新・読後充実度 84ppm のお話

 クラシック音楽、バラを中心とするガーデニング、日々の出来事について北海道江別市から発信中。血液はB型かつ高脂&高尿酸血症の後期中年者のサラリーマン。  背景の写真は自宅庭で咲いた「レディ エマ ハミルトン(2024年6月22日撮影)。 (記事にはアフィリエイト広告が含まれています)

“OCNブログ人”時代の過去記事(~2014年6月)へは左の旧館入口からどうぞ!

2019/03

春の公園で砂に顔を突っ込むもの♪メシアン/鳥たちの目覚め

20190330Park3  資源物を持って行き、持ち帰ってきた
 昨日の朝。
 昼過ぎから雨になるという予報だったし、そうでなくても、行動するなら午前の早い時間に決めている私は、たまったペットボトルを回収箱に入れに行こうと近くの公共施設-公民館(死語だ)みたいな場所-に、ペットボトルがつまったビニール袋をぶら下げて向かった。

 ところがその建物の様子が変だ。
 自転車は1台も停まっていないし、窓はロールブラインドが下げられたままである。

 玄関の前にたどりつくと『本日臨時休館』という立て看板が。
 おまけに、明日も『休館日』というごていねいなお断りが。

 やれやれ……

 ペットボトルがつまったビニール袋をぶら下げて、私は帰宅した。

 帰宅し、玄関のなかにその袋を置くと、私は今度は公共施設とは反対方向にあるセブンイレブンに向かった。
 用事はなかった。しかし先ほどの用事がたせなかったので、気晴らしにコンビニに行きたくなったのだ。

  春と言えば……
 セブンイレブンに行く途中に大きい公園がある。

 ほぅらっ!いよいよ春って感じだ。引っ越しトラックが停まっているのが。
 春は引っ越しシーズンなのだ。
 実際、公園の周りに立つマンションの前のあちこちに、サカイだのクロネコだのアートだののトラックが停まっていた。

MessiaenHaikai メシアン(Olivier Messiaen 1908-92 フランス)の「鳥たちの目覚め(Reveil des oiseaux)」(1953)。

 独奏ピアノと管弦楽のための作品で、初めは「春」という副題をもつ交響詩として作曲された。鳥フェチのメシアン。この曲でも鳥の鳴き声を模した楽想がたくさん。真夜中から正午までの春の1日の鳥の声を扱っている。
 にしても、あまり性格が明るいとはいえない鳥たちって感じだ。

 なおこの曲が、メシアンにとって、鳥の鳴き声を模倣する楽想による一連の作品の最初のものである。

 セブンイレブンでオレンジジュースと冷凍の『レンジで豚の生姜焼き』と『レンジで牛カルビ焼き』を買って-どれも必要に迫られていないものだ-マンションに戻ると、ここにも引っ越しトラックが。

 あの日から1か月半。隣の部屋に新しい人が引っ越してきた。
 夕方にご丁寧にもあいさつに来てくれた。
 ご夫婦だった。
 ……どうせオイラはひとりぽっちの単身赴任さ。ちぇっ……
 そんな私は家飲みの〆に、引っ越しそばではないが、そばを食べた。

 さて、公園で撮った『春』をあなたに!

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 ついでに、公園の砂場にいた、なんとなく見てると気の毒になる、元気のないアニマルを(宇宙生物像と勘違いされても無理はない)。

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♪ 作品情報 ♪
【初演】 1953年・ドナウエッシンゲン音楽祭
     作家兼鳥類学者J.ドラマンとメシアン夫人(ピアニストのY.ロリオ)と鳥たちに献呈
【構成】 単一楽章(約20分)
【編成】 独奏p, orch

Messiaen♪ 作曲家情報 ♪
 

 パリ音楽院でデュプレにオルガンを、デュカスに作曲を学ぶ。1931年よりパリのサント・トリニテ教会のオルガニストになる。’36年ジョリヴェ、ルシュール、Y.ボードリエとともに〈若きフランス〉というグループを結成し、〈6人組〉などに反発して音楽における人間性の回復をかかげ、カトリック信仰を根底にした神秘主義的作品を発表したが、第2次大戦でグループは解散。’40年メシアンも召集され、ドイツの捕虜を体験。翌年釈放され、’42年よりパリ音楽院教授。戦後は非ヨーロッパ民族の音楽に注目、ミュジック・コンクレートも試み、リズムにおける音列技法を探求。さらに鳥の鳴き声を基礎にした作品を発表。自然界のすべてに絶対者の造化の妙を見るというカトリック世界観に没入した。門下からブーレーズらが輩出し、新しい音響世界の探求によって第2次大戦後の前衛音楽に多大な影響をあたえた。
 (井上和男編著「クラシック音楽作品名辞典」(三省堂)による)

♪ 紹介したディスク ♪
 エマール(p),ブーレーズ/クリーヴランド管弦楽団。
 1994&96年録音。グラモフォン 。

あなたは『がに』派?それとも……♪カーニス/ムジカ・セレスティス

HokkaidoCoffe  食べたい、食べられない、食べなきゃ
 鉋さんとアルフレッド氏と一緒に、ブーツグラスに入った-いまではすっかり慣れて、残り少なくなった時につま先を上にして飲もうとし、そのつま先に『カポッ』っと空気が入って、顔にビールを浴びることもなくなった-サッポロビール黒ラベルや、大ぶりのグラスに入ったハイボールを飲み、サラダに入っていたハムとホワイトアスパラを食べ、鶏の唐揚げと鉄板ジンギスカンの一部、さらには鉄板ナポリタンなどを平らげた日の翌日。私は昼過ぎの便で、大阪に飛んだ。

