新・読後充実度 84ppm のお話

 クラシック音楽、バラを中心とするガーデニング、日々の出来事について北海道江別市から発信中。血液はB型かつ高脂&高尿酸血症の後期中年者のサラリーマン。  背景の写真は自宅庭で咲いた「レディ エマ ハミルトン(2024年6月22日撮影)。 (記事にはアフィリエイト広告が含まれています)

“OCNブログ人”時代の過去記事(~2014年6月)へは左の旧館入口からどうぞ!

2020/02

うるうるしてますか?♪ロッシーニ/スターバト・マーテル

20200226TW2  年金受給まで仕事せねば!
 誰もがスルーしている感があるが、今年はうるう年で今日はその1日追加された日である。
 儲けたような、関係ないような感触である。だからみんな騒いでないのだろう。
 そして今日は、ロッシーニの誕生日でもある。

 この1か月間は出向前の心の整理の期間ということだったが、あっという間に過ぎ去ってしまった。

 と同時に、これ以上家に居続けると妻との関係がぎくしゃくしそうな気もするし、私自身が社会復帰できなくなる自信にも似た予感がする。
 しょっちゅう近所をうろうろしたり、スーパーをちょろちょろしたりしたら、世間からもいぶかしがられるだろう。もう働きに行く、ちょうどよいタイミングなのだろう。でも、よりによって世の中の学校が休みとなっているときに-って、これってひどい話。首相が言えば何でも従わなければならいという風潮にならないことを祈る(っていうか、そうなったら独裁国家だ。すぐには受け入れられないと自己主張した自治体は偉い!)-学生より体が弱い私が世間の空気にさらされるのはどうかとは思うが……

RossiniStabatGiulini ロッシーニの「スターバト・マーテル」を。

 さて、あさっての月曜日からあらたな職場でお仕事スタートである。
 日々、どんな感じになるのかわからないが、これまで35年働いていた会社からかわって別な会社に勤めるってことは、とまどうことばかりかもしれない。

 当然アフター5にも影響がでるだろうから(残業とかではなく、特に精神的な余裕といった面で)、ブログの更新なんて悠長に日々できると考えない方がいいだろう(当面は書きためた下書きを使えるが)。

 そんなときのために、私のつぶやき(要するにツイッターのツイート)をブログのサイドバーに載せた(ただしPC版のみ)。
 これとてつぶやく余裕がどのくらいあるかどうかわからないが……

 更新頻度が低くなっても心配しないで、また、見捨てないようお願いするところである。

「奥さま、ここでもう1個」と言いたかった私♪シューマン/Sym1

20200225Kozue  ふふふ、ふ、ふくらんできたぞ
 知る人ぞ知る話だが(つぶやいたので)、火曜日はパート従業員である妻が午後からの仕事に出かける前に、私に重要な指令を出した。

 「今日はこの豚コマを使ってカレーでも作っておいてくれる?ほかの材料も全部そろってるから」
 「らじゃっ!」

 ってことで、妻を送り出し、昼ご飯を食べ、そのあと30分ほど昼寝をし、1時過ぎにカレールーを入れる前の段階まで作業を終えておこうと思い立ち、冷蔵庫を開けた。
 ここで気づいたのは、妻が私に託したこの豚コマなら物足りないということと(食感も物理的な分量も)、カレーには必須の福神漬もしくは青じそ大根、あるいはラッキョウがないということだった。

 私は近くのスーパーまで買い物に行くことにした。
 どっちにしろ、ウイスキーの残量が心もとなかったので行かなければならなかったのだ。

 この日は天気が良く、気温も上がっていた。

 ふと歩道沿いの木を見上げると、あらあら、もう芽を膨らませているではないか!
 春を感じるわねぇ~。

SchumannHaitink そんなうれしさを胸にしながらシューマン交響曲第1番「春」を。

 さて、汎用性を考えて福神漬はやめてつぼ漬けにし、ウイスキーとポッカレモンと豚の角切りを買い、家に戻った。

  タマネギと肉の量は反比例
 冷蔵庫の野菜室を開けると、ニンジンは馬に食わすほど入っているのに(言っておくが、ウチで馬を飼っているという意味ではない)、なんとタマネギは中ぐらいのが1個しかないではないか!妻は、タマネギも刻んだら涙が出るほど残っていると思い込んでいたようだ。もう1つ欲しい……

