新・読後充実度 84ppm のお話

 クラシック音楽、バラを中心とするガーデニング、日々の出来事について北海道江別市から発信中。血液はB型かつ高脂&高尿酸血症の後期中年者のサラリーマン。  背景の写真は江別市「らーめん しょう」の味噌ラーメン。 (記事にはアフィリエイト広告が含まれています)

“OCNブログ人”時代の過去記事(~2014年6月)へは左の旧館入口からどうぞ!

2016/09

実はずっとブチャい状態な私♪ギロさんの切実な訴え

Troubadours  あのころは今治水もなかっただろうし……
 ギロ・ド・ボルネーユ(または、ギラウト・デ・ボルネーユ。Giraut de Bornelth 1138頃-1215 フランス)の「歯の痛みを抑えられない(No puesc sofrir qu'a la dolor)」。


 ここでも取り上げているように、この人はトゥルバドゥール、つまりプロヴァンスの詩人。

 現代のような歯科治療方法も、いま治まる水も無かった時代、それはそれは地獄のような苦しみだったに違いない。

 ナクソスの「トゥルバドゥールの音楽(Music of the Troubadours)」という中世音楽を集めたアルバムに収められている。

 演奏はラフィットのヴォーカル他。1996年録音。

   歯ぐきの中がイェ・ペッ?
 ところでこの2週間ほど私はブチャくなっていた。つまり痛いのである。

 江別のもう一つの名の由来であるイェ・ペッに通じるものがあった。
 意味は“膿のように濁った川”だ。石狩川は膿のように濁った川に見えたらしい。

 歯ぐきが痛み、やがて腫れ、このW症状が続き、血や膿は出ていないものの、やわやわに膨れた歯ぐきの中には見てはいけない物がたまっていることは素人ながらも推測できた。

 月曜日の夕方に名古屋に戻ってきた私は、なぜか出会ったオディール・ホッキー君に言った。

 「歯ぐきが腫れて痛いんだ。触ってごらん」

 彼は左ほほの私がさした箇所を指で押した。

 「今度は反対側」

 彼は内側が正常硬度と体積を保っている右ほほを指で押した。

 「ホントだぁ。すっごい腫れてる!」
 最初に左ほほを触った時点では、私が片・宍戸錠状態であることがわからなかったらしい。


 時は家路へと急ぐ人々が多い午後6時。
 しかも場所は名鉄名古屋駅前。
 私たちは妖しい2人だと思われたかもしれない。

 が、そのくらい歯ぐきがこぶとり爺さんになっていたのである。

  治療ミスではないようだが……
 ここに書いたように、1か月前に名古屋の歯医者を初めて訪れた。
 訪問目的は別な歯の治療だったが、すでにそのときに歯ぐきが少し疼いていた。

 医師がレントゲンで確認したところ、左下奥歯のブリッジ3連物の真ん中の歯が問題だということが判明。
 その歯の根のうち、1つのいちばん先の箇所が、写真に白く写らない。
 それは薬が入りきっていないことを意味するそうだ。

 今年1月に長きにわたる治療を終えたばかりの場所である。

 こちらのN歯科に最初に診てもらった時に医師(院長)は私に穏やかにこう告げた。

 前のお医者さんも実に丁寧に治療しています。そしてあなたもよくがんばった。けど、この根の先の部分で炎症を起こしているのだと思う。薬が入りきっていないのは、ここの根が砕けているせいかもしれない。これを治すとなると、もはやこの歯を抜くしかありません。それゆえ、この先はきちんとクリーニングをしながら炎症が起きないようできるだけがんばってみましょう。

 ってことだった。

 仮に新たな3連物を作り直しましょうと言われても、もう治療でオエオエするのは嫌だ。
 作り直しが不可能だとしても(それは間違いないらしいが)、両サイドから切り離し、抜くのも嫌だ。ゲロゲロになるに違いない。
 薬でなだめ続けられるのなら、それがいま選択できる最良の治療だ。

