる作品で(ベルクが「アルテンベルク」って、偶然であってしゃれではない。きっと)、5つの歌のタイトルは、「魂よ、おまえはいかに美しいことか」「雷雨のあとの森をお前は見たか(君は夕立のあとの森を見たか)」「すべての極限を超えて」「何もやってこない(私の心に訪れるものはなく)」「ここに安らぎがある」。

 はい、今回も私が持っているCDは廃盤という結果が待っておりました。
 「最近、そういうこと多くない?」って?

 だって、最近新たにCDを買ってないんですもの……

むかしの札響公演パンフを画像データ化してご紹介♪第146回定期演奏会

 ※ このシリーズを始めたきっかけについてはこちらをお読みください。

  会場全体がドヨ~ンとした空気に包まれていたと思うのは、、、私だけですね、きっと
 この日の演奏会のことはよぉ~く覚えている。

 それは感動したとか興奮したとかすばらしいメロディーに出会ったとかいうプラスの思い出ではなく、なんとつまらなかったっことかという記憶である。

 実際、なんであんなに退屈したのだろう?
 不思議なくらい私は演奏に魅せられなかった。

 この数年後に「スラヴ舞曲」をエアチェックしたときには、とても好きな曲に異例の速さで昇進したのに、なぜ生で聴く貴重な機会だったにもかかわらず、曲の片鱗すら心に響かなかったことが謎だ。

 そしてまたホルンのソリストが愛想っ気も何もない、見た目はカタブツって感じで、「音楽やってるのが楽しいのかな、この人?」って、私は一目で得意じゃない人というレッテルを貼ってしまった。
 独奏者としてはこのときの来日が日本デビューとなるとプロフィールに書いてあるが、その後私はハンス・ピツカという名前は目にしていない。デビューは失敗だったってことだろうか?

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 にしても、“深い悲しみと新たなる決意を秘めた感動のCD-4特別録音”ってすごいな(7ページ)。
 オイストラフやフデチェックがヴァイオリニストだと知らない人が読んだら、この2人のことを録音技師と思うだろうな。

HaydnMHorncon ミヒャエル・ハイドン(Michael Haydn 1737-1806 オーストリア)のホルン協奏曲ニ長調P.134

 写真を載せた、私が聴いているCDは廃盤。







「新しい生活様式」ならぬ「新しいX'mas」♪サティ/いやな気取り屋……

20201224b  やはり能力不足を感じる NAP
 おとといはクリスマスイヴであった。と同時に、イエス様とは関係ないがその日は友引だった。

 私は在宅勤務の日で、午前中はN.ヤルヴィが指揮するチャイコフスキーの「くるみ割り人形」のSACDを聴いた。

 やはり SACD(SACD だけじゃなくて CD でも)は、ハードディスクに取り込んだ flac ファイルをネットワークオーディオプレーヤー(NAP)で再生するよりも音がよい。音場の広がりが違う。息づかいに余裕がある。

 もっともこれは flac というファイル形式が悪いのではなく、たぶん(というか間違いなく)私が持っている NAP の力不足によるものなのだ。逆に言えば、私が持っている SACD プレーヤーがなかなか優秀だってことでもある。ああ、もっと良い(要するに圧縮ファイルを楽々と演算して元に戻して再生してくれる能力を持った)NAPが欲しい……

  マジックソルトを使ってみた
 で、夫婦2人で過ごすクリスマスってことで、ケーキはデコレーションケーキを予約するなんてことはせず、いちごショートケーキに(昼ころに妻が野幌の「樹里庵」で買ってきたが、ショーケースの中にあったのはこのいちごショートのみで、しかも4個しかなかったそうだ)。
 モスチキンを予約することもなく、生のレッグを自分で焼いてみた(オーブンレンジの庫内が汚れると厄介なので、魚焼きグリルを使用)。
 私はマジックソルトのペッパー味とおろしにんにくを混ぜ、それを太ももからすねへとオイルマッサージ師のごとく塗りたくって、そのあと弱火で焼いたのだった。

20201224a

 で、完成品の写真は……撮り忘れました。。。

 ってことで、コロナとは関係ないがクリスマスの過ごし方も変わった2020年だった(って、単身赴任していた去年は大阪で1人で過ごしてたわけだから、実はもっとクリスマスっぽくなかったんだけど……(こんなのコンビニで買ったし))。