 たまにはフライトの前に勇気を奮って、3階のレストラン街の『ラーメン道場』は『弟子屈』の『むかし醤油ラーメン』を食べようかと思ったが、ちょっぴり、ええ、ほんのちょっぴりなんですけど、二日酔い気味だったのと、やっぱり食べたあとに飛行機に乗ったら、あらあらおなか急降下っていう悲劇中の悲劇に見舞われたら自分が気の毒すぎるので、断念した。

 かといって、その日の夜は名古屋から来たお客さんと食事をすることになっていたので、空腹のまま会食となると酔いが回りまくる。何かおなかに収めておかねば。
 ということで、着陸30分ぐらい前に食べるために-それなら急降下したとしても、飛行機も降下中で、なんとか(おか)に降り立つまでがまんできるだろう-おにぎりを1個買った。
 それも初めて見る商品だった。

  駅立売商会が空港に進出
 売っていた場所は保安検査場を抜けてからの、待合室にある『北海道くらし百貨店』。
 この店では以前、上に写真を載せたコーヒーや、半額になったさんまを買ったことがある。

 紙風の袋に入ったおにぎりが並んでいた。そのラインナップは、帆立、牡蠣飯、鶏、鮭西京焼、かにである(ほかにもあったかもしれないが、私のメモリが足りなかったために保存されたデータは以上である)。

20190326Soramusu1 私が買ったのは『かに』である。
 税込み185円である。
 もしかしたらラインナップ中、最高値だったかもしれない。

 ぜいたくだとお思いか?

 たまたま小銭で100円玉と10円玉8枚と5円玉1枚を持っていたので、端数が2円とか4円のものを避けただけだ。
 味的には私のお好みは『鮭西京焼き』だったに違いない。

 そして驚いたことに、これらのおにぎり、なんと作っているのが旭川駅立売商会である。

 新千歳空港で旭川の、それも駅弁製造会社が作った空弁(空むす)が売られているとは、感動せずにはおられないことだ。
 未代!、いや、見よ!このリアルなカニの絵を!

20190323Soramusu 味は良い。価格もカニとしてはリーズナブルだ。

 ただ、米どころ上川-旭川は上川地方の都市である-のおにぎりなのに、ご飯があまりジューシーではなく、ちょっぴりパサパサに感じたのが残念。
 まっ、ご飯の軟らかさも好みは人それぞれだけど……(その点、このご飯は私にぴったりの炊き方)

 私は朝早くに製造し、旭川から運んできていると思い込んでいるが、もしかすると前日に製造している可能性もある。
 それが悪いということではなく、製造してから時間が経つと、やはり多少パサついてくるってことは考えられる。

 ところで、このおにぎりのシールには『毛がに』と書いてある。
 だが『札幌かに本家』(でも本部は名古屋)では、かたくなに『毛かに』である。

20190406Kanihonke_Ad

 いうまでもなく、私は『がに』派である?
 あなたはどっちかに?

MorkCello カーニス(Aaron Jay Kernis 1960-  アメリカ)の「ムジカ・セレスティス(Musica celestis)」。

 自身の弦楽四重奏曲第1番(1990)の第2楽章を、独奏チェロと弦楽合奏用に編曲したもの。

 この曲を初めて聴いたときの-カーニスという作曲家もそのとき初めて知った-その美しい響きに対する、新鮮なる驚きと喜びを、いまでもまざまざと思い出さなくもない。

 前日にアルフレッド氏と話をしていたときも名前が出てきたが、私がこの曲を知るきっかけとなったアイゼンシュタイン氏はいまいずこ?

♪ 作品情報 ♪
【構成】 単一楽章(約13分)
【編成】 独奏チェロ, Str
【本作品について取り上げた過去の主な記事】
  今年の〆は、先日知ったすばらしい作曲家について

♪ 作曲家情報 ♪
 

 1960年ペンシルバニア州生まれ。サンフランシスコ音楽院、マンハッタン音楽院、イェール大学卒業後、管弦楽のたまの作品「ドリーム・オブ・ザ・モーニング・スカイ」を発表し成功を収める。1998年、弦楽四重奏曲第2番がピューリッツア賞音楽部門で受賞。

♪ 紹介したディスク ♪
 モルク(vc),大植英次/ミネソタ管弦楽団。
 2002年録音。エラート。

斬新だが子どもにはわけのわからない広告♪CPEB/自由な幻想曲

20190325OtaruAd  実態ですか?興味津々です
 もう金曜日。しかも『プレ金』だというのに、このあいだの月曜日のお話。

 本社で打ち合わせのため(昨日は「タレイン」を取り上げたが)トレインにのると、なかなかインパクトのある車内広告が。

 「自由すぎる?ペンギンショー」その実態
 トドの岩登り全真相解明

 さらには、特別展『蛸』ときたもんだ。

 週刊誌の中吊り広告風ね。いや、いいアイデアだと思います。『おたる水族館』の方々の意気込みが感じられます。
 ……けど、特別展『蛸』かぁ……

BachCPEStaier C.P.E.バッハ(Carl Philipp Emanuel Bach 1714-88 ドイツ)の「自由な幻想曲(Freie Fantasie)」嬰ヘ短調Wq.67,H.300(1787)を。

