新・読後充実度 84ppm のお話

 クラシック音楽、バラを中心とするガーデニング、日々の出来事について北海道江別市から発信中。血液はB型かつ高脂&高尿酸血症の後期中年者のサラリーマン。  背景の写真は自宅庭で咲いた「レディ エマ ハミルトン(2024年6月22日撮影)。 (記事にはアフィリエイト広告が含まれています)

“OCNブログ人”時代の過去記事(~2014年6月)へは左の旧館入口からどうぞ!

2020/04

もはや不要不急とは言えない。だって2か月ごぶさたですもの♪WAM/p協10

20191112HIgashiGinzaSTA2  失礼なことではなく、キョウビの常識
 こんなご時世だから、「特に用もないけどショッピングに」なんてことは、もちろんしていない私。
 だが、日常生活なかでがまんできそうでいてできないこともある。

 ってことで、土曜日は理容室に行ってきた。

 絶望的にすいているか、とんでもなく混んでいるか判断がつかなかったので、なんと1週間ほど前に予約の電話を入れた。
 その際店主は「いま、神経質になってます。ですから、MUUSAN、調子が悪くなったら電話ください。当日決して無理しないでください」と言った。
 要するに、体調不良なら来るなってことだ。

20191111Tamachi ふつうなら「失礼な!」ってことになるが、いまなら「そりゃそうだ」としか言いようがない。
 もし新コロが発生したら、その日から収入が途絶えてしまうわけだから、神経質になるのは当然なのだ。むしろ、キャンセル歓迎という方針を打ち出してくれて、こちらもありがたかった。

 店主はいつもマスクをしているし、実際いかにも神経質そうな人なので、日ごろから衛生面にはかなり気を使っている。もし感染が起こるとしたら、ほぼ100%客からってことになる。

 当日の朝の私の体温は36.5度。
 問題はないと思われたので、電話をせずに、店に向かった。
 ドアを開け、聞かれもしないのに私が店主に言ったのは「36.5度でした」。

 ということで、2か月ぶりの散髪を無事終えたのだった(もう2か月が限界だ。それでもよくここまで私はがまんしたものだ)。

MozartPfConPerahia

 なおこのお店、夫婦2人でやっているのだが、この日も予約はいっぱいのようだった。

 そしていまの店主の悩みは、東京在住でGWにこちらに帰ってくる人から予約の電話が入ったってことだそうだ(だからイメージとして写真を載せた。最後の最後まで説明しなくてごめん)。

この日は705kcalの三色にしちゃった私♪メシアン/鳥たちの目覚め

20200417PL_Sansyokudori.JPG  血糖値のことは関係ありません
 金曜日は朝食が遅めだったので-というのも、新型コロナ・シフトで、これまでに在宅勤務に加え、出勤日でも半日勤務という日もできたのだ。で、この日の私は午後から出勤だったのである-、出勤する前に-それは12時ちょっと前のことだった-いつものKIOSKに立ち寄って買った弁当は、ちょっとミニサイズのもの。私にとって初購入の商品である。

 「三色鶏弁当」だが、三色鶏・弁当なのか三色・鶏弁当なのかと問われれば、私は後者ではないかと思っている。だって鶏が三色じゃないもの。黄色は玉子だし、右側(ちょうど隠れているが)のひき肉そぼろは鶏肉かもしれないが、茶色なので中央の鶏肉-照り焼きではなく衣がついている-と同じ色だ。ってことは、黄色、茶色、紅しょうがの赤の三色と考えるべきじゃないのか?

 って、うるさいなぁ。

 味はどうかっていうと、上に書いたように中央のメイン・チキンが照り焼きではなく衣付きで、この「鶏めし」のようにちょっとチープな味わいなのが残念であった。

 やはり札幌で充実した鶏の弁当を食べたいなら、少々高くつくがこれしかないだろう(ただ最近、セブン、ローソン、ファミマの弁当を全然チャックしてないので情報不足の私である)。

 鳥といえば、在宅勤務していた木曜日。
 今年初めてのポーポーちゃん、いや、キジバトの鳴き声を耳にした。今年は早いかも。

MessiaenHaikai メシアンの「鳥たちの目覚め」でもいかが?