SatieTakahashi サティ(Erik Satie 1866-1925 フランス)の「彼の脚(Ses jambes)」。
 ピアノ曲「いやな気取り屋の3つのワルツ(3 Valses du precieux degoute)」(1914)の第3曲である。









爺2人と婆2人、計4人の思惑の恐るべき一致♪ハイドン/Sym31

202012Signal_toy  チキンはいつ食べてもおいしいけれど……
 メリークリスマス!である。

 ワイドショーが毎日毎日コロナがどうだの医療がどうだのと、そしてニュースでは連日「今日の新たな感染者数は〇〇〇人です」などと言っているが、これだけ繰り返し繰り返し同じことを耳にしていたなら健全な精神の持ち主だって鬱っぽくなるに違いない。

 言ってること、報道されていることはウソではないだろうが(『コロナの話は全部うそ!』書かれた横断幕を持って立っていた人を、先日札幌駅近くで見かけたが)、どうも誇張されている感はぬぐえない。
 不安を煽って、さらなる情報が欲しけりゃもっと観てくれと、とどのつまりは視聴率稼ぎが目的。
 少し前から、私はニュースも含めてそういう劇場風報道は観ないようにしている。
 私は私で感染予防に努めるだけ。そう、ただそれだけ。

 って長くなったが、そんなご時世でも、メリークリスマスである。
 チキンを食べてたんぱく質を吸収し元気をつけましょう!
 ケーキを食べて糖質を摂取しパワーを確保しましょう!

 ところで、釜めしの記事で急きょ新札幌の商業施設に行かなければならなくなった切羽詰まった事態を報告したが(いや、釜めしはそのついでだったから言い方が逆か)、実はその数日前にそこで買ったお孫ちゃんへのクリスマスプレゼントを急きょ交換しに行ったのだった。

 なぜ交換する必要があったのか?

 お孫ちゃんのお母さん(つまり息子の配偶者。以下、お嫁さんと称す)に「孫介(仮名)に、これこれしかじかの知育のおもちゃを買ったよ」と妻が電話すると、なんということでしょう!お嫁さんのご両親もまったく同じものを買ったという連絡が来ているというではないか!
 宝くじの1本も当たったことがないのに、いや宝くじどころかお年玉付き年賀はがきでここ数年は切手シートすら当たらないのに、こんなことで大ヒットするとは!恐ろしいほどの確率ではないか!

 ということで、私たちからのプレゼントを急きょ変更することになったのである。
 なお、その帰りに江別の蔦屋書店に寄り-ここの「暮しの棟」にも子供向けのおもちゃが置いている-孫介はともかく、自分が心惹かれた信号機も買った。
 生後半年にもなっていない孫介はまだ何もわからないだろうが、この『光り物』も孫介にプレゼントする。

 以上、みなさんよいクリスマスを!

HaydnSymCompDorati ハイドン(Franz Joseph Haydn 1732-1809 オーストリア)の交響曲第31番ニ長調ホルン信号(Mit dem Hornsignal)」Hob.I-31(1765)。

 ホルンのファンファーレが多いことからつけられた通称だが、別名「狩場にて(Auf dem Anstand)」だったりもする。


妖星ゴラスのごとく赤く……♪石井歓/シンフォニア・アイヌ

20200831Okonomi  私にお断りも案内もなく……
 久しぶりにセブンイレブンの弁当コーナーを訪れ、私は衝撃の光景を目にしてしまった。

 私の脳内にその内容やおかずの配置までインプットされている(もちろん食感や味も)、あの「お好み幕の内」に変化が起こっているではないか!
 自称「お好み幕の内」評論家の私の存在を無視するがごとく、あっさりとマイナーチェンジされてしまい、ちょっと心に空洞を感じてしまった(疎外感ってやつかしら?)。
 いや、「銀鮭弁当」に心を奪われていた最近の私に対して、隙を突いてきたとも言える。

 上の写真が今年、ずいぶんとお世話になってきたこれまでの「お好み幕の内」である。

 それが今回、このように変っていた。

20201221Okonomi1

 まず、驚かされたのが白魚のような指の先にできた血豆を思わせる赤い斑点である。
 日の丸弁当?
 いや、違う。梅ではない。これは明太子である。まるで妖星ゴラスのようだ。