 かといって、もう一度スーパーに行く気力はもう私にはなかった。
 なんということだ。なぜ先ほどスーパーに行く前に野菜室もチェックしておかなかったのか!
 自分を責めたくなる。責めたくなるが気力も責任感もわかなかった。

20200116Indean しかたない。タマネギ1個を刻み、それに合わせてニンジンは1/2本にし、肉だけはコマ+角と多くして炒め、さらに煮込んだ。
 タマネギ不足気味のカレーは、しかし、自分で言うのもなんだが、けっこうおいしくできた。
 以上である。

 そうそう、カレーといえば十勝の人たちのソウル・カレーともいうべき「インデアン」。

 こちらは大阪の「インデアン」(阪急三番街店)である。
 トレードマークのイラストはよく似ているが、両者の関係は不明である(私には)。

 春と関係ないが、カレーの香り漂う家の中では、パキラがよだれのようにしずくを垂らしていた。
 うまく言えないが、なんだか《生命》を感じる
 
2020025Pakira

『□』を求めて……♪ディーリアス/エアーとダンス

CentralheatingPanel  そんなに特殊な道具なのか?
 この際だからはっきり言っておくが、“ロ”ではない。タイトルの『』内は。
 カタカナで“ろ”は“ロ”だが、タイトルの文字は“□”である。

 さらに言うと、“口”ではない。
 言うまでもなくこれは“くち”である。
 口を求めるなんて、変態のすることだ(もしくは愛し合うコネクティングな人たち)。

 この時期、求める『□』と言えば……マスク、、、かというと、そうじゃない。って、ここまでではやくも4回も使っている。“言”という漢字を。

 私が探しているのは5mm角のレンチ(♀)なのである。

 寝室とリビングのセントラルヒーティングのパネルからややうるさい音が間断的に発生する。
 確証はないが、たぶんパネルのなかにエアだまりができているせいだ。

 前に点検に来たお兄さんが、ゼンマイを巻く巻き鍵のようなものでパネルにある四角いねじ(上の写真)を回し、エアを抜いていたのだ。

 素人でもそれはできるはずだ(エアが抜けたあと、不凍液がにじみだして来たら再び締めてやるとよいらしい)。

 不凍液の圧力が下がったりしたらお手上げではあるが、そもそもそんなことを心配する以前に、この巻き鍵(上ではメスの四角レンチと書いたもの)が売ってないのだ。

 ホーマックにも行った。ビックカメラの工具売り場にも行った。ハードオフに置いてある中途半端なものが放り込まれているコンテナ箱の中も探してみた。……
 でも、ないのである。

 ネットで調べてみると、いろいろあるものの、ことごとくサイズが明記されておらず手を出せない(これらは時計用のようだ)。

 ってことで、シーズンオフに専門家に定期点検に来てもらうまで、今シーズンはエアだまりの音に悩まされ続けながら寝なきゃ。幸い寝付きは極めて良好なんだけど……

 それより、ボイラー本体もなんだか燃焼時の騒音時の音が大きくなっているような気が……
 このボイラー、購入し工事も行なった会社が不慣れだったせいで、過去にも大きなトラブルに見舞われている。定期点検はきちんとした灯油ボイラーの施工・メンテを専門にやっている会社に頼もうと思っている(が、何かあったらまだ購入会社の保証期間内なので保証をきかせられるというジレンマもある)。

DeliusParadiseG ディーリアスの弦楽合奏のための作品、「エアーとダンス(Air and dance)」(1918)でもいかがかしら?(日本語にすると「歌と踊り」です)。













高校参考書の小麦からネズミが誕生する絵を思い出す♪ベリオ/コロ

BerioCoro  そのむかし、タコは海底の泥から生まれた
 昨日は新コロが私の予定にも影響を与えたことを書いた。

 確かにこのウイルスの拡大は不気味ではあるが、あまりに怖がりすぎのような気もする。

 正体がよくわからないゆえに、怖いのはわかるが、連日新コロの感染者が増えたという報道がトップで時間も大きく裂かれているのを目にしたり耳にしていると(用心することはひじょうに重要だが、マスコミは「冷静に、冷静に」と言いつつも、煽りすぎちゃいないか?)、なんだが自分も喉がいがらっぽいような、あるいは体がだるいような気がしてくる。あるいは咳き込みたくなってしまう(コンサートの楽章と楽章の少なからずの人のように。あれっておもしろい現象ですよね)。