   メシアン: 管弦楽作品集(同一音源盤)

 で、もうお気づきだと思うが、この弁当、ヤマザキ製である。
 いえ、だからなんだってことはないですけど……

 にしても、札沼線、いきなり17日がラストランになるとはね……

高くなったのはHな動画の観すぎではありません♪DSch/みだらな眼差し

20190425CTSramen2  かけラーメン=素ラーメンってことです
 人間ドックの結果報告をしなければなるまい。

 札幌で受診するのは9年ぶり。いやいや、健診センターの場所が9年前と変わっていて隔世の感があった。

 通院中(服薬中)の高尿酸血症、高中世脂肪高中性脂肪、頻脈、高血圧の数値に関しては、安定したロングセラーって感じだが、昨年に続き空腹時血糖が117と基準範囲の99までを超えていた(昨年は111)。
 在宅勤務だった前日の昼に、家で菊水の麺と西山のスープでラーメン(それもトッピングがネギだけの『かけラーメン』)を作り、ご飯と一緒に食べたのだが、この『炭水化物セット』が尾を引いたのかもしれない。

20190425CTSramen3 話は飛んでしまうが、世の中がこんな状況になり、新千歳空港を利用する人が超激減しているのは連日の報道のとおり。「ちとせラーメン」(写真は1年ほど前、はじめて「ちとせラーメン」を利用したときに撮影したもの。これを機に私は「ちとせラーメン」ファンになった)はどうなっているのだろう?心配だ。
 なお、「ちとせラーメン」のメニューには『素ラーメン』が存在する。

  勝手にハードルを上げないでいただきたい
 話を着地させるが、糖関係のもう一つの指標であるヘモグロビンA1cだが、こちらは5.7で昨年と一緒。
 ところが大阪で受診した昨年はこれで“異常なし”だったのに、今回は異常値とみなされた。
 なぜだ?

 なんと、昨年の説明書きでは正常値は4.6~5.9となっているのに、今年の基準を見ると5.5以下が正常となっている。札幌はヘモグロビンに優しくないのか?

 胃炎の痕が残ってますが問題ありません(胃内視鏡検査)、肺に異常はありません(胸部レントゲン)、おなか周りも82cmなのでメタボではありません。と、この歳にしては褒められるほどではないが、非難されるほどひどい結果ではない。

 問題はエコー検査。むかし、ここ札幌での検診で『膵管拡張』で引っかかり、再検査で超音波内視鏡を飲み、さらに翌年もひっかかり再び訪れ病院で医者に嫌味を言われた(&こことか)苦い経験がある(その翌年以降は現在至るまで、帯広、名古屋、大阪では無事通過)。

 左腎のう胞が3個(21mm)。去年は同じく3個でmax19mmだったので、まあ現状維持って感じか。

 そして、新たな病変が発見された。
 胆のう腺筋症ってものだ。頚部9mmだという。でも医者が言うには、ちょっと皮が厚くなっているもので心配ないという。ほっ!
 そして膵臓や肝臓も、とりあえずはなんでもなかった(でも肝臓はあいかわらず『ファッティ・レバー』)。

  疲れ目とかと関係あります?
 いちばんイヤな感じの新規要精検項目は『眼圧』である。
 正常値は7~21mmHgなのだが、今回の結果は左右とも24。
 去年は右が17で左が16。いやいや、眼圧でとやかく言われたことなどいままでなかった。
 医者は「あぁ、両方とも高いね」とのんきな言い分だったが、保健師は「緑内障とかが起こる心配もあるので眼科でもう一度調べてくださいね」と私の不安心に圧力をかけてきた。
 これは長く放っておかずに行かねばなるまい。

