新・読後充実度 84ppm のお話

 クラシック音楽、バラを中心とするガーデニング、日々の出来事について北海道江別市から発信中。血液はB型かつ高脂&高尿酸血症の後期中年者のサラリーマン。  背景の写真は自宅庭で咲いた「レディ エマ ハミルトン(2024年6月22日撮影)。 (記事にはアフィリエイト広告が含まれています)

“OCNブログ人”時代の過去記事(~2014年6月)へは左の旧館入口からどうぞ!

2018/07

大阪で江別のラーメンに出会った歓び♪吉松/4つの小さな夢の歌

YoshimatsuP2  一石二鳥的保冷剤

 少し、ほんの少しだけ落ち着いたが、先週は暑かった(だからといって、今週だってお世辞にも過ごしやすいとは言えない)。

 休日に部屋にいても、“風量自動”に設定したエアコンの風量は“強”のまま。
 設定温度は26.5℃にしていたが、27.4℃以下にはならなかった。

 それでも、ワケありで仕事が休みだった某平日に勇気を奮って買い物に出かけた。

 まだ涼しい8時に、と思ったが8時の時点で十分すぎるほど暑くなっていたが、元気なセミに負けるもんかと、挫折せずに近所にある6時開店のダイエーに10分ほど歩いて行き、アボカドと長ネギとピーマンと豚肉とキムチとウインナーなどを購入。さらに冷凍食品のパスタを2袋購入した。

 冷食を買ったのは-もちろんいずれ食べるためではあるが-豚肉やウインナーが帰宅途中で傷まないようにするためだ。つまり保冷剤代わりである。


 最近はちょっとの外出ならエアコンは切らない方が良いと、どのテレビ局のどの情報番組でも、パクったように口をそろえて言っている。だから私もスイッチを入れたまま外出したが、部屋に戻ると27℃以上あるとはいえクールミント・ガムの絵づらを思い起こす涼しさ。入れてて良かった!
 ってことは、外はいったい何百℃あったのだろう?


 また、私は3階建てのマンションの3階に住んでいるのだが、階段がやたら暑い。まったく風が通り抜けないので(窓はハメ殺しになっている)サウナ状態。自室の玄関から1階のマンション入り口の間がいばらの道なのだ。


  西山の麺は売っていなかったが……

 ところで、前回自宅に帰ったときにも近所のスーパーで西山のラーメンのつゆを買って持ち帰ってきた。
 そしてこの日の買い物ではラーメンの麺を求めたのだが、なんと北海道はわが町の工場で作られている商品があるではないか!

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 こういうのってヒジョーにうれしい。

 しかも、すごいのは三段熟成ってことだ。どうすごいのかわからないが、でも感服せざるを得ない。

 その上、冷やしにも合っちゃうのである。だが、私にとって冷やし中華はお好みの範疇外に分類されている。


 えっ?いっぺんに4玉食べたのかって?

 まさか!

 3玉は1つずつラップで包んで冷凍保管である。


 ラーメンを食べ、前回出張で自宅に戻ったときに妻が持たせてくれた処分品の黒ニンニクをデザート代わりにし、ドリンクは甘酒。こうして夏バテにならないよう努力している私である(あぁ、明日から8月!まだ8月!)。


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  高温時は血管のつまりにもご用心!
 吉松隆(Yoshimatsu,Takashi 1953-  東京)の「4つの小さな夢の歌(4 Little Dream Songs)」(1997。作品番号なし)。

 もともとはギターとハーモニカのために書かれた作品だが、ハーモニカ&ピアノ、ピアノ独奏版、さらには脳溢血による後遺症で右手がきかなくなった舘野泉の依頼によって編曲した3手連弾版など、いくつものヴァージョンがある。

 4曲は、

 春:5月の夢の歌
 夏:8月の歪んだワルツ
 秋:11月の夢の歌
 冬:子守歌


で、いずれも1分半から2分ちょっとの小品。この実に透きとおった美しい響きがもっと続いてくれたらいいのに……と思ってしまう。

 私の手元にはハーモニカ&ピアノ版とピアノ独奏版の2種の音源があるが、宝石のきらめきのようなピアノ独奏版の方が個人的には好みである。クソ暑い日の一服の清涼剤って感じだ。


