新・読後充実度 84ppm のお話

 クラシック音楽、バラを中心とするガーデニング、日々の出来事について北海道江別市から発信中。血液はB型かつ高脂&高尿酸血症の後期中年者のサラリーマン。  背景の写真は自宅庭で咲いた「レディ エマ ハミルトン(2024年6月22日撮影)。 (記事にはアフィリエイト広告が含まれています)

“OCNブログ人”時代の過去記事(~2014年6月)へは左の旧館入口からどうぞ!

2019/11

緊急事態が起きそうな所ではそもそも着るな!♪ボロディン/よその家では

20191123Garden  着たまま歩くな!
 ここ数日、北海道もけっこう冷え込んでいるらしい。

 庭の冬囲いとエアコンの室外機をブルーシートで被う作業を終えたのは先週の土曜日のことである。
 良かった。寒さがひどくなる前に作業を終えられて。

 ところで北海道に生まれ育た私は、とっても寒い家に住んだこともある。

 はっきりいってけっこうぼろい友だちの家にお邪魔したこともある。

 寒い部屋ではもちろん厚着もするが、こういうのを着ている人を自分の家でも、そしてお邪魔したよその家でも見たことがない。

Ad_Kigurumi

 っていうか、ほとんどおビョーキの世界だろう。

Borodin Brill ボロディン(Alexander Borodin 1833-87)の歌曲「よその家では(At the Homes of Other Folk)」(1881)。

 作品についてはこちらの記事をご覧いただきたいが、私が持っているロジェストヴェンスキー盤(って、ロジェストヴェンスキーが歌っているわけじゃないけど)は廃盤。

 なので別なディスクをご紹介しておく(もちろん私は未聴)

 この活動可能な寝袋、どれくらい売れてるのかねぇ……

20191124YutetsuBus_edited さて、庭仕事を終え、スーパーにウイスキーを買いに行く途中に、この道を1日に数本しか走っていない夕鉄バスを幸運にも見かけた(栗山駅前行き)。

 お客さんが1人も乗っていないことに、悲しい気持ちになった。


















患者を悩ませるたちの悪い断言♪WAM/音楽の冗談

20191124Ikura  Aさんの証言の信ぴょう性崩れる!
 外見はヒザラガイのように右上の歯ぐきに張り付いているが、じつは根っこは歯ぐきの中にあるけど、ほとんどグリップされていなくて、あっさりと抜けてしまった、その抜歯の儀式をとりおこなってか1週間経ったこのあいだの火曜日に、歯科医院に行った。

 抜歯後の経過観察と消毒のためである。

 医師が言うには「たいへんきれいです」ということだった。
 いや、私の顔ではなく(それは言われるまでもない)、抜歯後のあとのことだ。

 自分で確かめていないが、穴はふさがっているものなのだろうか?
 それともイクラ-この間の出張の帰りに新千歳空港で買ってしまった-が1玉入り込めるくらいぽっかりと開いているのだろうか?いや、まさか、大きくてもヒジキが潜り込む程度だろう……
 でも、痛くなければ抜いた側で物を噛んでもいいと言ってくれたのでふさがっているのだろう。

 ところで、医者はこう尋ねてきた。

 「MUUSANさん、入れ歯は左と右別々にしますか?それとも左右つながったものにしますか?」

 あれ?先週、抜歯後に衛生士さん(A)は、左右がわからなくなるので連結型になると断言していたのにどういうことだ?
 彼女は私にウソをついたのか?それとも冗談だったのか?