 C.P.E.バッハの作品には『自由な』とついた名の作品が少なからずある。
 父を筆頭とするバロック期の理論的な音楽からの脱却を意識していたのかもしれない。

  鉄板ナポリタンはやはりおいしかった
 さて、本社で打ち合わせをしたあと、この日の夜は久しぶりに、いま本社勤務の鉋さん、そして私と鉋さん共通の仕事仲間であるアルフレッド氏と食事をした。

20190325LION 場所は私の指定したLIONである。
 なぜなら、この店にはアルフレッド氏の好物のポテトフライが間違いなくメニューにあるからだ。

 たいして飲んでないのに、この日の私はけっこう酔いが回るのが早かった。

 本社ビルで上の階と下の階を何回も階段で行き来して疲れがたまっていたのかもしれない(単に私の段取りの悪さ)。実際、両ふくらはぎの裏側がけっこう痛かった(この痛みは水曜日まで強く続き、いまも少し痛みが残っている)。

 で、このとき酔っぱらってしゃべりながら、口から唐揚げの断片の破片などいろいろ飛ばしたような気がする。ご迷惑かけたなら、(かんな)さん、アルフレッドさま、ごめんなさい。

♪ 作品情報 ♪
【構成】 単一楽章(約13分)
【編成】 クラヴィーア(ピアノ)独奏
     (クラヴィーアとヴァイオリンの版(Wq.80)もある)

♪ 作曲家情報 ♪
こちらをご覧ください


♪ 紹介したディスク ♪
 シュタイアー(フォルテピアノ)。
 1987年録音。ドイツ・ハルモニア・ムンディ。

朝、窓を開けると……なんでまた雪?♪クセナキス/タレイン

  雪割りどころか雪かきするはめに……
 仙女の隣の席で大阪から新千歳までの旅をした私。
 その翌日の土曜日、朝起きると5cm以上は雪が積もっていた。

 日中の暖気でそれはすぐに融けたものの、なかなかすんなり一直線に雪解けは進まないものだ。
 それでも、アーチはここまで姿をみせてくれたが……(かなり傾いているのが気にかかる)。物置の屋根の雪はおかげさまで……

20190323Garden

20190323Monooki

 とにかく、今年は江別は雪が多かった。新聞の記事にもなっているくらいだ(北海道新聞の江別版だけど)

20190323DoshinEbetsu

 沈みつつ庭の雪山の下から姿を見せ始めている木々も、相当枝が折れている様子が見てとれる。
 枯れ木にならないまでも、なかにはほとんど花をつけない庭木もあるかもしれない。

XenakisErato  すさまじい芽生え
 クセナキス(Iannis Xenakis 1922-2001 ギリシア→フランス)の「タレイン(Thallein)」(1984)。
 タイトルは『芽生える』という意味。
 今年のウチの庭の芽生えは、この曲のような状況になるかもしれない。
 なお、バラはまだ雪の中から姿を現していないが、雪から先が出てきている冬囲いの支柱の様子を見ると、かなり悲惨そうだ。

 次の日、日曜日は晴れていたかと思うと、急に吹雪模様になる、まさに淫乱気流的荒れ方。

20190324EbetsuSTA2 自宅に帰って来ていた長男を駅まで送り、人目を気にしながら淫乱気流に翻弄される大粒の雪を撮影(って、人いなかったけど)。

 さらに(時制的にはこの記事の流れとは実際には違うものの)、SUBARUに6カ月点検を受けに行き、あのバンパーのズレについて尋ねたところ、「中で割れているんですが、バンパーが外れて落ちてくるってことはありません。それに治すとなると、そっくりバンパー交換となってかなり高くなります」と、こっちの懐事情まで察してくれた仙人のような模範解答をいただき、一安心したのであった。

♪ 作品情報 ♪
【構成】 単一楽章(約17分30秒)
【編成】 14人の奏者

♪ 作曲家情報 ♪
 

 ルーマニア生まれ。第2次大戦中はギリシアの解放運動に加わり、負傷して左眼を失い、投獄された。1947年パリに出て、ミヨー、オネゲル、メシアンに師事。建築家としてル・コルビュジェと協力するかたわら、物理学・数学的原理を音楽に援用して、推計音楽および音楽の公理論的構成を標榜、戦後の前衛音楽の行きづまりのなかで、超音楽への道をひらいた。
 (井上和男編著「クラシック音楽作品名辞典」(三省堂)による)

♪ 紹介したディスク ♪
 タバシュニク/アンサンブル・アンテルコンタンポラン。
 1990年録音。エラート 。
 あなたも『超音楽』を体験してみては?