 田部京子のピアノで。

 2001年録音。DENON。


 なお、本日この作品を取り上げたのは、ラーメンが4玉入りだったからではなく、「8月の歪んだワルツ」という曲が含まれているからである。

タワレコの誠意ある対応に感動♪エリシュカ/SSOの回収盤

  セールの案内メールではありません
 エリシュカ/札響のCD(スメタナの「ワレンシュタインの陣営」)に編集ミスによる欠落が判明したということを前に書いた

 先日、タワーレコードから私のところにメールが来た。
 その交換のお知らせである。
 タワレコのオンラインで買ったので、購入履歴からこのように親切に案内をくれたのだった。

 まさかタワレコから直接連絡が来るとは思っていなかったので、ちょっぴりカンドーである。

タワレコmail

 でも、店舗で買った場合はどうなるのだろう?
 ポイントカードで購入商品の履歴がわかるのだろうか?
 いえ、ただただ素朴な疑問なまでです。

 なお、当該ディスクは現在、タワレコでは取扱いなしになっている(欠陥品だから)。
 欠落盤を欲しい人は店頭在庫を探しに走れ!

Tchaikovsky5EliskaSSO

 私?欠落盤は、これはこれで大切に持っておくつもり。

 さて、土曜日から日曜日にかけては台風12号が東海→近畿→中四国へと進んだ。
 日曜日の午前3時ごろは激しい雨と風の音で目覚めたが、もちろん再睡眠。5時過ぎにはすっかり静かになり7時過ぎには青空も見えた。

 そして元気にセミが鳴き出したのが聞こえてきたのだった。

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 むかし『青空』って名前の洗濯機を売っていたのは日立だったっけか?

2018年7月第3水曜日の私 bis♪ハイドン/四季

  なんだこれは?
 たいしたことじゃないのだが、7月18日の出来事で追加報告したいことがあったので bis しちゃうのである。

 帯広に向かうために札幌駅に行ったわけだが、そこに見たことのない客車が停まっていた。
 周りの人があまりに無関心なので、私は幻覚かと思ったほどだ。

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 この高級感!が、目と口のような配置の四角くない斬新な窓と独房のような小窓の多さ!

 もしかして、これが噂のPasco?じゃなかった、『四季島』?

 目を凝らしてみると、やっぱりそうだ。そう書いてある。
 
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 ちょうどそのとき、車両が苗穂方向に動き出した。

  なんじゃい、これは!
 よし!最後尾の顔を撮ってやろう!
 そう思ったが、ちょっぴり予想していたとおりになってしまった。いや、予想以上にひどい。

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 なんですかね、これ?ダダですかね?

 まぁ、コンデジで撮ったわけで手振れもあるが、要するにスローシャッターになってしまったわけ。
 ごめんねごめんねぇ~。

 そのあと『スーパーとかち』に乗ったわけだが、新得駅で“あいつ”に再会。

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 以上、わざわざ余計なことを報告させてもらった。

HaydnJahreszeiten  こちらは444
 ハイドン(Franz Joseph Haydn 1732-1809)のオラトリオ「四季(Die Jahreszeiten)」Hob.XXI-3(1799-1801)。

 イギリスの詩人J.トムソンの「四季」をG.v.スヴィーテンが訳と編纂して台本を作った。

 春夏秋冬の4部(44曲)からなり、小作人とその娘、若い農夫が登場し自然と生活を賛美する。

 ショルティ/シカゴ交響楽団、同合唱団他の演奏で。

 1992年録音。デッカ。

 今日はヨンゲンの「ゆるやかな踊り」Op.56bisを取り上げるつもりだったのに、すっかり忘れてハイドンにしちゃった。でも、あなたにはまったく問題は生じないだろうけど。

 先ほどから雨と風がぱったり止んだ。台風の眼の中に入ったか?