 前回(2週間ほど前)行ったときには痛みが治まっていたので私も医師も、そこではなく、本来の治療箇所(冠が脱落したところ)に専念(って、私は専念する必要はないが)。

 その数日後から今日に至るまで、程度の強い弱いはあるが、腫れも痛みもコンティニューなのである。

 ところで、オディール君にほっぺたをツンツンしてもらったとき、そこには氷山係長もいた。

 実は係長も歯で悩んでいる真っ最中だった。
 おやしらずを抜かなければならないのだ。

 同じ時期に歯のことで災難に見舞われるなんて、私たちは前世では双子だったのかもしれない。

 口の中が異常中の2人と、健康な1人とで、そのあと名古屋の“つぼ八”に行ったのだった。
 “ザンギ”を噛んだとき、痛みで氷山係長の顔が涙でかすんだ。

2016092911260000  お願い、切って……
 そして、昨日は治療中の歯(=脱落した冠をかぶった人工歯のあと)の土台を装着した。

 でも、この場で腫れ続けている歯ぐきのことを訴えないわけにはいかない。

 医師は明らかに腫れていることを確認した。私が来やーでないことが証明された。
 院長もやって来て、レーザーを照射するのと薬(抗生物質)を出すという。

 右上が治療継続中ゆえに、この左下の奥歯に余計な力がかかっているが、右上が完成しないうちに左下をいじることはできないとも説明してくれた(そう言われれば、右側をかばうように、痛いのにもかかわらず私は左でばかり物を噛んでいる)。

 ありがたい。もし、心の準備もないままいきなり抜きましょうと言われたら、診察台の上で大泣きするところだった。

 でも、私は院長に僭越ながら1つの提案をした。

 腫れているところにたまっているものを出すと楽になりますか?

 院長は、「そうですねぇ……。わかりました。『そこまでの男らしい勇者のごとき決意があるなら』切開して出しましょう」と言ってくれ、私の願いをかなえてくれた(『 』は私が院長の心の声を推察したものである)。

 切開してみたものの、「言い方は悪いですけど、気持ちよく膿が飛び出してくるってものではありませんでした」とのことだった。

 考えてみれば、この日は前日よりも腫れがひいている感じがしていた。
 いざ病院にかかるときに限って、症状が軽減しているってことは、なぜかよくあることである。
 これが2日か3日前だったら、ほとばしるくらい、あるいは血気盛んな若者のように、ビュッと出たかもしれない。

 以上の経緯により、昨日から抗生物質を飲んでいる。
 このアジスロマイシンは人によっては便がゆるくなるという。
 今日から出張。便がゆるくなる人の分類に私が含まれないことを祈っている。

ブチャくなる≠ブッチャーになる♪バッハ/カンタータ第82番

IMGP1145  いつもはかわいいという自慢?
 「痛いと私はブチャくなる」

 今が旬の高畑充希が出ている頭痛薬のCMである。

 ということは、痛くないときはブチャくないってことを言ってるわけだ。

 なんという自信家だ。

 痛くなくても、365日(うるう年の場合は366日)エブリディ・ブチャい女の人に対して失礼ではないか!

 そんなこととは関係ないがブチャ、いや、ブタを食べてきた。
 土曜日のことである。

IMG_20160924_0001  その名も“ホルモン食堂”
 今回行ってきたのは江別市の千歳川と石狩川にはさまれた場所にある“江別ホルモン食堂”である。

 とはいっても、食堂は独立した建物ではなく、江別河川防災ステーションというこぎれいな建物の2階に入っている。
 河川の防災のステーションってことは、河川の災害が発生しそうな時にステーションとなる施設なのだろう。

 国道12号線に面しているのでわかりやすい(札幌から岩見沢方面に向かうと右側になる)。

 この食堂はサカキミートというところが運営しているらしい。
 サカキミートは知る人ぞ知る、とてもおいしい味付け肉なんかを売っているらしい。店舗がどこにあるのか知らないが、この防災ステーション1階の売店でもサガリなどが売られていた。

IMGP1150  生姜焼きを食す
 とはいえ、私がホルモンを好まないことは知る人ぞ知る真実。
 私の目的は豚生姜焼定食である(ラーメンにも心ひかれたが)。

 入り口で食券を買うシステムであり、セルフサービス。

 厨房のなかのおばちゃんも、テーブルやいすも社員食堂や学食のような雰囲気。
 だが、出来上がるまでそれなりに時間がかかるのは、作り置きしていない証しだろう。作り置くほどお客さんも来ないんだろうけど。

 窓に面したカウンター席、というか長テーブル席に座る。
 窓からは石狩川、その先に美原大橋の眺望が。

 妻はイチオシとある“江別みそホルモン定食”を注文。
 豚生姜焼きより先に出来上がった。
 800円のわりにボリュームがどうかとは思ったが、一口つまみ食いさせてもらったホルモンはとても軟らかく、臭みもなく、けどホルモンの風味はちゃんと残っていてなかなかなもの。

IMGP1146 豚生姜焼定食はボリューム満点。汁気の多い生姜焼きだが、ショウガの風味はばっちり。ごはんもとてもうまい!