私はあなたを選んでおりません♪吉松/アトム・ハーツ・クラブ

KosaiClub  『婦人』と『熟女』、あなたはどっちがお好き?
 昨日は、突然受信箱に入って来た、まじめな、けど穏やかでないメールについて書いたが、今日は、突然受信箱の迷惑メール・フォルダに入って来た、某クラブからのメール。

 そういえば、『婦人俱楽部』って雑誌、まだあるのだろうか?
 えっ?もうとっくにない?
 そうでしたか……

 それにしても“デートクラブ”って言葉、ひどく懐かしい(私には縁のない世界だったけど)。

 ただ、このメールを褒めたいのは、日本語の破たんがみられないところである。

20190320livedoorblog_chuui 吉松隆(Yoshimatsu,Takashi 1953-  東京)の「アトム・ハーツ・クラブ」組曲('Atom Hearts Club' Suite)。
 つまり“原子心倶楽部”なのである。

 第1組曲Op.70b(1997/改訂2001)と第2組曲Op.79a(1999)があり、ともに弦楽合奏のための作品である。

  私は賞品を用意していません
 こちらはメールではなく、livedoorブログに載った案内。

 このところliveddorブログを閲覧している最中に“当選者に選ばれました”というポップアップが急に表示されるというのだ。
 私はまだ経験していない。パソコンだと表示されないのかしらん?

 で、ここではっきりさせておきたいのは、あなたが私のブログを閲覧中にこのポップアップが表示されても、これはウソであるということを決して忘れないことと、私には一切関係のないことである認識を持ちつづけていただきたいことだ(←責任回避)。

♪ 作品情報 ♪
【構成】 組曲第1番:4楽章(約10分)
      組曲第2番:6楽章(約15分)
【編成】 弦楽合奏
【本作品について取り上げた過去の記事】
  私の愛称について。吉松隆/アトム・ハーツ・クラブ第1
  げんこつを食らわず、さわやかになれず♪吉松/アトム・ハーツ・クラブ
 
YoshimatsuT♪ 作曲家情報 ♪
 

 松村禎三に一時期師事したものの、ロックやジャズのグループに参加しながら独学で作曲を学ぶ。1981年に「朱鷺によせる哀歌」でデビュー。『アンチ前衛音楽』の立場で、調性やメロディーを重視した作品を作曲、現代日本の音楽界をリードしている。

 (写真は吉松隆氏のホームページより)

♪ 紹介したディスク ♪
 藤岡幸夫/BBCフィルハーモニー
 第1番:2001年録音。シャンドス
 第2番:2002年録音。シャンドス

YoshimatsuSym4

YoshimatsuSym5

違反?どう考えてもしてませんけど……♪ミーチャム/アメリカン・パトロール

Fennell Marches  スパムではない、突然のメール
 先日、ヤフオクからメールが来た。

 私がオークションに出品しているCDが『ヤフオク!ガイドライン』に違反している(かもしれない)という内容だった。

 なんでも、『評価の高いお客様』から申告を受けたということだ。

 これって、『評価が高い人』が言ってるんだから、指摘は真っ当そうだと、暗に圧力をかけられているような雰囲気がある。私だって出品者としての評価は高いのだが……

 ただし、この時点でヤフオク自体はガイドライン違反かどうかの検証はしていない。このあと『ヤフオクパトロール』に連絡がいき、調査されるという。

 ミーチャム(Franck W. Meacham 1856-1909 アメリカ)の行進曲「アメリカン・パトロール(アメリカの巡邏兵。American Patrol)」Op.92(1885)。
 原曲はピアノのための描写音楽で、1891年に吹奏楽用の楽譜が出版されたらしい。

 だれでも一度は耳にしたことがあると思う曲。
 でも、ヤフオクパトロールはこんな軽快な気分で取り進められないんだろうけど……

  サウンドトラックじゃなきゃダメですか?
 で、私がどういう違反をしているかというと、『商品等との関係のないカテゴリーに出品すること』に当たるという、そういう申告があったというのだ。

 このCD、オーケストラ・トリプティークによる伊福部昭の作品集である。
 収録作品は、映画音楽をオーケストラ用に編曲し組曲化しているもの。
 「ラドン」組曲や「ドゴラ組曲」、「宇宙大戦争」組曲などだ。 これを『音楽 > CD > 映画音楽 > SF、ファンタジー』のカテゴリーに出品していたのだ。

 サウンドトラックでないから『映画音楽』というカテゴリーは不適切なんだろうか?
 特撮映画以外の「ジャコ萬と鉄」や「佐久間ダム」の映画音楽を組曲化したものも収められているので『SF、ファンタジー』に出品するのは違反なのだろうか?

 「自分は違反していない」と判断して、そのままにしておくことも全然可能である。
 また、ヤフオクが実際に検証して、違反していないと結論を出してくれるのを待つことも、選択肢にある。仮に違反だと判断されれば、出品が取り消されるだけだ。いや、違反とみなされるわけがない。

 でも、なんだか胸くそが悪くて、いったんこのCDをオークションから取り下げ、『クラシック音楽 > 管弦楽曲』のカテゴリーで出品しなおした。
 伊福部昭のCDは、ショップでもクラシック音楽のコーナーで売られているし、オーケストラによる演奏だから『管弦楽曲』。
 これなら後ろ指をさされるような落ち度は私にはないだろう。

 この「違反申告」、実際にオークションに出品してはいけないものを出品した場合は別として、けっこうライバルからの、言いがかり、いやがらせのケースが多いらしい。
 ボクなんて、だれのライバルでもないのに……

♪ 作品情報 ♪
【構成】 単一楽章(約4分)