ShostakovichMichelangelo ショスタコーヴィチ(Dmitry Shostakovich 1906-75 ソヴィエト)の「みだらな眼差し」を。

  16時間以上絶食したあとの楽しみは……
 さて、この日は昼食を申し込まなかった。いろいろと総合的に判断した結果である(たいした検討ではないが)。
 検診のすべてのプログラム(体重測定から保健師の指導まで)が終わったあとに何を食べようか、私は数日前からいろいろと夢みていた(当然遅めの昼食になるが)。

 菅家の岡本ラーメンにするか?(当初案。前日お手製のかけラーメンを食べたので、この時点では候補から外れていた)
 ハゲ天の天丼も捨てがたい?
 四川飯店の担担麺は内視鏡検査あとの胃にはかわいそうすぎるだろうか?
 だったら、もうタイムサービスはとうに終わっているが、八雲のかしわせいろがベターかも?

 が、迷った末、飲食業界にはすまないと思うが、このようなときに(ふだんしない)外でのランチをあえてするのはやめた方がいいとの思いに至った。

 で、そのまま家に帰り、その途中にセイコーマートで『カツ丼』を買ったのだった(新発売の「デミソースバーグ丼」とかなり迷った)。

 「期限の時間を迎える少し前に売れて良かったね」と、私はすごい善行をした気になった(食品ロス回避に貢献)。

20200415HotChef

20200415HotChef2

 久しぶりに食べたのセコマのカツ丼(大阪から戻って初)は、なんだか懐かしい味がした。

 今回のドックの問診票では、喫煙の有無の項目で“やめた”にチェックを入れたのだが、結果のコメント欄に“禁煙を継続しているようで、これからも続けましょう”と賞賛かつ激励の言葉が書かれていた。
 禁煙してからまだ10か月半しかたってないのになんだか申し訳ないような気になった。

『田園地帯へコロナ疎開』って話ではないけれど♪ディーリアス/牧歌

20190909Memuro  2週間経った?
 いま、接したくない人 。
 それは、この曲 ↓ の登場人物ではないでしょうか?

 ディーリアス(Frederick Delius 1862-1934 イギリス)の「牧歌-私はかつて人の多い都市を通った(Idyll - Once I passed through a populous city)」。

 ソプラノとバリトンの独唱、およびオーケストラのための作品で、詞はW.ホイットマン。

 上の写真は牧歌が似合う風景のイメージである。

 下の写真は私が持っている「牧歌」のCDだが、現在は入手が難しいようだ。

Delius Mass

 今日は以上で終わり。

薬味を入れるって発想、なかったなぁ♪シューベルト/未完成

Miura_Dokumugi  家の中がひどくにおいそう……
 「ひつじが丘」の次に読んだ三浦綾子作品は「毒麦の季」。

 表題作の他、「尾灯」「喪失」「貝殻」「壁の声」の計5作が収められた短編というか中編集である。

 先日触れたジンギスカンについての記述は「喪失」のなかに出てくる。

 六時を過ぎて、ジンギスカン鍋をつつきながらの夕食が始まった。紘次郎も守幸も、ビールをよく飲み、マトンをよく食べた。
 「おねえさんのタレはおいしいな。ニンニクの量が実にピタリと決まっていますね」
 じゅうじゅうと、羊の肉から絶えず脂がしたたり、鍋のまわりのくぼみにたまった。文恵はタレのうまさをほめられ、こんなひと時こそ幸せなひと時ではないかと思った。

 ニンニクの量がピタリとはまってる?
 そうなのだ。タレそのものも手作りなのかどうかはわからないが、文恵はタレにニンニクとショウガを調合したのだ。

 上の箇所のより前に、次のような記述があるのだ。

 ……ジンギスカン鍋の料理だから、それほどの手間は要らない。ピーマンを四つ割りにし、長ねぎを大きくぶつ切りにし、あとはモヤシをビニール袋から出して、簡単に洗い、タレに入れるニンニクとショウガをおろせばいいだけだった。