 これで、生姜焼もホルモン定食も680円ぐらいだったら超お薦め店に認定するところだ。

  いずれにしろ満足感十分
 もっとも、リーズナブルな日替わりもある。
 この日は(も?)イカフライ、コロッケ、サバ味噌、チキンカツ、メンチカツのそれぞれの定食が日替わりで600円(チラシにある“店内ポップ”っていうものとはイメージが違うな)。

 また、ロースカツ定食はカツ2枚で1000円、牛ステーキセットは200g超えでやはり1000円である。

 そしてこの食堂の特徴は、1000円メニューにはコーヒーがつくというもの。その分引くといくらの設定になるのかな、なんて思っちゃうけど。

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 札幌から岩見沢の間には“道の駅”がないが、この防災ステーションは駐車場も広く、このように食事もできるので、道の駅の代わりになりうるものだ。道の駅ではないので、あまり知られていないのだろう。

BachHogwoodSet 私たちが食堂に行ったときには先客は3人の家族連れ(丼物を食べていた)と老夫婦(夫はラーメン、妻はさば味噌。以上、厨房のおばちゃんの「〇〇お待ちの方ぁ~」という声の情報に基づく)。

 このように、土曜日の昼なのに、すいているのである。

 でも、そのあとは大学生らしき若者8名が入って来て、ステーキを頼んでいた。

 バッハ(Johann Sebastian Bach 1685-1750 ドイツ)のカンタータ第82番「われは満ち足れり(Ich habe genug)」BWV.82(1727)。

 とはいえ、私はこのカンタータの全曲を聴いたことがない。持っているのはホグウッド指揮の抜粋盤(といっても第2曲、第3曲のみの収録。1997年録音。オワゾリール)。

 でも、ほかの収録曲のことを思えば、とってもよいセットである(「コーヒー・カンタータ」も入っている)。

  ちょいとディスプレイを変えれば……
 上に書いたように1階には江別の特産品が揃った売店がある。

IMGP1153


 ただ、もう少し陳列を整然とできないものかと思った。
 店づくりをちょっと工夫するだけで、とても魅力的な物販コーナーになるんじゃないか(と妻が言っていた)。
 あるいは、防災ステーションという施設なので、物販のあり方などに制限があるのだろうか?
 
 隣接してJAの農産物直売所もある。
 休憩に、食事に、買い物に、けっこう“使える”場所だと思った。

 ところで、河川防災ステーションの2階、というか吹き抜けには“上川丸”という外輪船の実物大の模型が飾られている。
 その昔、江別は石狩川水運の拠点としてたいそうにぎわっていたらしい。

 なお江別の地名の由来は、アイヌ語のユベオツ(チョウザメのいる川)だと言われている(諸説あり)。

奥さんもまっすぐで、さらに黒いカサのがお好きで?♪ハイドン/Sym43

IMGP1059  曲がりすぎです
 北大路魯山人の「胡瓜」(青空文庫。下にあるように無料でダウンロードできる)。

 底本は「魯山人の美食手帖」(角川グルメ文庫)だそうだが、初出は1933(昭和8)年の「星岡」である。

 魯山人というと、私にはおととい話題にした「美味しんぼ」の、海原雄山とオーバーラップしてしまう。
 実際、漫画では海原雄山は魯山人の孫弟子という設定になっている。

 だから私は魯山人のことを雄山と同じような高慢ちきな人間と思いこんでしまっているのだが、実際の魯山人がどのような人物だったか私にはちっともわからない。

 「胡瓜」で魯山人はこう書いている。

 きゅうりはまっすぐなのがよく、ひょうたん形のものはまずい。

 わかります。わかります。

 これ、ぼやけてますが、ウチのキュウリです。
 ひょうたん形ではないものの、これだけサークル活動に専念されると食べる気がしませんでしたです。

  ほだ木によって傘が変わる?
 同じく魯山人の「椎茸の話」の一節。

 大分の椎茸は本当の椎の木にできた椎茸なので、かさが黒くなめらかで、香りや味がすばらしい。関東で賞味している椎茸は、実は椎の木にできたものではなく、櫟(クヌギ)の木にできたものだから本当にうまいとはいえない。椎茸のかさは、そのできる木の皮に似る性質があるので、櫟の木にできた椎茸のかさは櫟の皮と同じようになっており、椎の木にできた椎茸は椎の皮に似ている。
 (青空文庫。底本「魯山人の美食手帖」:角川グルメ文庫,親本「魯山人著作集」:五月書房1993)

 なるほどぉ~!
 知らなかった。目からメニコンだ!