2018年7月第3土曜日の私♪GM/亡き子をしのぶ歌

  ようやく私の趣味を覚えてくれたようで
 土曜日は数日前に予約しておいた理容室にアサイチで行く。

 傷だらけの私の腕を見た店主は「バラですか?」と聞いてきた。さすが、10年以上も通っているとよくわかっている。決して「ためらい傷ですか?」とトンチンカンなことは言わない。

 そうなのだ。いつもは長袖の服を着てバラの手入れをするのだが、ほんのちょっとだけと半袖シャツのまま剪定をしているうちについつい熱中して、気が付くと両腕が傷だらけになってしまった。

 さて、そのバラたちをご紹介。

 まずは『グラハム・トーマス』。
 
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 おなじくイングリッシュローズの『シャルロット』。

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 『バフ・ビューティー』。

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 日本で作出された品種『楽園』と『凛』。

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 夜になると花を閉じる、まるで睡眠に気を遣っているような『ゴールデン・ウィングス』。

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 『つるアイスバーグ(シュネービッチェン)』と『カレイドスコープ』。

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  麺が変わった?いや、茹で方では?
 さて散髪をしたあとは、また新札幌へ。

 昼食はサンピアザ地下3階の『八雲』で。私はこの日のサービスメニューの“八雲天ざる”(950円)。妻は冷やしたぬきそば。

 2人とも「あれっ?」と思ったのが、前にここで食べた時より、いや、他の『八雲』の店舗も含め、過去に『八雲』で食べたどのときよりも麺にコシがあっておいしい。
 麺が変わったのか、それともたまたま茹で方や洗い方が良かったのかわからないが、間違いなくそれまで経験してきた『八雲』のどれよりもおいしかった。たまたままだ混む前だったので茹でたてだったのだろうか(昼どきのマチナカの店舗では、注文してからすぐに、妙に早く出てくることがあるが、あれはあらかじめ茹でてあるのではないかと思われる)。

 なお『道新ぶんぶんクラブ』のカード提示で各50円、つまり計100円の割引となった。

  ブルーな気分を私に
 ところで花咲く六花亭ならぬMUUSAN庭だが、残念な出来事もあった。

 どうやら、いや間違いなく、『ブルー・フォー・ユー』は死んでしまった……
 いずれ地際からシュート(新たな枝)を伸ばしてくれるのではないかと期待したが、だめだった。

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 このほか、ここに書いた『コンパッション』と『スキャボロ・フェア』もナンマンダァ~(←南無阿弥陀仏)である。

Mahler10Bernstein マーラー(Gustav Mahler 1860-1911 オーストリア)の「亡き子をしのぶ歌(Kindertotenlieder)」(1901,'04)。

 作品についてはこちらの記事をご覧いただくとして、ベイカーのソプラノ独唱、ベーンスタイン/イスラエル・フィルの演奏を。

 1974年録音。ソニークラシカル。

 そうそう、耳の痛みはなくなったが、かゆい……






2018年7月第3金曜日の私♪ペルト/至福

20180719KitamiSTA  刺身がのったおにぎり

 出張最終日。

 最初の目的地は富良野だが、車で4時間ほどかかるので早い時間に北見を出発。


 昼過ぎに訪問先に到着。先方様が予約しておいてくれた『福寿司』という店で昼食。

 “ジャンボにぎり”で有名だということだが(この日も混んでいた)、とにかくしゃりが大きい。1つ1つがいなり寿しぐらいある。それが9貫。
 なんとか全部いけるかと思ったが、最後の1貫はどうしても食べられず完食には至らなかった。

 たまたまこの日の朝の私の食事は、おにぎり1個としじみの味噌汁。それなのに食べきれなかった。がんばったのに……。私は決して大食いでないことがわかったが、店に案内してくれた取引先の方には申し訳なかった。


 にしても、ほかの人たちが全員平らげてしまったことに、私は内心びっくり仰天した。


Part (2) ペルト(Arvo Part 1935-  エストニア)の「至福(The Beatitudes)」(1990/改訂'91)。


 ソプラノ、アルト、テノール、バスの四重唱か4部合唱のための曲で、伴奏はオルガン。


 私が持っているのはクローベリー指揮ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団による合唱版の演奏を。