MozartHornQuintet モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart 1756-91 オーストリア)の「音楽の冗談音楽のたわむれ。Ein Musikalischer Spass)」K.522(1787)。

 作品についてはここここで詳しく書いたつもりである。

 ラルキブデッリの演奏で。

 1990年録音。ソニークラシカル(原盤:Vivarte)

  左だけでも早くしたいのに……
 私は医師に尋ねた。

20191117Tofukuji31 「どっちにするケースが多いのですか?」
 「別々の方ですかね。連結すると前歯の裏に金具を渡すことになるので違和感があります。ただ別々にすると入れ歯に横向きの力も働くので、縦方向の力が弱くなります」

 しっかりしていた方がいいが、違和感も困る。それに前歯は差し歯だ。それが老朽化してまた作り直すときにまためんどくさいことが起きそうな気もする。
 やはり左右独立型が良いだろう。それに片側だけでも早くなんとかしたい。

20191117Tofukuji33「当たり前ですが、両側の上の奥歯がないので、噛むのに苦労してます。先に抜けた左側だけでも先に作った方がいいような気がするのですが?」
 「どっちにしろ左側の歯ぐきもまだ落ち着くまでかかります。別々にするか連結にするか考えておいてください。MUUSANさんの場合は前歯があるので、入れ歯を作っても使わなくなる可能性もあります。歯が全然ないと入れ歯を使わざるを得ないのですが、使える歯があると入れ歯を使わなくなるってケースは多いんです」
 「はあ」
 「何かご質問はありますか?」
 「いえ」
 「ではまた1か月ほどしたらいらしてください」

 私は12月の後半に予約を入れた。
 私は年が明けて1か月もしたらもう大阪にいないだろう。ある事情から転勤になる可能性が高いのである。

 ということは、この歯科医院ではインプラントどころか入れ歯の製作にさえたどりつかないってことが明確になったわけである(写真は「東福寺」にて。立派な歯ね)。

市外局番034っていったいどこだ?♪リャードフ/クリスマスの歌

20191124MicrosoftFreeDial  突然のご出演
 先日パソコンでインターネットをやっていた(という表現はなんかへんだが)ときに、いきなりこんな画面が現れた。

 どうみても、正真正銘のマイクロソフトからの善意に満ち溢れたメッセージに見える。

 けど、マイクロソフトが私ごときに直接親切心を表してくれるとは思えない。
 それに市外局番034というのが、なんとなくマイクロソフトが存在する場所らしくなく感じた。

  034じゃなかったんです
 そこでこの番号を検索してみた。
 すると、あ~ら、やっぱニセモノでした。カラスじゃなくサギでした。

 ここには 034-580-1687 と書いているが、そっか、よく考えてみれば、03-4580-1687 ということで、この場所は東京ってことになる。

 それにしても、油断も隙もありゃしない。
 電話するととんでもないクリスマス・プレゼントをもらってしまうことになるわけだ。

 では、クリスマス・シリーズ第4弾。

Liadov 今日はリャードフ(Anatol Konstantinovich Liadov 1855-1914 ロシア)の「クリスマスの歌(Carol)」。
 「8つのロシア民謡(8 Russian Folksongs)」Op.58(1906)の第2曲である。

 シュピラ(シュピレル)/クラスノヤルスク交響楽団の演奏を。

 2001年録音。ブリリアント・クラシックス。

 それにしても、11月も今日を含めてあと3日かぁ……


うれしい《高値安定維持状態》♪JSB/クリスマス・オラトリオ

Century_Ad2  世界に一つだけのこの日の飲み会
 村佐地さんと氷山係長と飲んだことをちらっと書いた

 会場となる店-『魚民』である-に行く途中、APIAで「くるみ割り人形」を耳にしたこともここに書いた

 APIAを通り抜け、センチュリー・ロイヤル・ホテルに通じる地下通路-ここはヨドバシカメラや紀伊国屋書店に行くときにしばしば通る-で、いつものようにむかしっぽい広告を目にした。

 この花嫁役のモデルさんはかわいい。笑顔でくしゃくしゃのこの顔しか知らないが。
 花婿役のお兄さんは八重歯が独特だ。
 この2人は札幌のモデルなんだろう。

 どっちにしろかなり年季の入った広告だ。すでも2人ともけっこう年をとっているはずだ。

 さて、この広告の前を通り過ぎ、すぐに右に折れ暗い階段を上り地上に出る。
 ヨドバシに向かう。

20191121Yodobashi2  本体を買ったほうが賢明そう
 つい最近ブラウンの電気シェーバーの外刃に微細な欠けを発見したので、替え刃を見たが6,000円弱もした。