 ところで、椎の木の皮ってどんなん?

 さて、ウチの庭のキュウリだが、土星の環のようなものばかりではない。
 このようにまっすぐなのもちゃんと生っている。いや、言い訳でも見栄でもなく、実際そちらの方が多い。

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 ナスも3個収穫した。苗は150円だった。
 先日、スーパーでは1個49円で売られていた。
 ということは、苗代とトントンだ。今のところ。あともう3個は収穫したところだ。

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 オクラ。
 タネをまくのが遅かったせいか、今のところ1個しか収穫できていない。
 たぶん、このあとも期待できない。
 でも、オクラって変わった生(な)り方をするのね。知らんかった。

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 ミニトマトは今年はよく生っている。
 でもなぜ好調なのかはよくわからない。

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  再び「まあ、胡瓜」
HaydnSymsDorati さて、3年前とまったく進歩していないが、今日はハイドン(Franz Joseph Haydn 1732-1809 オーストリア)の交響曲第43番変ホ長調Hob.Ⅰ-43「マーキュリー(Mercury)」(1772以前)。

 ドラティ指揮フィルハーモニア・フンガリカの演奏を。

 1970-71年録音。ロンドン(デッカ)。
 ハイドンの完全なる交響曲全集である。

 ところで、世の少なからずの男性たちに申し上げておこう。

 “奥さん”という言葉に惑わされるな。
 過度の妄想、期待を抱くな。

 北海道ローカルで申し訳ないが、平日の夕方に毎日やっている“奥さんお絵かきですよ!”に集まっている人を見れば、確かにそうだと私の提唱がちょっぴり理解できる(かもしれない)。

 いえいえ、これを読んでいるあなた。
 奥さまはもちろん違いますよ。

404は宛先不明のコード番号♪ヤナーチェク/ないしょの手紙

JanacekSQ1  404急増中
 グーグルからお知らせメールが来た。

 私のこのブログで、404エラーが急増しているといるが大丈夫か、という親切な私個人に宛てられたお手紙だ。


 404(見つかりません)エラーを返す URL の数が著しく増加したことが Googlebot で検出されました。これはサービスの停止や設定エラーを示している可能性があり、その場合にはユーザーの利便性が低下していることになります。結果として、こうした URL は Google 検索結果には表示されなくなります。該当する URL が完全に存在していない場合は、特に何かしていただく必要はありません。


 メールに従って、グーグル・サーチ・コンソールの画面を開き、“クロールエラー”を確認。

 その画面を見ると、“見つからなかった”URLが100近くリスト化されている。
 カテゴリーらしきもの、タグらしきもの、長々とした%がやたら多いさっぱりわからないものがある。

 エラーが集中しているのは今月の12日から13日。
 この直前にアップした記事の中に、見つからない先をリンクした箇所があるようだ。

  この混乱の原因は?
 だが、実際に12日より少し前の記事から、1つ1つリンク部分をクリックしたが、見つからないサイトはなかった。

 グーグル・サーチ・コンソールの画面では解決するための方策が書かれているが、その説明が専門的というか業界用語的というか日常日本語的でないというか、わかりにくい。行く先々で新たな疑問が生じるが、その生じた疑問が自分でもよくわからない。
 何かする必要があるような気がするものの、何かしていただこうにもいただけないのが実態。

 結果、原因はなんだったかわからないということに落ち着かせた。

 もしかすると9月2日の記事でリンクを貼ったYAHOO!のニュース記事が、すでになくなっているので、そのせいかもしれない。が、リストアップさせていた長い暗号のようなURLを見ると、そんな単純なことじゃないような気がする。

 ヤナーチェク(Leos Janacek 1854-1928)の弦楽四重奏曲第2番ないしょの手紙(Listy duverne)」(1928)。

 村上春樹が「1Q84」でヤナーチェクの「シンフォニエッタ」を取り上げたことで、一時期プチブームになったような雰囲気になったが、その後はまたいつもの存在になっている。