 1994年録音。ワーナー。



  千葉課長は知っている……

 富良野での用事を済ませ次は岩見沢へ。
 そこで1つ用務をこなし、この日の宿泊地である札幌へ(私は自宅泊まり)。
 
 夕方、本社のビルの前で名古屋時代に一緒でいまは本社勤務の千葉課長にばったりと遭遇。


 「富良野のラベンダー、咲いてました?」と彼。
 「えっ?どうして出張のこと知ってんの?」
 「だってブログ読みましたもん」


 そっか。書いている自分が書いたことを忘れていた。どーにもならん。
 なお念のために申し上げておくが、決してラベンダーを見に行ったのではない。はるか遠くにファーム富田の紫色に染まった山肌が見えたが、私たちは取引先を訪ねに行ったのだ。


 そのあと名古屋時代に一緒でいまも大阪で一緒の伏草課長とも遭遇。彼も札幌に出張していたのだった。しかし、お互い感動もなく……って感じ。

 こうして3日間の出張が終わった。夜になっても満腹の余韻が残ったまま……


 ところで全然出張とは関係ないが、最近気づいたことがある。


 アダルトムービーに出てくる女性、それも“素人”と銘打った女性に、ストーンブレスレットを着けている人が実に多いということだ。

 いや、最近そういうのを観たというわけではないのだが……


2018年7月第3木曜日の私♪伊福部昭/帯広市市歌・音更町町歌

20180719ObiSTA  十勝の石をめぐる冒険
 出張2日目。

 帯広を出発し、途中いくつかの取引先に立ち寄り、伊福部昭ゆかりの地・音更町を抜け北見へ向かう。

 途中、道の駅『ピア21しほろ』で休憩。

 2年前に『ピア21しほろ』に昼食のために寄ったときにはまだ昔の建物。去年の春に移転リニューアルしたそうですっかりきれいになった。

 ほかの人たちがコーヒーゼリーやソフトクリームを食べているのを横目に、私はある目的のものを。


  見知らぬ瀬口さん、ありがとう!

 それは口に入れると歯が折れるもの。十勝石(黒曜石。obsidian)である。ここに原石が売られているという情報を得ていたのだ。

 小学生時代に浦河町に住んでいた私にとって、ほかの子どもたち同様、十勝石は宝物のような存在だった。だが、見つけられるのは爪の大きさにも満たない小さな、それも薄っぺらいもの。ある程度大きい十勝石が欲しくてしょうがなかった。

 そんな少年期のトラウマからか十勝石にはいまでも魅力を感じる。ただ帯広に住んでいるときには、産地に住んでいるということをすっかり忘れていた。唯一、あるとき上士幌町で開かれたイベントで特別に開放していた未舗装の私有地が臨時の駐車場になっていて、そこに玉子大の十勝石が落ちていた。帰りに拾おうと思ったのに忘れてしまい、それがいまでも惜しまれれる。


 『ピア21しほろ』の売店には大小の十勝石の原石と、十勝石の加工品が売られていた。小ぶりの玉子ほどの大きさのものは200円(!)。それよりも2回りほど大きいものは500円である。
 私は小さいのを2つ買ったが、1つはふつうの黒色の十勝石、もう1つはオレンジ色の斑が入った紅十勝石である(といっても割ってみたわけではないので、あくまで外観からの推定)。


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 瀬口さん、ありがとう。お疲れ様です。


 なぜ大きいのを買わなかったかって?


 実は前日にもっと大きな原石を買っていたのである。それが“ある買い物”だったのだ。


  店員さんの応用動作に「ありがとう!」

 帯広の駅前通りにある“おみやげ 十勝石”と書かれた年季の入った看板があるビル。

 この看板は住んでいたときから目にしていたが、ビルの中に入ったことはなかった。しかも路面店ではなく、ビルの上階にあるのである。

 恐る恐るエレベーターに乗りその階に行くと、店はおみやげ屋専門ではなく別な業態の事務所も兼ね備えていた。それでも十勝石の加工品や熊の木彫りなど木工品が置かれていた。
 原石はいくつか展示されていたが売り物ではない。他に客はまったくいない。なので、以下のようにいろいろと話(交渉)をすることができた。