 もうそろそろシェーバー本体のバッテリーも弱ってきそうだし、これだけ出して替え刃(外刃と内刃のセット)を買うぐらいなら、新しい製品を買った方が賢い選択かもと思い、結局この日は替え刃も新しいシェーバーも買わなかった。

 そのあと2階のオーディオ・コーナーで、今年の4月に購入したマランツのプリメインアンプの価格がどうなっているかチェック。

20191121Yodobashi3 私が買ったときの価格よりも高い値段をずっと維持していることに、根性の悪い快感を覚え、満足感にひたる。

 そしてキーボード売り場でバッハの姿を目にした。

 となると、クリスマス・シリーズ第3弾はバッハ(Johann Sebastian Bach 1685-1750 ドイツ)にするしかない。

 「クリスマス・オラトリオ(Weihnachts-Oratorium)」BWV.248(1734)。

BachCristmasSuzuki 作品についてはこの記事を読んでいただきたいが、全6部のうち第1部から第3部がクリスマス用、第4部から第6部は年が明けた新年用である。

 鈴木雅明/バッハ・コレギウム・ジャパン他の演奏を。

 1998年録音。BIS。

 さっ、今日もお仕事に精を出しましょうぜ!




もう年内は休めない私……♪コレッリ/クリスマス・コンチェルト

20191118Message_by_masa  世の中の流れに逆行する命令が
 実質休業の記事のなかで、masaさんへの言いわけを書いたのは、右上奥手前の埋もれた歯の根を抜いた前日の18日のことだった。

 ちょっぴり期待していたのだが、その期待どおりmasaさんからメッセージが来た。
 ルアーに食らいつくオショロコマのように、食いついてきたのである。

 ご意見ご要望を真摯に受け止め、《働き方改革》には反するが、年内は休まないようにする所存である(なるべく)。

Miura_Jyukou2Miura_Ameha   てっきりサッちゃんが……
 ところで最近の読書の話。

 三浦綾子の「銃口」を読み終えたことは報告したが、そしてそこで書いたようにそのあと久々に村上春樹に行きかけた。だが、やはり三浦に戻ってしまった。

 今回買ったのは「雨はあした晴れるだろう」。短編集である(3編収録)。

 表題作の「雨はあした晴れるだろう」は、最後にこういう展開になるとは!と意表を突くもの。「やられた!」感が、なかなか快感でもあった。
 収録2作目の「この重きバトンを」は、「えっ、ここで終わるの?この不良息子はこのあとどうするの?」と放置された感が強い作品。続編がないのが残念である。
 そして3つ目の「茨の蔭に」では、「裁きの家」や「果て遠き丘」の登場人物級のどーしようもない女どもが登場し、腹立たしい思いを堪能できる。

 さて、クリスマス・シリーズ第2弾(って、いつの間にか勝手に始めてるし……)

BaroqueMasterP コレッリ(Arcangelo Corelli 1653-1713 イタリア)の合奏協奏曲ト短調クリスマス(La notte di Natale)」Op.6-8。
 1714年出版の全12曲からなる「合奏協奏曲(Concerti grossi)」の第8曲。6楽章構成である。

 コペルマン/フィレンツ・エルケル室内管弦楽団の演奏で。

 1990年録音。ナクソス。

 そうそう日曜日の夕方、シャワーを浴びたときに、扇風機のガードや羽根も一緒に浴室に連れて行った。
 そいつらにこびりついたほこり汚れをきれいにしてやり、箱詰めした。
 来夏は箱の中からいきなりきれいな姿を現わしてくれるだろう。

張り付いてるんじゃなく根付いていたはずが……♪チャイコ/くるみ割り人形

20191119LP1  残り物には福がなかった
 昨日は朝から血を抜いた話を書いたが、今日は朝から-といっても10:30だったが-歯を抜いた話である。

 右上奥の義歯が落下事故を起こしたことはここに書いた
 奥側の支柱となっていた私自身の歯はみごとにあっけなく抜けた(これまでのご労苦に感謝申し上げる)。
 犬歯側のブリッジの土台になっていた歯の根は残っていた。
 そいつは干潮の岩場にへばりついているヒザラガイのようだった。