♪ 作曲家情報 ♪
 

 作曲者の経歴は不詳。
 (井上和男編著「クラシック音楽作品名辞典」(三省堂)による)

♪ 紹介したディスク ♪
 フェネル/イーストマン管楽アンサンブル。
 1956年録音。マーキュリー 434 334-2(輸入盤)。

感謝の気持ちを忘れない老女♪清水脩/山に祈る

20181120Fuji1  いえ、ただの山です
 先日の大阪→新千歳のフライト。

 大阪空港のカウンターに行き尋ねると、私のお気に入りのシートである(3つではなく)2つ並びの最後列の通路側席が空いていたので、そちらに変更。この席は落ち着けるので好きなのである。この席をゲットできただけで、妙に心にゆとりができる。

 飛行機に乗り込み、しばらくすると私のとなりの窓側席のお客さんが来た。

 小柄できゃしゃなおばあさんだった。
 か細い声で「ワタクシ、その奥なんです」。
 私は立ち上がって、中へ通してあげた。
 彼女はひじょうに丁寧に「ありがとうございます」と私にお礼を言った。
 上品というのとはちょっと違うが、まるで仙女のような雰囲気があった。

 飛行機が離陸し30分ほどしたとき-私は本を読んでいたのだが-、その女性仙人のような雰囲気をもつおばあさんが私のことをじっと見ていることに気づいた。
 私が本から目を離すと、彼女は窓の外ですぐ下に見える山を指さし、またまたか細く高い声で尋ねた。

 「あれは富士山ですか?」
 「いえ、違います。富士山はもう少ししたら、運が良ければですけど、もっと遠くに見えるかも知れません」
 「そうですか。ありがとうございます。お詳しいですが、あなたはパイロットさんですか?」
 「いえ、違います。ただのサラリーマンです」

 断っておくが、この日私が操縦士のコスプレをしていたわけではない。
 あるいは酒気帯びの香りを放ってもいなかった(と思う。←ブラック、ごめん)。

  祈りの意味はわからないが……
 天が彼女に味方したのか、それから15分くらいして、遠くに上側の雲と下側の雲の間から富士山の姿が見えた。
 「あの、雲と雲の間にかすかに見えるのが富士山ですよ」。私は言った(写真は以前、同じような状況で撮影したもの)。

 彼女は「はぁー」と声にならないかすかな声を出し、そのあと富士山を観ながら手を合わせて何かを祈っていた。

 本当に仙女のようだ(仙女に会ったことはないが)。というか、悪事になど縁のない、正しき道を歩んできた正しき人のように思えた。

  静止していると錯覚
 そのあと、飛行機は安定して雲の上を飛行。
 また彼女が私を見ている。何かと思うと、「あの、これ動いているんですか?」
 「ええ、動いていますよ」

 その後、降下を開始すると、乱気流ではないが、比較的大きな揺れが続いた。

Shimizu そして新千歳空港に着陸すると、彼女はまた手を合わせて祈り、私に「無事について何よりです」と言った。

 シートベルトをはずせなくて難儀していたので、はずして差し上げた。
 「ほんとうにありがとうございました」と彼女は、またまたか細い声で言った。
 「お気をつけて」と私は一足先に出口へと向かった。

 しかし、そのとき「あなたは親切な人ですので、私の遺産5億円をあなたに譲りたいと思います」、というような申し出は、やっぱりなかった。

 快速『エアポート』に乗り換えた私の頭の中には、清水脩(Shimizu,Osamu 1910-86 大阪)の合唱組曲「山に祈る」(1960)のなかの「リュック・サックの歌」が流れていた。

 しっかし、このタイトル、うまいよなぁ!

20190323DoshinAd

♪ 作品情報 ♪
【初演】 1960年
【構成】 6曲(曲間に母親役の語りが入る。約30分)。
【編成】 もともとは男性四重唱とp。混声合唱とorch版など各種あり
【本作品について取り上げた過去の記事】
  永逝~若杉弘が残した合唱組曲「山に祈る」
  清水脩/合唱組曲「山に祈る」
  頭皮、かゆくならないですか?♪清水脩/山に祈る

♪ 作曲家情報 ♪
 

 大阪外国語大学卒業後、東京音楽学校の選科に入学、橋本國彦に作曲、細川碧などに音楽理論を師事。大阪外大ではグリークラブに所属。1939年の第8回音楽コンクールの作曲部門で「花に寄せたる舞踏組曲」が1位に入選。実家が寺だったこともあり、邦楽器のための作品を多く残す。また、歌劇や合唱作品も数多い。作曲活動のほか、音楽之友社に入社。その後カワイ楽譜の社長となった。

♪ 紹介したディスク ♪
 若杉弘/ビクター・フィル、同志社グリークラブ、河内桃子(語り)。
 1970年録音。ビクター。
 この曲の母親役の語りといえば加藤道子ってイメージが強いが、河内桃子はもう少しソフトな語り口。それもまたいいもんです。

私の札響感動史(45)♪いまの札響の礎を築いた団員たちの顔ぶれ

SSO200th  「タラス・ブーリバ」の良さを知った夜 
 2008年に札幌に転勤になったあと、最初に聴いた札響のコンサートは、4月11日の第508回定期であった。