 店の女性が「何かお探しですか?」と言う。
 「十勝石の、こういう加工品ではなく、原石はないですか?」
 「磨いたり彫ったりする前の石、ですか?」
 「そうです」
 「それならここにありますけど……」と、段ボール箱を持って来てくれた。中には1つ1つ新聞紙にくるんだ野球の軟式ボールぐらいの大きさの原石が10個ほど入っていた。
 「これを買いたいと言ったら売ってくれますか?」
 「これを、ですか?ただの石っころですよ。とても売るなんてことは……」
 「いえ、なかなか手に入らないんです。1個1000円じゃ安すぎますか?」
 「センエン!ただの石ですよ。そんなにもらえるわけないじゃないですか!いや、こんな石でお金をもらうなんて恐ろしい。う~ん、ちょっと待ってください」

 彼女は常務さんだかに電話してくれた。譲ってほしいという人がいる。渡していいものか?そんなことを聞いている。

 常務さんは快諾してくれたようで、こうして(いくら払ったかは言わないが)売ってもらうことができた。感謝、感謝である。

 購入したのは2つ。1つはふつうの漆黒の十勝石。もう1つは赤い模様が入った紅十勝石(マホガニーオブシディアン)だと思われる。


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 士幌で買ったもの(前列)と仲良く一緒に撮影。

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 彼女が言うには、社長の家の物置には十勝石の原石がもっと多く保管されているという。もちろんそれを加工して売るのである。ただ、十勝石を専門に採取する人がいなくなり、社長が自ら拾いに行っているそうだ。帯広市内は河川が整備されて十勝石は見つからないが、上士幌の方に行くとまだあるそう。彼女の感覚からすれば、探す手間はかかっているものの、ただで拾ってきた石を売るなんてとんでもない。加工して付加価値がついてはじめて対価が生じるというものなのだ。
 考えてみれば私の言っていることは、彼女にとってみれば「熊の木彫りを造る前の丸太を売ってください」というのと一緒なのだろう。


 自分で買っておいて言うのもなんだが、この店にとっては“材料”である原石を求める人が殺到しては困るので、名前と購入価格は書かないでおく。『ピア21』では売ってるわけだし。


 ちなみにいままで私が持っていた十勝石はこれ。小学生のときにこのぐらい大きな十勝石を持っていたらみんなにたいそう自慢できただろう。

ObsidianHahen20180722

 さて、上士幌町、足寄町と進み、昼食は陸別町の秦食堂なつかしい
 なんとなくカレーライスが食べたかったのでカレーを頼んだが、やっぱりそば(天かしわ)にするべきだったとそのあと数時間悔やまれた。

 そのあとは訓子府町を抜け北見市内の取引先を訪問。出張2日目もあっという間に終わった。
 そしてかばんはひどく重みを増した。

 

  内輪もめでシャッター上がらず

 そうそう、かつて妻と行った焼肉店のシャッターが下りたままだった。
 地元の人によると、味も良くて人気店だったが、経営についての内輪もめで閉店したそうだ。 


Ifukube団体歌  伊福部昭(Ifukube,Akira 1914-2006 北海道)の「帯広市市歌」(1952)と「音更町町歌」(1970)。

 根岸一郎(バリトン)と河内春香(ピアノ)の演奏で。

 2016年録音。スリーシェルズ。


 なおこの日の夕方、北見支社にいるオディール・ホッキーさんと一瞬顔をあわせることができた。
 ゆっくり話せなかったので、オブシディアン(つまりは十勝石)をゲットした自慢話はできなかったのが残念だ。

 それにしても、帯広に住んでいるときに上士幌あたりの河原に十勝石採取に出かければよかったと、いまになって思う。
 きっと楽しいに違いない。でも熊に遭遇したらイヤだな……

2018年7月第3水曜日の私♪ムソルグスキー/はげ山の一夜

20180718Jihanki  北海道民はガラナ好き
 この日は帯広に出張。
 とかち帯広空港で茜課長と関西のお取引先の方3名と合流する予定である。

 私は前日札幌の本社で打ち合わせがあったので『スーパーとかち1号』で帯広へ。

 1号ってくらいだからそれなりに朝早くの発車(札幌7:54発)。


 札幌駅のホームで何気なく自販機を見ると、初めて目にする『ガラナスカッシュ』っていうのがあった。
 これって純粋なガラナ(コアップガラナとかガラナエールなど)とは違うのだろうか?フレッシュというのはどういうことなんだろう?