 そっか!ジンギスカンのタレにニンニクやショウガを入れると、またひと味変わるってことか。
 やったことなかった。いや、考えたこともなかった。
 考えてみれば、焼肉店なんかではおろしニンニクが置いてあるのを当たり前のように目にしていたのに……
 今度試してみよう(って、ウチの場合は味付けジンギスカンを買うことが圧倒的に多いので、あまりタレは使わないんだけど……)。
 それはそうと、タマネギは使わないところが気にかかる。

MiuraAyako_Bitou  便意じゃありません。脱肛です
 さて、この本に収められたどの作品も切ないものばかりだし、やっぱり多くのおかしな人物が、もはや私の感覚では《期待通り》登場してくれる。

 にしても、「尾灯」は1年後に定年を控えている私にも身につまされる、そして気をつけねばならないとためになるところがあった(気になる方はこの部分だけじゃなく、最初から小説を読んでみてね。読んだ際に誤解してほしくないんだけど、私は気をつけるって言うのは脱肛のことじゃないですからね)。

 再び「ひつじが丘」に話を戻してすまないが、ジンギスカンと曲が結びつかないのでやむを得ない措置と許していただきたい。
 「ひつじが丘」の中に、こんな一節がある。

 「さあ、おひとついかが?これを飲んで、そして未完成交響楽のレコードでも聞いて別れるなんて、ちょっと気が利いてるじゃない?」
 輝子はさばさばした口調で言った。

Schubert05Bruggen この輝子っていうのもかなりの性悪女なのだが、それはともかく、未完成の交響曲というのは少なからずあるもの『未完成交響楽』と称されるものといえば、シューベルト(Franz Schubert 1797-1828 オーストリア)の交響曲第7番(旧8番)ロ短調D.759(1822)である。

 なぜ、未完成交響楽のレコードを聞いて別れるのがちょっと気が利いているのか私にはわからない(映画「未完成交響楽」にそんなシーンでもあるのだろうか?)。
 そしていまでは「未完成交響曲」と言うことはあっても「未完成交響楽」なんて言う人はいないと思うが、まっ、この小説が書かれた時代を反映しているということだろう。


こんなときだけど(だからこそ?)点検に行ってくる♪サティ/犬のための~

20190905ShinOsaka  安全地帯か?安全とは言い切れない場所か?
 いや、こんなときだからこそ行くべきだとも言える。
 胸部X線写真に関していえば、だが……

 実は今日、私は人間ドックの受診日なのである(写真はイメージである。ドックじゃなくてドッグではあるが。それにしてもドッグちゃんたちは私よりも高級な牛肉を食べているってことか……。この写真は昨年の秋、新大阪駅の新幹線改札内で撮った)。

 例年4月の頭に受診しているが、今年はなんやかやで4月の中旬に。
 けど、当初は5月まで空きがないと言われていたのだ。しかし、幸運にも(とそのときは言えたが、いや、いまも言えるのだろう)1つだけ空きが生じて、4月中の予約がとれたのである。

20200412Sainyo 札幌でのドック受診は9年ぶりである。
 その間にシステムが変わり、尿も自宅で採ってキャップ付きの容器に入れて持っていくことになっていた(キャップ付きでないとたいへんなことになるし)。これで、現地でおしっこが出なかったらどうしようと心配する必要がなくなった。

  抱えている問題箇所は非内科系ばかり
 私がいま気になっている、もしくは気になっている以上に現実的苦痛を与えられている体の不調は数多い。ここに列挙したように、腰の痛み、右肩の痛み、下の前歯の痛み、両方の上の奥歯の消失、左足甲の感覚麻痺、左足首の捻挫風の痛みと腫れ、右足首から指先にかけての痛み、と7階建ての百貨店のようだ。
SatieTakahashi でも、これらすべてがドックの検診項目とは関係なくて、健診センターの誰もが尋ねてくれないのが悔しい。

 サティ(Erik Satie 1866-1925 フランス)の「犬のためのぶよぶよとした前奏曲」と「犬のためのぶよぶよとした本当の前奏曲」(Preludes flasques pour un chien/Veritables Preludes flasques pour un chien:1912)を。

 今回は昼食は申し込まなかった。
 何をどこで食べようか?
 けど、飲食店に行くことは控えるべきだろうか?