 感染した人からの情報収集もなかなかすんなりいってないようだが、アリストテレスの『自然発生説』じゃあるまいし(生物の授業で習いませんでした?)、必ずやどこかで太いか細いかは別としても、感染者は見えない糸でつながっているはずだ。パスツール先生のような方の出現を望んでいるところだ。

 テレビで誰かが言っていたが、感染者が増えることに大騒ぎするんじゃなく、いかに症状が軽いうちに治療するかって言うことが大事だ。

 それにしても新コロに関しては天下の厚労省の対応があまりにずさんに思える。
 どう考えても、役人はもっと賢いはずだ。なのにひどすぎる。

 んっ?もしかしてあえてザルのような対策を進めている?

 そうすれば、《桜を観ないで自慢用に首相と記念写真を撮る会問題》とか《ANAホテル寝返り事件》とか《首相の絶対零度的品格のヤジ事件》とか《ばれたコネクティング・ルームでの合体作戦》とか《森友学園偏向判決》とか《ありえない検事長定年延長口頭決裁問題》とか《地方創生相の頭悪すぎラリラリ答弁騒動》とかから、国民の怒りの矛先をコロナ蔓延緩慢対策に一極集中させられるもの。
 けど、厚労省だけを悪者になんてできないんですけどね。またまた、こんな感じで乗り切れるだろうと目論んでいるんだろうけど……

 では、ベリオの「コロ」を。
 この《コロ》っていうのはイタリア語で合唱のことである。

 それにしても、あれだけ外国人がやって来ていた大阪の感染者数がいまのところ1人っていうのが信じられない……

 間違っても勘違いしてはいけないのは、よほど特殊なことでもない限りは、感染した方は悪くないってこと。被害者だ。
 感染者や現場で対策に当たっている人々への誹謗中傷は厳に慎みたい。

集まる人が若くないのでリスクも高い?♪GM/大地の歌

20200222Shakoba  最後の顔合わせの予定が……
 いやぁ、2月も最終週である。
 今月はこういうことで、ほとんど自宅で過ごしたのだが、あっという間に1か月が経ってしまった。その多くの時間が荷物の整理および断捨離に費やされた。
 もっと休んでいたい気分だ。

 ところで、今週の〇曜日は会社から出社するように言われていた。
 私と同じように今度あらたな職場に出向する同志を集め、「ご迷惑をかけないようにきちんとお仕事するんですよ。恥ずかしいことをしちゃだめですよ」ということを、あらためて会社から念押しされるためである。

 正直、仲間とまた顔をあわせることができると、私は楽しみにしていたのだが、先週末に急きょ開催延期の連絡がきた。
 あらためて文書で通知するということだったが、日も迫っているので-このために地方から札幌に出向く人もいるわけで、交通機関のキャンセルなんかを考慮して-まずは電話したということだ。

 延期の理由。
 それは新コロによる新型肺炎の感染が広がりをみせているからである。

 まあ、そこまでしなくてもいいような気もするが、世の中の風潮からすれば、コンプライアンス上も延期するのが妥当な判断なのだろう。

 けど、新コロの勢いは止まらない様相だ。
 延期といっても、いつになったら開催できるのことになるのだろう……

Erde では、コロがテノールの独唱をしているマーラーの「大地の歌」を。
 コロにはバーンスタインとの録音もあるが、今日はショルティ/シカゴ交響楽団(メゾ・ソプラノ独唱はミントン)との1972年録音の演奏を。

 この録音、LP初出時にはベートゲ独訳の歌詞の原詩となる漢詩が解説についてきて話題になった。
 私は中学でも高校でも漢詩の授業は大嫌いだったのに、それを手にしてけっこう大喜びしたのを覚えている(参考書と一緒で、手元にあるとなんとなく安心・満足ってやつ)。