 それが気になってので、でも買ったのはKioskのPBの緑茶であった。


  そりゃ休みも必要でしょうけど……
 帯広駅には定時に到着。
 車中で考えていたのはもちろん昼食のこと。美珍楼の担々麵が理想だが、バイオリズムの関係なのかここ最近はなんとなく担々麵の気分じゃない。

 たまに豚丼でも食べるか。前日に銀座ハゲ天で天丼を食べた私はそう思い立った。

 『(帯広)はげ天』(こっちは“ハゲ”ではなく“はげ”)が経営しているエキナカの豚丼専門店『ぶたはげ』は味はいいが、あのせまっ苦しいところで落ち着かずに食べるくらいなら食べない方がましだ。
 かといって、『はげ天』の本店までわざわざ出向く気もしない(遠くないけど)。いや、ハゲ→はげと禿の連ちゃんだと自分がはげてしまう恐れがある。
 ということで、同じエキナカにあるそば屋に行こうと決意した。確かそばと豚丼のセットがあったはずだ(→やっぱりあった。けど意外と高い)。


 ところがである。
 私のことをまったく考えていないとしか言いようがない。
 エキナカの施設のくせに、扉の向こうすべてが休業日だったのである。
 『ぶたはげ』がせまっ苦しいとか以前の問題だ。


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 帯広に住んでいたときも感じていたが、ここは駅の施設らしくない。だってけっこうきちんと周期的に休むんですもの。

  帯広の老舗ファミレスへ
 途方に暮れた私は駅から出て(まだ11時にもなっていなかったし)、ある目的(・・・・)があって初めての店に足を踏み入れてある買い物(・・・・・)をし、そのあと(11時になったので)『ふじもり』に行った(カレーのインデアンを展開しているのもふじもりである)。

 にしても、このショーウィンド。お子さまからお年寄りまで楽しくなっちゃうようなバリエーションと価格。

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 どれにしようか目移りして倒れそうになったが、初心貫徹、そしてこの店の自慢でもあるらしい豚丼にすることにした。

 偉大なる『ふじもり』なのに“ラーメン&豚丼ハーフ”とか、“ざるそば&豚丼ハーフ”といったセットメニューがないのが残念だ。豚丼も、どんぶり物の宿命でもあるのだが、食べ進むうちに味が単調になる。そういう意味では、セット物があるとうれしいところだ。

 水とサービスのメロンソーダが運ばれてくる。豚丼を注文。

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 メロンソーダは1口にしておく。メロンソーダのあとに豚丼となると血糖値が上がるに決まっているからだ(この昼食で私が摂取した野菜は、結果的にたくあんとみそ汁の具のネギだけである)。

 

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 上のリンク先の記事でも書いているが、そしてここで豚丼を食べるのは帯広に住んでいたときに次いで2度目だが、べた甘くなくなかなかおいしい豚丼である。

 満足してほかの4人と合流するために空港に向かう。
 無事合流出来て、予定は確定になり、そのあとは車でいくつかの取引先を訪問。
 こうして出張1日目はあっという間に終わった。

MussorgskySolti ムソルグスキー(Modest Petrovich Mussorgsky 1839-81 ロシア)の交響詩「はげ山の一夜(Night on Bald Mountain)」(1867)。

 今日は一般的なリムスキー=コルサコフ編の版を、インプレッサのようにキビキビとした走りで進めていく若き日のショルティの演奏で。オーケストラはシカゴ交響楽団。


 1965年録音。ロンドン(デッカ)。TOWER RECORDS PREMIUM CLASSICS。


 もっといじくりまわした版がお望みのお方には、かつらがぶっ飛びそうなくらいいじりまくっているレイボヴィッツ編がお勧めである。

 なお、この曲の英名はBald MountainのほかにBare Mountainと表記されることもある。
 Baldは“髪のない”“むきだしの”という意味。Bareは“裸の”“むきだしの”という意味で、要するにどっちにしろ禿てるってことだ。