20191119Lp2 歯科医師はそれを見て、「この歯もひびが入っています」と言った。
 ヒザラガイを再利用することはできないってことだ。これも抜かなきゃならないってことだ。

 19日にそれを抜いた。
 麻酔を打ち、麻酔が効くのを待って抜いた。
 かなりあっけなく抜けた。放っておいても近いうちに抜けたかもしれないくらいだった。

  しびれも少なくふつうに昼食
 前回の抜歯のときは、昼ごはん時になっても麻酔の効きが残っていてかなり食べづらかったが、今回は抜きやすそうだったので麻酔の量も少なかったのだろう。
 久しぶりに買ったセブンイレブンの「お好み幕の内」も、『よく噛み切れない』という障害をのぞいては、違和感なく食べることができた。つまり、私の口は私の口という確かな実感があった。

20191120LP ちなみに翌日は「しゃけ海苔幕の内」にした。
 こちらの方が「お好み幕の内」よりも76円も高いが、581円という価格設定がどうかはともかく、この2種の弁当の間には歴然とした差が確かに存在する。

 それにしても両サイドの上の奥歯がないという状態は、当たり前のことだが、よく噛めない。
 喉つまりしないよう注意を払っているが、それでも大きめのまま食べ物は胃袋に入って行くわけで、どうも消化不良気味の感触がある。

 当初は左上奥だけの部分入れ歯の予定だったが、今回右上奥の歯もダメになり、左右連結型の入れ歯にするらしい(バラバラだと左と右がわかりにくくなるという理由だった)。
 となると、右上奥の歯ぐきが落ち着くまでは、今の状態が続くことになる。

 やれやれ……

  まあサウンドに目くじらをたてることじゃないが……
 ところであと1か月でクリスマスだ。
 金曜日に「魚民」に向かう途中、APIAを歩いたのだが、天井から「くるみ割り人形」が流れていた。
 組曲にはない曲だった。つまりバレエの全曲を流しているようだった。
 なかなかマニアックである。
 でも、それにしてもひっどい音だった。

TchaikovskyNutJarvi チャイコフスキー(Pyotr Ilyich Tchaikovsky 1840-93 ロシア)のバレエ「くるみ割り人形(The nutcracker)」Op.71(1891-92)。

 作品についてはたとえばこちらなんかをご覧いただきたい。

 N.ヤルヴィ/ベルゲン・フィルの演奏を。

 2013年録音。シャンドス。

 さて、今日から2020年の手帳に切り替える(今週分からページが始まっているのだ)。
 

筋肉のは落ち、血管のは激烈に上昇し……♪ドビュッシー/神聖な~

20191121CTSramen
  京都の話を書いている私の居場所は……
 と3日間にわたって《満月(フルムーン)京都日帰りの旅》について報告してきた。

 この3話の内容をかいつまんで言うと、“嵐山に行かずに東福寺に行き、団子とうなぎとうどんを食べ、さらに稲荷寿し売り場を眺め、京都は河原町の高島屋でお茶を買って帰ってきた”というものである。

 ところが、この京都シリーズを始めた日に、私自身はというと、札幌の本社で会議があるために北海道に戻って来ていたのである。そんなことをあなたにおかれましては夢にも思っていなかったと思うと、『ドッキリ大成功』みたいで私はちょっぴりうれしい。

 木曜日は昼過ぎに新千歳空港に着く便に搭乗。
 新千歳空港に着くと遅めの昼食。ふふふっ、『ちとせラーメン』である(って、これってソナタ形式における呈示部の忠実なリピートみたいに、便も食事も前回とまったく同じパターンだ)。

 この日は夕方近くまでフリーだったので、快速『エアポート』を新札幌駅で途中下車。
 副都心のシンボルである百貨店『カテプリ』に行き、2階の『ストーンブレス』を訪問。
 ここで買ったソーダライトとレッドタイガーアイのストーンブレスレッドのゴムが伸びてきていたので交換してもらった。