 で、ほかにも変化がある。
 あなたが見やすいように、そして私が食べられるよう、ふたを取ってしんぜよう。

20201221Okonomi2

  玉子をはさんで魚系と肉系が対峙
 肉巻きフライがちくわの磯辺揚げに替わっている。さらに塩サバの切り身の厚さがほぼ半分になっている。そこで浮いた分を妖星ゴラスに充てたようだ。

 玉子焼きの配置が変更になり、から揚げがハンバーグの隣に引っ越した。

 『妖星』というのは良くないことが起こる前兆と信じられた不吉な星のことだ。

 まさしくこの北海道産米の上にある赤い星は、凶事を暗示していた。
 そう、ハンバーグの甘いジェル状のソースがから揚げを汚していたのである。
 これは残念だった。

 なお、肉巻きフライがちくわの磯辺揚げに替わったことにより、デラックス度が3ポイントほどダウン(満点は100ポイント)。ただし、全体としての「お好み幕の内」ワールドとしては以前のものとほとんど違いは感じられなく、コスパの良い幕の内である地位は保っていると考えられた。

IfukubeRitmica1961Live 1962年公開の映画「妖星ゴラス」の音楽を書いたのは石井歓(Ishii,Kan  1921-2003 東京)。

 その石井歓が書いた「シンフォニア・アイヌ(Sinfonia Ainu)」(1958-59)は、ここに書いたように、ぜひとも再演&(ステレオ録音での)CD化が望まれる作品だ(個人の感想です)。

 ウポポイ開業の記念イベントの一環として札響が演奏&録音してくれないかなぁ(個人の欲望です)。

 えぇっ!?「シンフォニア・アイヌ」のCDは取扱いなしだって!?
 やれやれ……

 あっ、メーリークリスマスいぶ!

抜本的な改革に踏み切らなかったと言われても……♪ルジツカ/Abbruche

MakiShowaKaitai  根っこは別なところにあるのでは?
 電子書籍で小檜山博の小説を買ったのに、いまだに手をつけられて(読み始めて)いないでいる。

 先日、来年度以降、国がJR北海道に対する支援を拡充する方針を発表した。
 ただでさえ営業状況が悪いのにコロナ禍で追い打ちをかけられたものの、JR北海道の改善努力は認められるということからの決定である。まずは一安心だ。

 それと同じころ、「YAHOO!ニュース」にある論説記事が載っているのを目にした。
 “「コロナ赤字で急浮上」JR北海道とJR四国が消滅する日は近い”というもので、「PRESIDENT Online」の記事である。

 その内容は、タイトルのとおりJR北海道とJR四国が、ただでさえ経営状況が悪いのに、コロナがそれに追い打ちをかけ経営破綻の危機に瀕しているというものだ。

 関係者の話としてその原因をいくつかあげているが、「(これまでに)赤字路線の廃止に踏み切れなかったこと」だのなんだの、経営改善に向けた努力が足りなかったというようなことが書かれている。

 確かにそれもあるかもしれないが、もっと根本の大きな問題があるはずだ。

P1070111 この記事に対して寄せられた多くのコメントでも指摘されているが、北海道(や四国)は圧倒的に乗客となりうる人の数が違うのだ。数分おきに10両編成の電車が走っているのにどの電車もそれなりに利用客がいる首都圏と、15分に1本の3両編成の列車でもスカスカのことが多々ある札幌圏と、どうして一緒に論じることができるだろう?
 これだけで、民営化のときの分割単位自体に問題があったことは明らかだ。

 経営改善のためにコストを削減した結果、保守がおろそかになり事故が多発してしまったり、鉄道会社なのに新しい特急車両を導入できないでいるありさまだ(私は特急「オホーツク」のボロボロの車体を見るたびに、石北峠あたりで突然エンストしてしまわないのだろうか?と心配になる)。除雪に対する費用や降雪による運休の損失だってハンパない。

 乗る人がいないのだから改善するにもかなりの限界がある。そしてまた鉄道以外の事業(ホテルや商業施設)はコロナで観光客が減り、大打撃を受けている……。
 北海道という先行きが見えない過疎地を分割の1単位にしたのは間違いだった。その責任は国にある。国が援助することは当然と私は思う。

RuzickaVa ってなことで、もう一度「昭和解体」を読み始めた。
 国鉄分割・民営化のドキュメントだ。
 だから小檜山博の「雪嵐」を読むのは先送りとなったのである。
 オディールさん、ごめん!(って、謝る必要はないけど)