 ヤナーチェクの音楽は独特だ。
 いや、どの作曲家にも個性っていうのがあるが、あまりに個性的だ。
 これがはまる人にははまる。麻薬的に。
 私もちょっとひねくれた気分になりたいときは、ヤナーチェクを選んだりする。

 この弦楽四重奏曲のタイトルは作曲者自身がつけたものだが、彼は一方的の惚れてしまった40歳年下の女性と文通を続けていた。すなわち「ないしょの手紙」というのはラブレターのことで、作品をこう名付けることで、オレはあの女とこんなに親しいんだぜ、ということをほのめかしたかったようだ(作品の詳細はこちら)。

 私が持っているのはヤナーチェク四重奏団による演奏のCD。

 1963年録音。スプラフォン。

 なお、彼の弦楽四重奏曲第1番には「クロイツェル・ソナタ」というタイトルがついている。
 これは、L.トルストイの「クロイツェル・ソナタ」に触発されて書いたもので、ベートーヴェンのヴァイウオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」とは関係ない(ベートーヴェンの「クロイツェル」というのは献呈者のR.クロイツェルからついた通称。トルストイの「クロイツェル・ソナタ」は、ベートーヴェンのソナタにちなんで書かれた小説で、主人公の妻の浮気相手がヴァイオリンで……って、この記事を読みゃあわかるか)。

 昨日乗った飛行機は強い向かい風のために、20分遅れでセントレアに着陸。
 いつも私には逆風が吹いている……

総合的に値段とつり合った価値が……♪サティ/パラード

IMGP1135  こ、こういう店構えなの?
 夢にまでは見てないが、JR北海道の車内誌の紹介記事を読んだ後、ずっと気になっていた当別のそば屋へついぞ行ってきた。

 その名は“そば切り 高陣”。

 JR当別駅の横にある“ふれあい倉庫当別赤れんが6号”の奥手にある。

 この倉庫、何が触れ合っちゃってるのかというと、地元野菜などの直売をやっているわけで、触るのではなくコミュニケーションが図れるのである。きっと。

 さて、“高陣”であるがこの倉庫の中の一角にあるが、四方を壁で区切られた独立したスペースにはなっていない。
 すべて個室という居酒屋に行ってみたら、隣とはロールブラインド1枚で仕切られているだけみたいな感じで、通路を行き来する人が気になるし、なんとも居心地が良くない。

 倉庫の中央の通路にのれんがかかっており、それが入り口。というか、のれんが下がった開口部。向かいは別店舗。
 高速のパーキングエリアのレストランよりも、良く言えばオープン。はっきり言えば逆に閉塞感をおぼえる。

 これが立ち食いそば屋だとか、あるいは食券を買う店なら納得も行くが、ざるそばで930円という首都圏並み、もしくはそれ以上も取るのだから、まずそこで失敗感のメーターが上がる。

IMGP1134  この虚しさは何?
 店主は今はなき札幌の藤そば(有名だったが、私は行ったことがない)で修業、奥さんは野菜ソムリエ。

 それゆえ、ここはそば屋であり、奥さんが担当するスープカレーの店であり、ついでにピザもある。

 私はざるそばを、妻は野菜スープカレーを頼む。

 妻の野菜スープカレーは980円。
 おすそ分けしてもらった一口の感想は、なかなかおいしく、これならコスパもまあまあだ。

 が、問題は私のざるそば。

 実はざるそばを頼む気はなかった。かしわそばとか天ざる(ただしここには海老天はない)なんかを目標にしていたのだが、ざるそばの値段を見ただけで萎えた(アスパラ天ざるが1580円!)。

 だって、永坂更科の生粉打ちそばよりも高いんですよ!わか杉なら650円で食べられるんですよ!