 そのあと再びJRに乗り札幌駅へ。そして本社に顔を出したのだった。

  朝からヌイてしまったんです……
 さて、金曜日は早朝に血を抜いた(歯ではなく血である。歯を抜いた話は別の機会に譲る)。医療専門用語で言うところの『採血』ってやつだ。

 1か月前の血液検査で筋肉の異常を示すCKの高値が確認された
 通常は2か月に1度の通院だが、私の体を蝕んだと思われる中性脂肪を下げる(それ以前とは違う種類の)薬を中止したため、その後の状況を把握するために1か月での血液検査となったのだ。

 血を抜いたあと、本社に行き会議。
 会議は昼で終わり-弁当が用意されていて、それを食べて《ごちそうさま解散》-ちょっとマチナカで時間をつぶし、朝捧げた私の血の検査結果を聞くため1時半すぎに再び病院へ。

20191122hosptal  効きの良くない薬に戻すことに……
 そして、私の血はCKに関しては神聖なものへとみごとに変化していた。つまり原因は完璧に替えた薬の副作用だったのである。
 そのかわり、この間中性脂肪を下げる薬を休んでいたので、私の血は中性脂肪に関してはかなり邪悪なものになっていた。初の4桁である。
 そして薬は以前のものベザフィブラート)に戻されたのであった。

DebussyFantaisie ドビュッシー(Claude-Achille Debussy 1862-1918 フランス)の神聖な舞曲と世俗的な舞曲(Danse sacree et danse profane)(1904)。

 ここで書いているように、ハープと弦楽のための作品である。

 セソンのハープ、準・メルクル/フランス国立リヨン管弦楽団の演奏を。

 2010年録音。ナクソス。

 夜は札幌支社の村佐地さんと氷山係長と、はなっから「チョイト一杯のつもりで飲んで」という謙虚な気持ちを持ち合わせない飲み会(ただしハシゴ酒はしない)。

 中性脂肪がこんな値だっていうのに、メニューにあった〆のラーメン(ハーフサイズ)を食べてしまったのであった。
 大阪に戻ったら、あの本をもう一度精読しよう。

R.1.11.17の京都観光(3;最終回)~「じぇいあーる」編♪GM/Sym8

  連続する鳥居の下はYouは何しに?状態
 私がうなどん、そして妻はうどんを食べたあと、私たちは東福寺駅から千本鳥居で有名な(って、行くまで知らなかったけど)伏見稲荷を目指した。
 東福寺駅からJRで稲荷駅へ向かった。

20191117Kyoto_Inari01

20191117Kyoto_Inari03

20191117Kyoto_Inari02

 京阪本線の東福寺駅とJR奈良線の東福寺駅は隣接している。というかほとんど合体状態なのである。
 ただし、JRだと東福寺駅の次の駅がもう稲荷駅だが、京阪の方は間に鳥羽街道駅があり2駅目が伏見稲荷駅である。また伏見稲荷にはJRの駅の方が近く、すぐ目の前である。3枚目の写真がJR稲荷駅前から駅を背にして撮ったものである。

 こちらの方が東福寺より一層インターナショナルである。
 いや、ほとんどが外国人観光客じゃないかってほどである。
 派手な色合いの鳥居が千本並んでいるところが外国人にはかなり魅惑的なのだろう。

20191117Kyoto_Inari05

20191117Kyoto_Inari06

20191117Kyoto_Inari07

 ただ、外人だらけといっても、東京福祉大学の学生があふれんばかりにいる正午過ぎの名古屋は丸の内界隈の雰囲気と違うのは、欧米人もかなり多いということだ。

Mahler8Asahina では、今日は《千》にちなんで、マーラー(Gustav Mahler 1860-1911 オーストリア)の交響曲第8番変ホ長調千人の交響曲(Symphonie der Tausend)」(1906)。

 なんか微妙に違和感はあるが、朝比奈盤を(←大阪、関西に敬意を表し)。

 1972年録音。ビクター。

  妻は小山園がお気に入り
 帰りは京阪の駅へと向かう。

 沿道にはおみやげ屋やお食事処が建ち並んでいたが、稲荷寿しが売っているのはわかりやすいほどわかるとして、ここでもお品書きにうなぎ丼と書いている店が多かった。しかもどこも2,000円以内である。