 ルジツカ(Peter Ruzicka 1948-  ドイツ)の「解体(Abbruche)」(1977/78)。

 このような曲だが、私が持っている写真の CD は廃盤のよう。他の音源もないようだ。

Ruzicka_Abbruche1

Ruzicka_Abbruche2

Ruzicka_Abbruche3

 紹介したのは間違いだったようだ。だが、私は責任は取らない……

 全然関係のない話だけど、最近ハズキルーペのコマーシャルを見かけないような気がする。
 いや、気にしてるわけではないけど……

岩見沢の名物といえば?……♪ブクステフーデ/甘き喜びのうちに

20200825Shinsatsu02  私に何が起こったのかはさておき……
 先週の金曜日は急きょ新札幌の某店舗に行かなければならない切羽詰まった状況に置かれたので、急きょ有給休暇をとり、急きょ車で新札幌に行った。このようなワザを『トリプル・キューキョ』という。

 その、私(ならびに私の妻)にとって切羽詰まった出来事とは何かについての報告は、みなさまへのクリスマス・プレゼントとして今日のところはナイショッ!にしておくが、たぶんこの話を聞いたらみなさまの多くは「な~んだ、そんなことか」と、私に対して「鶏の骨でものどに詰まらせて苦しめ!」と呪いの言葉を浴びせるに違いない。

 さて、昼過ぎに無事切羽詰まった出来事は切羽つまらない状況へと解決し、さてたまには昼ごはんは外食にしましょうか、そうだ、すっごく好きってわけじゃないけど、なんだか今日は「開高」気分となり、DUO1 の5階にある「開高」に行った(今回は妻と一緒ではなく、私の単独行動)。

 混んでるとまでは行かない状況だったが、想像していたよりも客がいて(そりゃ12時過ぎの昼食ピーク時だものね)ちょっと躊躇したものの、カウンター席のいちばんはじが空いていたので、そこにしようと思ったが、そのときに声高に話をしながら男子高校生軍団がやってきて、隣のお好み焼き屋の前で入るか入らないかの議論を始めた。お好み焼き屋の入り口の横が、「開高」のカウンターのはじの席なのだ。

 じきに高校生たちはお好み焼き屋に入るのだろうが、私はそこですっかり意欲を消失し、下りエスカレーターに乗った。
 そして、JR新札幌駅の Kiosk へと向かった。
 駅弁を買うためである。

  新札幌駅には駅弁はありませんが……
 ここの Kiosk で岩見沢の駅弁である「釜めし」が売られていることは知っていた。
 ラーメンをあきらめた私は、かねてより気になっていた「釜めし」を買って、全然密でない家で食べることにしたのだ。

 買ったのは「とり釜めし」。情報によれば「えび釜めし」と「ほたて釜めし」もあるようだが、この日新札幌の Kiosk にあったのは「とり釜めし」2個のみ。

 そしてまた、私は駅弁と書いたが、これは厳密には駅弁ではない。
 岩見沢の冠婚葬祭料理店(つまりは仕出し屋?)「花扇」で作っているもので、駅弁とは一言も書かれていないがJR岩見沢駅のなかの観光案内所で売られているという。

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 容器はむかしの釜めし駅弁を思い出させる陶器製。

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 冷蔵ケースの中に置かれていたので、このまま500Wで1分ほどレンジアップ(アツアツが良ければ2分~2分半かけたほうがよいだろう)。

 ふたをあけると、

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 なんだか幸せな気分になる眺め。

 味はというと、甘辛いどこか懐かしさを感じる味。つまり、やや濃いめのしょうゆ味と甘めのバランスが絶妙で、私としてはとっても好きな味。人によっては甘すぎると感じるかも。

 鶏肉も軟らかく、口の中でほぐれる。
 この弁当は1,080円だが、陶器の容器代を考えると、料理そのものにかけられるコストはかなり少ないはず。それでこのクオリティーの高さは賞賛に値する。

BuxtehudeOrgan このようなチャンスを与えてくれた、ラーメン屋から私を追い払うことになった高校生たちに感謝したい。

 ブクステフーデ(Dietrich Buxtehude 1637頃-1707)のコラール前奏曲「甘き喜びのうちに(In dulci jubilo)」H.4-3-14,BuxWV.197を。






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