 ところで家のシャコバサボテン。なぜか、1つだけつぼみがついている。

いきなり金銭を要求してきた奴♪クープラン/緋色と枯葉色のドミノの中で

  冷奴が恋しくないいまごろの季節
 断っておくが、タイトルの“奴”は『やっこ』ではなく、ここでは『やつ』と読んでいただきたい。

 引っ越しのためにオーディオ機器を箱詰めしたのが1月の25日。
 が、そのときすでに世の中では異変が起こっていたらしい。

 マランツのネットワークオーディオプレーヤー(NAP)でインターネットラジオを聴くために、膨大にあるラジオ局から好みのものを探し出し登録するには、radiomarantz.com というサイトを使うことになるが、それがおかしなことになっていた。

20200217NA6005vTunerManual

  詳細も何も、サービス放棄状態
 まぁ、いくつかの曲を検索して登録したあとはそうそうしょっちゅう使うものでないので気が付きにくかったのだが、自宅に帰ってきてインターネットラジオを聴こうとすると、NAPを操作するとディスプレイに変な表示が。

20200216vTuner3

20200216vTuner4

 “vTunerのフルアクセスサービスの詳細についてはradiomarantz.comをご覧ください”と表示される。
 なお、“最近再生したラジオ局”は機能するが(つまりその言葉通り、最近聴いた記録が残っているいくつかの局のみ表示され、選択できる)、それ以外を選択肢も上述の“ご覧ください”が表示され先に進まない。ブックマークさえ機能しないのだ。

20200216vTuner1

20200216vTuner2

 そこでパソコンからradiomarantz.comにアクセスしてみる。

 すると、

20200217vTunerTop

って、住人が夜逃げしたあとの家のように、あっさりとした画面になっているではないか。

  なんか怪しいサイトのようにも見える 
 クリックしてほしいようなのでクリックすると、

20200217vTuner_pay

要するに「金よこせ」ってことだ。

 マランツの製品ページを検索してみると、このような『お知らせ』が載っていた。

20200216vTunerPressL

 年3ドルが高いとは思わないけど、でもそれほど自分がインターネットラジオを利用(新たな局を検索・選局)するかというとそれもまた疑問だし、そもそも今回のように突然サービスを変更する vTuner というところが果たして信用できる組織体なのか、私には疑問だ。

CouperinOrdre13-15Baumont F.クープランの「年老いた伊達男と時代後れの守銭奴-緋色と枯葉色のドミノの中で」(この場合の“奴”は『ど』と読むべきである)。

 「第13組曲」(全5曲)の第4曲「フランス人気質、またはドミノ(仮面舞踏会の頭巾)」の第9部分(この第4曲は12の部分からなる)。

 ってことで、3ドル払うかどうかはしばらく静観してから決断することにしたい。

 けど、マランツのネットワークオーディオを持っている人たちはけっこう困ってるんじゃないだろうか?それとも、インターネットラジオってまだまだ普及してないのだろうか?

 あるいは、マランツはお客様のご不便を解消すべく(っていうか、使い物にならないですよね?)別な手を打たないのだろうか?

粗大ごみはどのように姿を消すのか?(2)♪DSch/明るい小川

Rengoku1  9時をほんの少し過ぎただけなのに……
 その日、つまり昨日書いたように本棚を粗大ごみとして収集していただく日は、前夜からの雪がそれなりに積もっていた。

 私は朝のうちに雪かきをしたが、そのあとも降り続いたので9時ころに、その後再びうっすらと積もった雪をかいていた。

 と、バンボディ(平ボディではなく、荷台が箱型)のトラックがゆっくりとやって来て、わが家の前に停まった。

 そして作業服を着た人が降りてきた。

 私は「おはようございます」と紳士的に話しかけた。
 相手も「おはようございます」と言い、「引き取らせていただきます」と続けた。

 そして荷台の横(後部ではなく)の扉を開け、その本棚を積み込んだ。
 あまりにもあっけなく、あっという間に作業は終わり、トラックは静かに去った。
 トドックのトラックの扉の開け閉めほどの音もしなかった。
 これなら到来に気づかなくても無理はない。

 どうやらこの日最初の収集場所がわが家だったようだ。9時前に出動してきたとしか思えない。
 そして、厄介な雪のおかげで、私は謎を解く機会を得たのであった。

  こっち運搬車は恐ろしいもの
 「そっか。中が見えないようになっているこのトラックをなら、粗大ごみを回収、運搬中だとはわからないな」と思いながら、私はソルジェニーツィンの小説「煉獄のなかで」の最後を思い出した。