 東福寺にしろ伏見稲荷にしろ、なぜこのあたりでうなぎなのか、私には謎である。謎なのに食べてしまったわけだけど。

20191117Kyoto_Inari09

20191117Kyoto_Inari08

 京阪で祇園四条に戻り、河原町の高島屋の地下で小山園のお茶を買い、阪急に乗って京都観光を終えたのであった。

R1.11.17の京都観光(2)~「葉より団子」編♪ホルスト/組曲第1番

  宝物特別公開は見ずに……
 私たち夫婦は観楓(かんぷう)の儀を終え-にしても、いまから15年ほど前に《観楓会》が北海道語だと知ったときには驚いたものだ-、そしてまた寺院内の他の有料施設には入らず、再び東福寺駅へ向かった。

 途中、妻がみたらし団子を食べた。去年、嵐山でも食べていた。
 2本で480円という、なかなかゴージャスな値段だ。

20191117Kyoto_Dango1

20191117Kyoto_Dango2

 妻は「もう少し焼き目がついたほうが好きだ」と言っていた。
 私はさらに歯が抜けないか不安だったので、1玉だけ分けてもらった。去年、嵐山でも1玉食べたような気がする。団子はそんなにべたべたしておらず、これならミルキーのように歯にくっつくことはなく、噛んでいるときに歯が抜けるってこともないと思った。

  一串90円もの差
 団子を食べ終え、再び駅に向かって歩き始めると、またみたらし団子を売っている店があった。
 2本で300円だった。
 しかも妻は「これぐらいの焼き目がついている方がよい」と言った。妻は180円も高くて焼き方が気に入らなかった団子に飛びついたことを悔やんでいた。

 昼食は東福寺駅近くの「丹波屋」という店へ。

20191117Kyoto_Tanbaya1

 この店、東福寺駅に降り立ち、寺に向かって歩き始めたときに、すでに妻が「この店は有名みたい」とチェック済みだった店である。
 なんとなく大衆食堂的な店の様子は妻好みでは無さそうなのだが、口コミを読んだせいか、妻も納得で入店。

 いやいや、大衆食堂なんて言ってはいけない。
 なんせ創業明治42年大本山東福寺御用達の老舗なのである。

20191117Kyoto_Tanbaya2

20191117Kyoto_Tanbaya4

 明治42年は西暦では1909年。
 この年に作曲された少なからずの作品の中から、今日はホルスト(Gustav Holst 1874-1934 イギリス)の「吹奏楽のための組曲(Suite for Military Band)」第1番変ホ長調Op.28-1,H.105(1909)。

 ここに書いているように、この曲は若いころから好きだ、私は。

 フェネル/イーストマン管楽アンサンブルの演奏を。

 1955年録音。マーキュリー。モノラル録音である。

 ↓ この録音が同一のものかは私にはわからない(タワレコのページには1959年録音と書かれている。フェネルは1955年の4年後にも再びレコーディングしたのかもしれない)。

  うなぎ専門店とはまた違う味
 妻は『通天もみじうどん』。私は和風ラーメンと親子丼とで迷った挙句、うなぎ丼。

20191117Kyoto_Tanbaya4b

 うなぎ丼は思ったより素早く出てきた。注文を受けて軽く温める程度まで準備されているのかもしれない。うなぎは柔らかく上品な味。ただうなぎの量がもう少しあれば……って、1,900円だからしかたない(そういえばむかし、東京のうなぎ屋でランチサービスの1,000円のうな丼を頼んだことがある。丼のふたを開けたら、ご飯の上に4cm角のうなぎがポツンとのっているだけで、おかずが足りな過ぎて難儀した。それに比べれば、ここのは何倍もの量だ)。

20191117Kyoto_Tanbaya6

 妻のうどんは、もっとつゆが白いかと思いきや、意外と茶色い。味もしょうゆの味がちゃんとする。北海道人にとっては全然問題ないが、大阪人にはあわないかもしれないと思った。大阪と京都ではまた微妙に違うのだろう。

