
昨日は春節なのに節度のない人々について書いたが、ニッポン人でも「こいつ何考えてるの?」というやつがいる(答えは「何も考えてない」だ)。
新千歳への飛行機の中。
搭乗しわれわれは後方の座席に早々と着席した。
そこから少し前の席。
若いサラリーマン風の男がやって来て、ちんたらちんたらとカバンを荷物入れに上げ、そして次におみやげの入っている紙袋をのったらと収め、そのあとは五十肩で動きがままならない人のようにゆっくりとコートを脱ぎそれもまた上に収め、かと思ったら、もう一度紙袋を取り出し何かを取り出し、ようやく席に座った。
当然この間、彼の後ろ(飛行機の前側)の通路は長蛇の列だ。
彼が血栓のように流れを止めていたわけだ。
それだけ詰まらせていることに気づいていないのか?
いや、そうではない。なぜなら彼は、チラッと何度か列に目をやったからだ。
なぜそれで動じないのか私にはまったく理解できない。
ちょいとワイルドな客がいたなら、「通してください!」と注意したことだろう(不幸なことにこのときCAが近くにいなくて、彼に「一歩前へ」と小便器前のメッセージのような注意を与えることができなかった)。
一度食卓を見てみたい
それはそうと空港で食事をし、喉まで天ぷらが詰まっているような感覚で帰宅。
家に着いたあと夕方に理容室へ。
理容室の主人はすでに私が転勤したことを知っていた。
この床屋には複雑な事情があって、わが社のOBも何人か通っているのだ。
情報源はその中の一人だった。
この日の散髪中の話題は、いまインフルエンザが大流行で、先日はこの床屋の向かいにある小児科が休日当番医だったが夜中の12時くらいまで診療していたということと、奥さん(この店は夫婦でやっている)はナガイモや納豆といったネバネバするものが嫌いだということだった。一方で、主人の方はナガイモ、納豆大好き人間だという。
相対する嗜好。旦那が納豆を100回かき混ぜている間に、妻はお茶漬けサラサラって感じなのだろうか?
奥さんに「旦那さんもねちっこくないですか?」と聞こうと思ったが、シャレにならなそうなので止めた。
ニールセン(Carl August Nielsen 1865-1931 デンマーク)の交響曲第2番ロ短調Op.16,FS.29「4つの気質」(1901)。
4つある楽章のそれぞれに、「怒りやすく」「鈍く、重く」「憂うつに」「血気をもって」という発想記号が付されている。残念ながら「ねちっこく」とか「粘っこく」というのはない。
ブロムシュテット/サンフランシスコ交響楽団の演奏で。
1989年録音。デッカ。
まだ罪を負ったままの私
翌朝。
雪があまり積み増しになっていないと前日にお空を賞賛したばかりなのに、夜のうちに雪が降り積もり、朝から雪かき。それでも今年は雪が少ない。
そのあとは免許の更新のため厚別警察署のなかにある厚別優良運転者免許更新センターに行った(今日はアタシの誕生日!)。

実は中央警察署内にある中央優良運転者免許更新センターの方に行くかちょっぴり迷ったのだが、そうだ昼は新さっぽろのサンピアザにある『醤油屋』でラーメンを食べようというステキなプランが頭に浮かんだので厚別に行くことにした。
優良運転者更新センターで手続きができる身になったものの(前回は手稲まで行かねばならなかった)、そして免許証の有効期限は5年になるものの、講習区分は30分の『優良講習』ではなくマーラーの第1交響曲なみの1時間に及ぶ『一般講習』である。
2013年の秋に十勝管内の某町で『指定場所一時不停止等』で捕まってしまった罪は今年の秋で丸5年を経て消える。つまり、いまだに私は許されていないのである。
次回の5年後はゴールドになれるだろうか?
だが色のことより、5年後といえばもう60歳オーバーではないか!
色がどうこう言っているうちに、あっという間に免許返納の年齢になってしまうかもしれない。
新しい免許をもらい、新さっぽろのまずはduo1へ。
富士メガネでフレームの調整をしてもらい、文房具をちょいと見て、duo2に行くために連絡通路がある最上階へ。
そしていよいよ……