Rengoku2 鉛色や黒色の護送車が市民たちに恐怖を呼びおこしながら町の通りを走りまわっていた時代はもう過去のものとなっていた。戦後だれかの天才的な頭に名案がうかんだのだった。つまり、護送車を食料運搬車とそっくりの形にし、外部も同じオレンジ色と空色の縞模様に塗り、そこに露、仏、独、英の四カ国語で〔パン〕あるいは〔肉〕と書く案であった。
 いま護送車に乗りながら、ネルジンは隙をうかがってわきへととび出し、そこから《Meat》という字を読みとった。

 そして、この長編小説はこう終わる。

 中にぎっしりと詰めこんだ人間の体を上下左右にゆさぶりながら、明るいオレンジ色と空色の縞の車はもう町の通りを走り、駅の一つを過ぎ、交差点にきて止った。この交差点では『ディナモ』スタジアムのホッケーの試合を見にいく『リベラシオン』紙特派員運転の暗紅色のきれいな車が信号待ちしていた。特派員は貨物運搬車の脇腹につぎの文字を読んだ。

 Мясо
 Viande
 Fleisch
 Meat

 特派員は今日モスクワのあちこちでもそういう車を一台ならず見かけたことを思い出した。彼はノートをとりだし、暗紅色のペンでこう書きつけた。
 『モスクワの通りを走っていると、衛生上から見て非の打ちどころないたいそうこぎれいな食料運搬車にしばしばゆきあう。首都の食料供給が非常にうまくいっていることを認めないわけにはいかない』

 私の家にやってきたトラックの荷台(箱)は光り輝くシルバー。
 横の後ろ側の下部に会社名と江別市から収集の委託を受けているという表記が黒い文字で書かれていたが、とても控えめである。
 ボーっとしてなくても、なかなかこのトラックが粗大ごみを運んでいると気づく人はいないだろう。

ShostakoKirghiz ショスタコーヴィチバレエ「明るい小川」組曲版を。

 ショスタコだって一歩間違えればお肉のトラックに乗せられて……ってことになりかねなかったのだ。









粗大ごみはどのように姿を消すのか?(1)♪ニールセン/Sym4

okodawari4  収集も運搬も謎のまま
 今回大阪から北海道へと引っ越すにあたって、大阪でも、そしてこちらに帰って来てからも《粗大ごみ》の収集の申し込みをし、持って行ってもらった。

 この粗大ごみの収集だが、ご存じのように電話で予約をすると、料金と受付番号を言い渡される。その料金のシールを買ってきて受付番号を記入し、当日の朝にその粗大ごみを出す。
 これまで何度か利用してきたが、やって来るのは平日の日中なので、その収集の様子を見たことはなかった。

 ところがである。
 大阪で、朝に伏草課長に手伝いに来てもらいソファなどを出したとき、私は午前中は自宅マンションにいた。
 ずっと監視していたわけではないが、気がつくと、10時前にはソファも物干しも電子レンジも姿見も忽然と姿を消していた。ゴミをトラックに投げ込むような音はしなかったし、そもそも収集車のエンジン音らしきものも聞こえなかった。

 それにここ江別でだって、粗大ごみを積んで走っているトラックを見かけたことは、考えてみれば一度だってない。

  『粗大ゴミの男』の痛恨のミス
 同じようなことを疑問に思っている人はやはり少なからずいるようで、清野とおる氏の漫画『その「おこだわり」、俺にもくれよ!!』の第4巻には「粗大ゴミの男」という話がある。
 私は、「わかる!わかるぅ~!」って大いに共感してしまった。