 指揮はエリシュカ。私にとっては、この日が初めてエリシュカ/札響の組み合わせを聴く機会となった。

 プログラムはヤナーチェクの「タラス・ブーリバ」とモーツァルトのピアノ協奏曲第24番(独奏:伊藤恵)。
 メイン・プログラムはドヴォルザークの交響曲第6番だったが、これは聴かずに前半で Kitara をあとにした。

 このとき、私がエリシュカと札響の相思相愛のアツアツぶりや相性の良さを強烈に感じたかというと、正直なところそうではなかった。
 ただし、年齢のわりに若々しい演奏をすること。そして、「タラス・ブーリバ」がこんなに良い曲だったとはと感じさせてくれたことが、強く印象に残った(このように、感想も絶賛的)。

  “育ちが良い”GM4
 次に Kitara に足を運んだのは、翌月の5月23日の第509回定期。
 指揮は尾高忠明、独唱は天羽明恵でモーツァルトの交響曲第40番とマーラーの交響曲第4番。

 この日の演奏について、私はおおむね好意的な感想を書いているが、しかしマーラーではもっとオーケストラを鳴らしてほしいという不満ももっている。

  聴き手を引き込む高関
 さらに翌月の6月の第510回定期では高関健の指揮でラフマニノフのピアノ協奏曲第3番(独奏:シフリッツ)とストラヴィンスキーの「春の祭典」を聴いた。

 この回ではA日程B日程の両方を聴いているが、やっぱり高関健がモーレツな勢いで指揮者として進化しているのを感じさせられた。

 また、なぜか高関健のラフマニノフの第3楽章でのある場面での動きが、不思議なことにいまでもはっきりと記憶に残っている。

  『指揮者による』のは当然のことなのに……
 そして、7月19日に行なわれたPMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)で、尾高指揮による札響の「ウエスト・サイド・ストーリー~シンフォニック・ダンス」を聴いたとき、東京の演奏がつまらなく感じた理由がわかった(東京公演は毎回尾高の指揮だった)。

 それは当たり前すぎるほど当たり前のことだったのだが、私の、あまりに『札響』そのものを聴きに行くという思いが強すぎて、気づかなかったのだ。

 つまり、「尾高が振る札響の演奏が(私には)つまらない」、ということだったのだ。

 ふだんから、あの指揮者の演奏は良い!などと言っているくせに、こと札響になると「札響は良い!」ということばかりを考え、指揮者による違いや功罪が頭から吹っ飛んでいたのだ。

 この日のPMFの「シンフォニック・ダンス」のダンスっぽくない演奏を聴き(なぜかこの曲について、私は触れていない)、シロウトのようにはたとそのことに気づいたのだった(シロウトだけど)。

 もちろん尾高ファンの方々もたくさんいるだろうし、尾高忠明が札響の成長に大きく貢献したことは間違いないだろう。いまや日本を代表する指揮者でもある。

 しかし、少なくとも私には、いつでも他人行儀な演奏に聴こえてしまう。
 その後も、尾高の指揮するコンサートでは、好きなプログラムなので期待してホールに行くが、いつも消化不良の思いをさせられた。
 まだ正指揮者として高関がいたので消化不良のままで閉塞までに至らずに収まっていたが、それゆえに高関が2012年3月をもって正指揮者を降りたときは残念でならなかった。

Tweeter20180924 昨年の秋のことだが、ツイッターで札響のことを呟いたことがある。
 それに返信してくださった方がいた。それが画面のものである。

 そっか、予定調和か……

 確かにそうかもしれない。私にはその表現が思いつかなかったけど、核心をついていると思う。

 岩城宏之が札響の正指揮者に就任したとき、札響を日本のクリーヴランド管弦楽団にする、という目標をたてた。

 アメリカの地方オーケストラの1つに過ぎなかったクリーヴランド管弦楽団は、ジョージ・セルを音楽監督に迎えたあと、徹底的にしごかれ、20数年で世界のトップオーケストラにまで育ったのである。

 その岩城は1988年3月をもって音楽監督から桂冠指揮者になったが、これは事実上の退任であった。12年半にわたる岩城の時代は終焉した。
 そのはっきりとした理由はわからないが、楽員との間に軋轢があったという噂もあった(その点では、2004年から音楽監督の座にあった尾高忠明は楽員に慕われていたということだ←これまた噂)。
 また、岩城自身の健康上の問題もあったのかもしれない。
 岩城は1987年に頸椎後縦靭帯骨化症、89年には胃がんを患った。
 さらにその後、2001年に咽頭腫瘍、05年には肺がんとなり、2006年6月13日に心不全で亡くなっている

 私にとっては最も印象深い札響の指揮者である岩城の指揮を、最後に見たのはいつだったか?
 おそらく1987年9月の第284回定期だと思う。
 岩城はそのあとも札響を振りに来ているものの、私は聴きに行けていない。
 岩城の終わりは就任時の華々しさとは正反対に、実にひっそりとしたものだった。私はなんだかあと味の悪さを感じたものだった。

  岩城の目標は岩城の死後になって達成された
 岩城の時代に札響が『日本のクリーヴランド管』になったかというと、そこまでは至らなかった。
 だが、そのあとの秋山和慶、尾高忠明、高関健が、岩城がいいところまで磨き上げた原石にさらに磨きをかけ、日本で1、2のオーケストラに育て上げた。
 ただ、再三私が感想を書いているように、尾高は札響の顔となったが(そして経営難も乗り切ったが)、肝心な演奏そのものとなると印象に残るものは多いとは言えない。

