♪ 作品情報 ♪
【編成】 独奏p, orch
♪ 作曲家情報 ♪
パリ音楽院でデュプレにオルガンを、デュカスに作曲を学ぶ。1931年よりパリのサント・トリニテ教会のオルガニストになる。’36年ジョリヴェ、ルシュール、Y.ボードリエとともに〈若きフランス〉というグループを結成し、〈6人組〉などに反発して音楽における人間性の回復をかかげ、カトリック信仰を根底にした神秘主義的作品を発表したが、第2次大戦でグループは解散。’40年メシアンも召集され、ドイツの捕虜を体験。翌年釈放され、’42年よりパリ音楽院教授。戦後は非ヨーロッパ民族の音楽に注目、ミュジック・コンクレートも試み、リズムにおける音列技法を探求。さらに鳥の鳴き声を基礎にした作品を発表。自然界のすべてに絶対者の造化の妙を見るというカトリック世界観に没入した。門下からブーレーズらが輩出し、新しい音響世界の探求によって第2次大戦後の前衛音楽に多大な影響をあたえた。
♪ 紹介したディスク ♪
エマール(p),ブーレーズ/クリーヴランド管弦楽団。
1994&96年録音。グラモフォン 。