okodawari1

 そしてこの男性、その謎を解くべく平日の収集日に有給休暇をとって、収集してもらうよう依頼した粗大ごみのプリンターの横で過ごしていたのだが……

okodawari3

という悲惨な結果に……

 今回、私は本棚の収集をお願いした。
 収集日は平日だが、幸いいまの私はその日も自宅にいる。

 寒空の下、本棚の横に居続けると膀胱炎になりそうなのでこの男性のように待機することはできないが、家の中から窓越しに見ることはできる。

Nielsen 問題はトイレに行っている最中に収集されてしまわないかということだが、午前中の早い時間帯ということはわかっているので、その前に絞り出しておこう。

 これが私の《自己啓発》のための自由研究ということである。

 では、今日はニールセン交響曲第4番「消し難きもの」を。

 この話、明日に続く(意外とそっけない結末ですが)。

開く者と萎む者♪ブリテン/春の交響曲

  ハオル、サク
 あのハオルチア属の多肉植物が花を開き始めた。

20200220Hawo1

20200220Hawo2

  体液が……
 その一方で、大阪から北海道への旅の途中で寒さにやられたのか、一時期は成長痛が起こりはしないかと心配するくらいスクスクと伸びていたあの柱サボテンの元気がない。

20200216HashiraCuctus

 青々しさを失い、なにより体全体がしなびている感じだ。その姿は私にキュウリの糠漬けを欲しさせる。

 移動中の寒さに耐えられるようきちんと水切りをしたつもりなのだが……(土を乾燥させ根を凍結から守ると同時に、水不足の状態は体液が濃くなるため寒さに強くなる(らしい))。

BrittenSSHickox なお、一緒に持ち帰ってきたほかのサボテン&多肉植物には、いまのところ異常は見られない。

 このまま腐るように枯死してしまうのだろうか?元気になって北国のさわやかな春を迎えてほしいものだが……

 ブリテンの「春の交響曲」。

 いやぁ、私、この曲、骨の髄から好きですわ。

 そうそう、ニセカイソウが開花したことも報告したが、もうひとつの鉢の玉(球根)もつぼみを伸ばし始めた。

20200216NIsekaisou

いろいろ盛り込んでいくうちに元の1.5倍に♪小曽根真のジュノーム

OZONE JEUNEHOMME  頼んだものの廃盤
 昨年のことだが、年末に妻がたまたまTVで観たか、FMで耳にした曲がなかなかよかったと言っていた。
 なんでも、小曽根真がモーツァルトを弾いたものだったという(手がかりはそれだけ)。

 タワレコ・オンラインで“小曽根真 モーツァルト”で検索すると、該当するものが1つあった。
 小曽根真がピアノを弾く「ジュノーム(JEUNEHOMME)」である。

 ジャズを聴きたいわけではないが、小曽根真氏の演奏では良い思い出がある納得できなかったこともあるけど)。さっそく注文した。

 ところが注文後40日を経過してタワレコから届いたメールは、商品を手配できなかったってもの。廃盤になってしまっているようだ。
 ってことは、妻が観たか聴いたかしたのは、これではなく、別の(新しい)楽曲だったのかもしれない。

 こうなると聴いてみたい気持ちが強くなるもので、私は《熱帯雨林》で中古CDを注文、入手することができた。

  これは《アレンジ》と言ってはいけない?
 原曲はモーツァルトのピアノ協奏曲第9番変ホ長調「ジュノム(ジュノーム)」K.271
 それをジャズにアレンジしたものだ(←こういう表現が正しいのかどうかわからないけど)。
 ジュノームっていうのはフランスのピアニストの名前。このコンチェルトは彼女のために書かれたのである。

 ジャズにアレンジといっても、ただ原曲をジャズ風にしたものではない。

 曲の長さはなんと、第1楽章(ALLEGRO SWING)が13'30"、第2楽章(ANDANTINO TANGO)が18'44"、終楽章(RONDO/PRESTO BE-BOP)が18'43"なのである(CDの表記による)。

 モーツァルトの原曲の演奏時間は3つの楽章合わせて約32分なので、小曽根版は1.5~1.6倍へ成長してしたってことになる。

 モーツァルトのあのコンチェルトが-もちろん原曲の姿は絶えず見え隠れするが-こんな風に変わるとは、アレンジってすごいものだと思った。
 そしてまた、やはり、どうやら、たぶん、妻が耳にしたのはこのアルバムの曲ではなさそうだ。

 それにしても、ジャケット写真の小曽根氏が、私には大泉洋に見えてしまう。
 困ったものだ。

 オーケストラはスコティッシュ・ナショナル・ジャズ・オーケストラ。
 2014年ライヴ。

 おかげさまで、昨日あたりから『あかぎれ』の痛みはなくなったです。

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