 さらに、磨き上げられた宝石に波長の合う光をあてて、最上の輝きを放させたのがエリシュカだったと言えるだろう。
 いくら素晴らしい演奏を立て続けに聴かせてくれるとは言え、(尾高は別として)これがエリシュカだけだったら、かつてのシュヴァルツ時代のようにレパートリーが偏ってしまっただろう。しかしそこは、高関が若々しく大胆でエネルギッシュな演奏を披露してくれた。札響がこのように幅広いレパートリーをこなせるのも岩城、さらには後継の秋山の功績だろう。

RKorsakovScheSakkyo いまからほぼ40年前の1980年1月に行なわれた第200回定期演奏会。そのプログラムノーツには、当時の札響の楽員の写真が載っている。

 邦人作品などを積極的に取り上げるなど、岩城に《変革》とレパートリーの拡大を求められ、全国区のオーケストラになるために、あらゆる面での向上に努力していた時代だ。

 そんな、むかしの写真を勝手に載せるなと叱られそうだが、このメンバーの顔は私にとって(そして私と同世代、もしくはそれより古くからの札響ファンにとって)単に懐かしいというだけではなく、いまや日本を代表するオーケストラとなった札響の礎を築いた人たちということで、私は敬意を表し、ぜひいまの札響ファンに紹介したいのだ(ヤマザキマリのお母さん、“ヴィオラ母さん”の顔もある)。

 いまの札響ファン(特に会場が Kitara になってからの、いわゆる『 Kitara 世代 』のファン)にとっては、知らない顔も多いだろうし(創立からのメンバーもいる)、あるいはその団員が退団する演奏会に遭遇したという人もいるかもしれない。
 繰り返すが、このメンバー(と、それ以前のメンバー)が苦労し努力し研鑽したからこそ、いまの札響がある。

 私も北海道に戻ったらまた札響に通いたいと思っているが、メンバーが入れ替わってもいつまでも伝統の札響サウンドを守り続けてほしいと願っている。そしてまた、エリシュカ・ブームで札響が一時的に脚光を浴びたに過ぎないと言われないよう、これからも進化を続けてほしいと重ねて願うところである。

 そしてなによりも、さらに若い世代の人たちが札響のコンサートに足を運んでくれることを、これまた切に願ってやまない。

 片山氏のこの文を読んだのがきっかけではじめたこのシリーズは、今回をもって終了。

 このシリーズでは、私がブログを書き始める以前に聴いた札響のコンサートの感想を書いてきた。
 前回書いたように、2007年8月からブログを始めたので、それ以降に聴いたコンサートの感想は、都度ブログに書いている(2014年6月までは本館)。
  
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♪ 紹介したディスク ♪
 武満徹(Takemitsu,Toru 1930-96)の「星・島(Star - Isle)」(1982)。
 岩城宏之指揮による札幌交響楽団第232回定期演奏会(1982年12月23日・北海道厚生年金会館)のライヴ。
 定期演奏会で邦人作品を意識的に取り上げた岩城だったが、とりわけ武満作品の回数は多かった。また、武満自身も札響が奏でる自身の作品の演奏を高く評価していた。
 R-コルサコフの「シェエラザード」とのカップリング。

新発売を見逃すな!定期点検を怠るな!♪テルテリャーン/Sym3

20190313asnasPL_Miso  ケチャップ→みそ
 『高リコピントマトケチャップ』使用の『洋風ミックス弁当』の次に新発売となったのは、『こだわりの自社製みそだれ』仕上げの『豚味噌焼弁当』だった(これにより『洋風ミックス弁当』は見かけなくなった)。

 阪急のコンビニ asnas の弁当である(ただ、これらが asnas 専用の販売商品なのかどうかは私にはわからない。製造者は西淀川区のシノブフーズ)。

 豚の味噌漬け焼きは、私は好きだ。豚の生姜焼きの方がもっと好きだが、味噌漬け焼きも好きなのである。

 だが、この新商品は、いまひとつだった。味噌のフレーバーがはっきりと出ていないのだ。
 豚の味噌漬け好きの私としてはちょっとがっかりだった。
 あっ、この弁当は味噌漬けではなく、『みそだれ仕上げ』だった。難癖つけてゴメン。

  豚肉→鶏ひき肉
 そして、先日また1週間ぶりに asnas をのぞいてみた。
 なぜなら、セブンイレブンとLAWSONの弁当に安定的非充足感を感じていたからである(つまり飽きがきていた)。

 すると、またまた新発売のシールを身に着けた弁当が売られていた。

20190320asnas_Soboro 『そぼろ弁当』である。
 自社製のそぼろがこだわり有りなのである。

 一見、野菜が劇的に少ないように思えるが、よく見るとけっこうニンジンが豊富だし、もやしやタマネギも入っているし、茹でて味付けされた何かよくわからない菜っ葉だって入っている。