2018年7月第3火曜日の私♪R-コルサコフ/シェエラザード

20180717Hageten  卵の天ぷらってどうやって揚げるの?
 だから今日のことではない。今日は第4火曜日だ。

 本年7月の第3火曜日であった17日(仏滅)は本社の日戸琴さんをはじめとして何人か(何か所か)と打合せ。

 打合せは午後からだったので、昼は『菅家』の“岡本ラーメン”にしようと思っていたのだが、ステラプレイスを歩いていると『銀座ハゲ天』が意外とすいていたので、「そうだ。このところ天丼が食べたいと思っていたんだ」ということも思い出し、ここの“ランチ天丼”を食べた。


 あまり明るくないところで撮ると、カメラの能力のなさと私の腕の震えが相まってロクな写真にならないのだが、やっぱりこれもそうなってしまった。しかし1,080円でこの内容はお得と言わざるを得ない。しかもご希望とあらば無料でご飯を大盛りにできるのだ(今回は私は遠慮したが)。


  新着商品はなかったが……
 一連の打合せを終えたあと、またまた東急百貨店のなかの東急ハンズに寄った。靴下とか蝶ネクタイを買うためではない。岩石標本がまだ置いてあるかどうかを見に行ったのだ。

 するとまだあった。
 ただ、前回見たときと変わらず。つまり増えてもいないし(在庫限りってことだ)、私の記憶が正しければ減ってもいない(私が買ったあと誰も買っていないということだ)。

 売れ行きが良くないと今後取り扱わなくなる恐れもなくはない。だから私は買った。


 水疱瘡の発疹のようなバナジン鉛鉱(vanadinite)、内出血した肌よりも青々しい藍銅鉱(azurite)、そしてこんなのが尿管結石だったらと想像するだけでおぞましいトゲトゲの、水晶に似ているがクリード石(creedite)という鉱物である。


20180717Vanadinite

Azurite20180717

Creedite20180717

 それにしても東急百貨店に移転してからというもの、東急ハンズは混んでいる。レジはいつも列ができている。そんななか、石を丁寧にクッション材で包んでくれてありがたいと同時に、後ろに並んでいる人たちに申し訳ない気がする。

 
  さて、困った……
 藍川由美のCDは去年の11月に取り上げたばっかりだし、今日は何の曲にしよう……。
 バナジンという音楽家もジンギスカン屋も知らないし、クリードという作曲家もミルクパウダーも知らない。


 よし。リムスキー=コルサコフ(Nikolai Rimsky-Korsakov 1844-1908 ロシア)の交響組曲「シェエラザード(Scheherazade)」Op.35(1888)にしよう。


 なぜって?終楽章(第4楽章)が「バグダッドの祭り。海。船は青銅の騎士のある岩で難破。終曲」だからだ(って、むかしっから思ってるんだけど、長いタイトルだよなー)。


 作品についてはこちらなんかをご覧いただきたいが、今日は初出時(LP)にその音の生々しさと絢爛な響きに驚かされたフェドセーエフ/モスクワ放送交響楽団の演奏を。

RKorsakovScheFed


 1981年録音。ビクター。


 バナジンで思い出したが、ウチのバナナがその後どうなったか。
 このようになっている。

Banana20180708

 1本が3本に増えたが(それも去年の出来事だが)、命の危険にかかわる暑さとは無縁の北海道。低温の日々のせいで相変わらず背丈は低いまま。実がなる気配はこれっぽっちもない。

2018年7月第3月曜日の私♪サリエーリ/トロフォーニアの洞窟

  海の日はサンピアザ水族館へ、ではなく
 今月の第3月曜日は、念のため申し上げておくと今日23日のことではない。今日は2018年7月における第4月曜日である。第3月曜日は先週の「海の日」である。