その機能は使わない。だって汚れちゃうから♪ペルト/至福

202003Fukuza_Card  確かに私は美しい(だろう)が
 先月のことだが、恵庭の「cafe 福座」というところに行ってきた。
 妻が調べて見つけたのだが、単なるcafeではなく雑貨も置いてあるというのが、妻を「目指せエニワ!」モードにしたのだった。

 そのころはすでにコロナ、コロナと世の中重苦しい雰囲気がまん延しており、外食産業はどこもかしこも客足が遠のきはじめていたようだが(報道によると)、この店は12時を少し過ぎたころから次々とお客さんが訪れた。
 雑貨を買いにではなく、食事を食べるために、である。

Fukuza4.JPG 私は『ハーブチキンのグリル 美人プレート』が食べたかったが、確かに自分は美人というか美男子であることは当選確実で注文するにふさわしい人物であるとは思うものの、すでにみなさんご承知のとおり、上の奥歯がなく肉塊を噛むのが自由自在ではないので外食産業の店舗においてはこのようなメニューを注文するのは躊躇してしまい、『手ごねハンバーグ男爵プレート』にした。
 あとから知ったことだが、このハンバーグを食べに遠方からわざわざやって来る人も多数だという。なので、私は不幸中の幸いって結果になったことになる。

 で、実際このハンバーグ、とてもおいしかった。
 ハンバーグそのもののジューシーさ、酸味のバランスの良いデミソース、そして野菜もどれもがシャキシャキで美味!

 で、妻はというと『ハーブチキンのグリル』を頼んだのだが、おすそ分けしていただいたチキンは外がパリッ、なかはジューシー。これまたうまい!

 どうしたらこんな風に焼けるのだろう?
 そうつぶやいたら、妻が「オーブンを使うとこういうふうに焼ける」と言う。
 「じゃあ、ウチでも今度、オーブンを使って鶏肉を焼いてみよう」と提案したら、「オーブンレンジの中が油で汚れるからヤダ」と言われた。

 おっしゃることはごもっともです。
 反論?いえ、ございません。
 私も油でギトギトとなった庫内を掃除するのはいやです。

 ということで、「福座」の店内の写真をのせておく。

Fukuza2.JPG

Fukuza1.JPG

Fukuza3.JPG

 ペルトの「至福」を。

Part (2)




 






えっ?成績が良くて清楚なあの子が変態?♪ビーバー/羊飼娘

Aku_no_Hana1  なぜか“羊ヶ丘”じゃなく“ひつじが丘”
 ご報告が遅れたが、三浦綾子の「ひつじが丘」を読み終えてから、すでに2週間ほど経った。

 この作品にもどうしようもない人間が登場するし(筆頭は良一)、まじめで《できた》女性かと思いきやじつは変態じみていたって女性も出てくる(奈緒実)。

 何回も言うが、三浦綾子という作家は歪んだ人物を描くのがたいへんうまい。その歪みは小説ゆえに強調されているところはあるが、人間だれしもが大なり小なり持っているものである。

 ところで「ひつじが丘」だが、札幌の羊ヶ丘が舞台というわけではない。

 物語の終盤に、奈緒実と竹山(さっきからそいつら誰だと思っている方もいるだろうが、個人名はあまり気にしなくてよろしい)が『ひつじが丘』に行く場面がある。

 「ええ、そうですわ。今こうしてひつじが丘に来て、沢山の羊を見ていますと、ストレイシープ(迷える小羊)という言葉が思い出されてなりませんの」
 竹山はうなずいた。そうだ。人間たちこそこの羊たちより、もっともっと愚かな迷える存在なのだと竹山は思っ

biber ビーバー(Heinrich Ignaz Franz von Biber 1644洗礼-1704 ボヘミア)のソナタ「羊飼娘(La Pastorella)」を。