 肉団子も唐揚げもそぼろも、ちゃんとした味。これまたコスパが高い。

 やはり asnas の弁当(真菜ごころシリーズ)は侮れない。
 新発売弁当がないかチェックするのを決して怠ってはいけないのだ。

YuspovNola  お客さんが盛り上がっているのは視覚効果のせい?
 以上の話とはまったく関係なく、テルテル、ではなくテルテリャーン(Avet Terterian 1929-94 アルメニア)の交響曲第3番(1975)。

 3楽章構成で、まぁ全体的にネクラ。
 冒頭の太鼓の乱れ打ちのような箇所は、実に日本的。そのあともまるで日本の『現代音楽』(←死語?)のよう。

 第2楽章はお化け映画に使えそう。

 終楽章はこれまた打楽器の乱れ打ち。
 吉松隆の「カムイチカプ交響曲」の第3楽章をちょっと思い出させるものがある。

 しかし、「テルテルちゃん、よっぽど腹立つことがあったんかね?」ってくらい、太鼓が叩きまくられる。
 また、アルメニアの楽器、Duduk(とZuma?)がオーケストラに加わっている。

 そうそう、テルテルと言えば『てるてる家族』。
 いま放送されているNHKの朝ドラの『まんぷく』。
 日清食品の安藤百福がインスタントラーメンを開発する話だけど、この人って前にも朝ドラで取り上げられていた記憶がある。で、調べてみたらそれは『てるてる家族』だった。
 ただし、『てるてる家族』では安藤百福は主人公一家の近所に住む人で、あくまでエピソード的に扱われていたようだ。

 なお、本日の作曲家ならびに作品については、私は一切情報を持ち合わせていない。

 CDはヘルムート/ドレスデン交響楽団による1999年ライヴ(お客さんは拍手喝采!)。
 ARTENOVA 74321 82556 2。
 曲の長さは25分。

 ところで『真菜ごころ』シリーズの弁当の、商品名のあとに書かれている『HA』は『阪急』って意味なのだろうか?

『03083』は『おっさんおばさん』♪ドビュッシー/雨の庭

  京都はカラスもお上品?
 動歯ブラシを買ってしまい、ニンニクは買えなかった日の翌日は京都に出かけた。

 阪急河原町駅から八坂神社方向へ。

 ある店先には、こんな飾りが。
 カラスが奪いに来ないのだろうか?
 魔除けなのかどうか知らないけど、こういうのは初めて見た。

20190317Kyoto01

 Twitterでもつぶやいたが、これは八坂神社前の『ツルハドラッグ』。
 ツルハといえば赤い看板だが、ここは景観上の理由なんだろう。黒ツルハである。
 ツルハになる前はコンビニだった建物。確かコンビニのときも地味な色使いだった。

20190317KyotoTsuruha

 知恩院に寄り、そのあと平安神宮へ向かう。

20190317Kyoto04

  かつくらのトンカツから予定変更
 その途中に豆腐料理の店があった。
 なんか由緒ありそう。
 時刻も11:30.
 予約なしでは無理かと思ったが、飛び込みで入ってみると、席が用意できるという。
 豚肉タンパクにする計画が、あっけなく大豆タンパクに。

20190317Kyoto14

 料理はこのコースのみ。
 
20190317Kyoto06
 
 あららら、窓の外では大粒の雨が降り出した。ちょうどうまいぐあいに雨宿りとなった。

 ドビュッシー(Claude Debussy 1862-1918 フランス)の「雨の庭(Jardins sous la pluie)」。

 3曲からなるピアノ曲集「版画(Estamps)」(1903)の第3曲。
 ちなみに第1曲は「塔(パゴダ。Pagodes)」、第2曲は「グラナダの夕暮れ(La soiree dans Grenade)」で、「パゴダ」は仏教の宝塔のことである。

 ドビュッシーはこの作品で印象主義的なピアノ技法を確立したという。J.E.ブランシュに献呈された。

DebussyHaas1

 なんとなく緊張しながら-店がガヤガヤしていないので-食べる。

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20190317Kyoto08
 
20190317Kyoto10

 豆富(豆腐)でおなかいっぱいになるのかなぁと思いきや、いやいや、満腹満腹。
 正直、私は豆腐の味がよくわからないのだが-生麩のしぐれ煮は挽き肉のようでおいしかったし、豆富グラタンも生麩田楽も良い仕事をしてくれていたが、湯どうふについては、つゆがおいしいと思ったものの、豆腐そのものの味はよくわからなかった-、幼少時に豆腐屋の隣に住んでいて豆腐には自称『うるさがた』の妻は、おいしい!と言っていた。

  この番号、まだ生きてます
 幸い雨も上がり、平安神宮に行ったあとは南禅寺へ。

 そこで見かけた、けっこう年代物っぽい看板。

 いや、私が着目したのは解説文ではなく、下の『菊水』なる旅館の広告である。

20190317Kyoto17

 “ナカナカイヨイワイ”って、かなり無理がない?日本語自体ヘンだし。
 こんなめんどくさい語呂合わせに頼るより、電話番号そのものを覚える努力をした方が早い気が……

♪ 作品情報 ♪
【初演】 1904年
【構成】 単一楽章(約3分)
【編成】 p

♪ 作曲家情報 ♪
 ⇒ こちらをご覧ください

♪ 紹介したディスク ♪
 W.ハース(p)。
 1961-63年録音。フィリップス 438 718-2(輸入盤)。

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