20191117Kyoto_Tanbaya5

 前日の「三宅商店」といい、ここ「丹波屋」といい、2日続けて昼食には大当たりとなった。

R1.11.17の京都観光(1)~「1万人なら400万円」編♪芥川/もみぢ葉

20191117Tofukuji01   利用者がいない→高くする→もっと減る
 日曜日は京都に行ってきた。

 ここで恨みがましくしつこく書いておくが、江別から札幌までのJRの運賃は540円である。距離は21kmで、所要時間は快速「いしかりライナー」で約20分である。
 大阪梅田から京都河原町までは47.7kmあり、特急で44分ほどかかるが400円である(別途特急料金がかかることはない)。

 かたや多くの場合は3両編成、一方の阪急は8両編成で乗客の数からしても運輸効率は月とスッポンぐらい違う。違うが、やはりJR北海道の運賃は高すぎる。「乗ってくださるな」みたいな料金設定だ。

 ちなみにJR西日本を利用して大阪から京都まで快速に乗ると、所要時間は約30分。距離は42.8kmで料金は570円である。

  てっきり嵐山かと思っていたら妻は別な場所を企んでいた
 さて、京都に向かったのは紅葉を見るためである(妻が)。

 昨年は嵐山に行ったが、嵐山の混雑度合いはハンパじゃなかったし、渡月橋を渡ってうどんを食べておしまいみたいなところがあって、あまり充実感がなかった。

 そのような反省を踏まえ今回妻が選定した場所は東福寺であった(私にとっては初めて耳にする寺の名であった)。
 阪急河原町駅から歩いて橋を渡り京阪の祇園四条駅へ。そこから3駅目に東福寺駅がある(JRなら京都駅から奈良線で1駅)。

 紅葉にはまだ少し早かったが、それでもとてもきれいだった(コケもきれいだった)。

20191117Tofukuji02

20191117Tofukuji03

20191117Tofukuji04

 いやいや、それにしてもここにも人が超多数(紅葉時期の約1か月で40万人が訪れるそうだ)。

 なかでも紅葉の名所だという通天橋に通じる道は人、人、人。

 「立ち止まると危険なので写真撮影はご遠慮ください」とアルバイトの人々が言ったところで、それに従う人などいない。ま、いるわけないわな……

20191117Tofukuji06

20191117Tofukuji10

20191117Tofukuji11

20191117Tofukuji13

 ちなみに通天橋の入場料は400円。ここだけでも1日に相当稼ぐのは確実。
 そんな俗っぽいことを考えながら木々を眺めた私だった。

IfukubeLied 芥川也寸志(Akutagawa,Yasushi 1925-89 東京)の「もみぢ葉」。
 5曲からなる歌曲集「車塵集」(1949)の第1曲。

 ここで取り上げているように「車塵集」の詞は、佐藤春夫が訳した中国の詩である。

 荒道子のメゾソプラノ、三浦洋一のピアノで。

 1975年録音。ビクター。伊福部昭の歌曲とのカップリング。


 さて、紅葉を見たら腹が減ってきたぞ!

激励のお気持ち承り所
最近寄せられたコメント
私の浮き沈み状況

これまでの御来訪者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

メッセージ

名前
メール
本文
本日もようこそ!
ご来訪いただき、まことにありがとうございます。

PVアクセスランキング にほんブログ村
サイト内検索
楽天市場 MUUSAN 出張所(広告)





カテゴリ別アーカイブ
タグクラウド
タグ絞り込み検索
読者登録
LINE読者登録QRコード
QRコード
QRコード
ささやかなお願い
 当ブログの記事へのリンクはフリーです。 なお、当ブログの記事の一部を別のブログで引用する場合には出典元を記していただくようお願いいたします。 また、MUUSANの許可なく記事内のコンテンツ(写真・本文)を転載・複製することはかたくお断り申し上げます。

 © 2014 「新・読後充実度 84ppm のお話」
  • ライブドアブログ