  でも、いまはこの曲のCDはないみたい。
 それなのに取り上げた私は愚かな迷える存在なのかもしれない。

 このあと奈緒実と竹山の2人は羊たちを見ながらジンギスカンを食べた、って行為には至らなかったことを申し添えよう。

 ジンギスカンについては、この次に読んだ本に出てきたのだが、その話は別の日にあらためて。

Akunohana_Saeki  実はめんどくさそうな奈々子
 そうそう、「この人が変態?」って意外な展開といえば、押見修造の「惡の華」もそうだ。

 成績優秀で見た目もかわいい佐伯奈々子。でも、この子、誰よりも変態だと思う(何のことだって?いえ、独り言だと思ってください)。

 押見作品では、“究極の毒親”を描いた「血の轍」を最近買った(電子書籍)。最初は第1巻と第2巻の2冊。

 言われているように、確かに傑作のにおいがする。

 が、この不気味さは現在の世の中の状況の中では、気分がますます滅入りそうだ。なので続きは『落ち着いてから』購読することにした。

Chi_no_Wadachi

5月6日を待たずに歴史に幕?♪チャイコ/憂うつなセレナード

20200411Doshin_SasshoLine  世の中の状況により事情がさらに変わる?
 おとといのブログ記事で、札沼線の最終運行(5月6日)のことを取り上げたが、昨日の北海道新聞にそんな私が嘘つき呼ばわりされかねないようなニュースが。

 最終運行日を4月25日に前倒しする方向で検討。さらに、最終列車の乗客は沿線の4町民限定にする方向。

 ってことで、この状況の変化をあわててご報告するものである。
 限定販売のお弁当も、ほとんど買えるチャンスがなくなりそうだ。

 ところで4月25日(ユリウス暦で)はチャイコフスキーの誕生日である(と同時に、私たち夫婦の結婚記念日でもある(グレゴリオ暦で))。

PaganiniVn1 そのチャイコフスキー(Pyotr Ilyich Tchaikovsky  1840-93 ロシア)の憂うつなセレナード変ロ短調Op.26(1875)を。

 ところで、チャイコフスキーの死因は、ここで紹介したように『自殺させられた説』があったが、いまではコレラにかかって死んだというのが定説になっている。

 さて、歴史ある札沼線の最後の日はいつに落ち着くのか?
 いずれにせよ、新聞記事にも書かれているように、ホームとかの混雑は避けられないだろう。

 話は変わるが、腰に激痛が走ってから昨日で一週間。
 だいぶ良くなったと書きたいところだが、多少良くはなったかなって感じ。
 椅子に座り続けたあとは(だいたい30分でも)、立ち上がるときに出来損ないのロボットのような動きになってしまう。やれやれ……

今日はカウンター?それともインター♪伊福部/交響譚詩

20150913Yonekura1  激しくも悲しいⅠ、静かで悲しいⅡ
 映像や舞台で、悲しい場面では悲しい曲や静かな曲を、楽しい場面では楽しい曲やにぎやかな曲を使う。それをインタープンクトという。
 逆に、悲しい場面では楽しい曲やにぎやかな曲を、楽しい場面では悲しい曲や静かな曲を使うことを、カウンタープンクトという。

 映画音楽を数多く手がけた伊福部昭は、そのあたりの効果を熟知した作曲家だったと言える(きわめて生意気な言い草ですまないと思っている、なう)。

 新型コロナの暗くて重くて不安な報道でコロナ鬱っぽくなっている人も少なくないと思うが、そんなときにカウンタープンクトでにぎやかな曲を聴くのもよし、あるいはインタープンクトで暗~い曲を聴くのもまた気分転換になるかもしれない(って、誰に提案してるんだか……)。

 いまの世の中の空気にインタープンクト的に、伊福部昭の「交響譚詩」を。

   伊福部昭

 えっ、上の写真?

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