 勘の良いあなたはもう気づいているだろう。これから私は1週間前の過去の思い出話をするのである。

 この日は特に目的があったわけではないが、新札幌の商業施設、つまりサンピアザ、カテプリに行った。イオンものぞいてみたが、意外とワイシャツ(長袖)が安くないのですぐに店から出た。

  半額にときめきMAX!
 ここに来たからにはカテプリのストーンショップ『ストーンブレス』に寄らないわけにはいかない。
 と言ってもブレスレットはすでに4つ持っているわけで、目的は原石(ラフストーン)。何か私の気を引くものがないか覗いてみた。

 まず、目に飛び込んできたのは゛50%OFF゛の貼り紙。セールが終わったら全部はがすのが大変だろうというくらい大から小まであちこちにこまめについている。
 ただ、私は武内豊が天井が低いのが好きだというのと同じくらい知っている。原石はOFFの対象外だということを。

 広いとは言えない店内を一周しその場をあとにしようとしたとき、目に入ったのが1つの原石。しかもその石の値札には゛セール対象外゛のシールが貼られていない。

 それがこれである。
 おっぱいアイスみたいな形だが、似て非なるものだ。

CrystalGeode1

 が、実はこうなっているのである。

CrystalGeode2

 私の心はクリームソーダを目の前にした乙女のように、なんとなくクリスタルである。
 あっ、さっき゛目に入った゛と書いたが、視界に入ったという意味だ。いくらつぶらな瞳の私でも、こんなの目に入るわけがない。

 私はブレスレット作りに余念のない店員さんに邪念を与えるべく声をかけた。
 「あのぅ、これは半額の対象外ですか?」
 われながら、なぜ素直に「半額の対象ですか?」と聞けないものかと不思議に思う。

 三歩先にいた店員さんは二歩あゆみよって来て、その石のタグを確認し「これは割引の対象になります」と答えた。

 「天然石ですか?」
 「はい。最後の一点です」
 「この台は?」
 「それもつけております」
 「ぜひ買わせてください」
 「ありがとうございます!」

CrystalGeode3

 というわけで、7,000円ほどのこの水晶のジオード(石の内部が空洞になっていて、そこに結晶が形成されたもの。いわば手のひらの上の鍾乳洞……ではないか)を、私は3,500円弱で手にすることができた。
 添付してくれた説明書きには“幸運と財運をもたらす神秘のマネーボックス”とある。

CrystalGeodeText

 私がクリスタル成金になる可能性が高まった?

Salieri  “洞”のおかげでサリエーリの出番が
 モーツァルトを毒殺したという風評を流されてしまった気の毒なサリエーリ(Antonio Salieri 1750-1825 イタリア)の歌劇「トロフォーニオ(トロポニオス)の洞窟(La grotta di Trofonio)」(1785初演)の序曲を(これまで私はサリエリと書くことがほとんどだったが、世の中のか弱い趨勢に合わせてサリエーリと記すことにしてみた)。

 ファイ/マンハイム・モーツァルト管弦楽団の演奏で。

 2007~2009年録音。ヘンスラー。

 けど、マネーボックスどころか、このところ石でずいぶん散財しているような。
 必ず返ってくるよね?石ちゃんたち頼むよ!

本日移動日につき……♪ロドリーゴ/小麦畑で

  天然サウナ温泉へ
 北海道内(東側)を巡る出張を終え、金曜日の夕方に札幌に到着。

 今日、酷暑のオオサカに戻る。

 来週は出張の報告記となるだろうってことをここで予言しておく。
 移動日であること、命にかかわる暑さの地に向かうことから、全然理由になっていないが、本日の記事はいいかげん、いや、簡潔に。

  江別は小麦の産地
 これは自宅から少し離れたところにある小麦畑。
 もう少しすると収穫の時期だろう。

201807Komugi2

201807Komugi

 ロドリーゴ(Joaquin Rodorigo 1901-99 スペイン)の「小麦畑で(En los trigales)」(1938)。

 ギター曲「スペインの野辺を通って(Por los campos de Espana)」のなかの1曲。

 ビテッティのギターで。

 1986~87年録音。EMI。

Rodrigo

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