 回転寿司屋に入ったはいいが、一番安い皿でも540円であるという、逃げ場のないつらさに通じる。

 さて、そのそばだが、コシがあり味もさすが。
 
 が、つゆが薄っぽい。

 漫画「美味しんぼ」の中松警部じゃないが、「そばの強さにツユがついていってねえ。ツユが弱すぎるのよ!」(第2巻「そばツユの深み」)って感じだ(かといって、江戸のおそばのような醤油っぽいつゆが好きなわけではない)。

 それよりも、私と妻が店に入った(というか、店舗スペースに入り込んだ)ときの先客は4名。そのあとに来たのが4名。
 なのに、私が注文した時から店は混乱状態。
 注文は取りに来ないし、頼んだあともなかなか出来上がって来ないし、出来上がったのがどこの誰の注文かわからなくなってあとから来た客のところへ運ばれそうになる危機も(井瀬詩麻子さん、その後お元気ですか?)。

 テーブルも椅子もテキトーなもの。荒涼庵といいとこ勝負。
 通路も狭苦しく、料理が無事運ばれてくるかとハラハラした。
 いくら直売所の一角で営んでいるとはいえ、もう少しなんとかならないか?
 かえって、L字型にカウンター席にしちゃった方がいいかも。

 価格は本場並みに全然安くないわけなのだから(量も私には少ない)、味の良さは認めるものの、値段相応の店づくりが望まれる(口コミを読むと、熱烈なファンもいるが)。

 あと、水を湯のみ茶碗で飲むのは、私、大嫌いである。なぜグラスじゃなく、湯飲みなんだろう?

IMGP1136  勝手なアドバイス
 そばもカレーも美味しいのだから、倉庫内での改装が無理なら、近くできちんとした店を出して引っ越す方がいいと思う。

 店構えが変わると、この価格でも高く感じなくなるかもしれないし……

 文句が多くてすまないが、“わか杉”のときのような、満足感がないままこの倉庫を後にした。

 ようやくここに来られたというのに……

 悲哀感も味わった私は、意味もなく少し浦臼方向に進み、意味もなく、置き忘れられたような“本中小屋(もとなかごや)”駅の写真を撮り(自転車までが孤独を訴えているようだ)、帰って来た。

PoulencBiches サティ(Erik Satie 1866-1925 フランス)の「パラード見世物小屋。Parade)」(1916)。

 ディアギレフ率いるロシア・バレエ団のために書かれた1幕もののバレエのための音楽。台本はJ.コクトー。

 オーケストラにはサイレンやタイプライター、ピストルに発電機、飛行機の爆音も加わる。

 「クラシック音楽作品名辞典」(井上和男編著:三省堂)によると、パリの見世物小屋の旅芸人たちの悲哀を扱ったもので、パラードは芸人が人寄せのために街頭で行うパレードのこと。

 1917年のパリのシャトレ座での初演では、ピカソが舞台装置と衣装を担当した。

 そのときは未来的だとセンセーションを巻き起こしたという。

 ヴァーレク指揮チェコ・フィルの演奏で。

 1985年録音。スプラフォン。

 今日は午前中会議。
 午後は機上の人になる。

キリストの場合は復活なわけで……♪ロドリーゴ/祈りと踊り

IMGP1133  なぜギタをキと読み間違えるんだか
 何日か前に、タワーレコードからメールが入っていた。

 そのタイトルを最初に目にしたとき、私は“復帰が待ち望まれたキリスト”と読んでしまった。

 「復活祭オラトリオ」の新盤が出たから好評予約受付中だというご案内かと思いきや、それに続いて村治佳織とある。

 きちんと読むと、“復帰が待ち望まれたギタリスト・村治佳織が5年振りに新作を発表!『ラプソディー・ジャパン』”だった。

 ギタリストをキリストと読み違えるなんて、私もモウロクしたものだ。
 キリストは復帰しないし……

 キリストといえば、先日BookLive! でドストエフスキーの「キリストのヨルカに召された少年」(神西清訳)を購入した。
 購入したといってもタダ。青空文庫の1冊だが、このシリーズは代金ゼロなのである。
 ラインナップは短編が主体だが、エッセイもあり、古典文学を財布のことを気にせず読めるのがうれしい。
 専用端末(Ledio)がなくても、パソコンやアンドロイドなどでもダウンロードして読める。

 で、この物語。
 おじさんはウルウルした。
 児童向けのお話のようだが、な、な、なんてかわいそうな少年なんだろう!

  ROICE'に、なぜかギターが
 ということで、いったん話は変わる。

 秋分の日に札幌の隣町・当別町に行ってきた。
 どうしてもあのソバを食べてみたいからである。

 当別の町境に入ったとき、まだ昼食時間には早かった。
 なので、ROYCE' の工場に寄ってみた。
 この町の太美(ふとみ)という地域(住所はビトエ)にROYCE' の工場があり、直売所もあるのだ。

 直売所はこじんまりしていたが、すべての商品はそろっていた(たぶん)。
 混んでいるわけではないが、失礼ながらこんな場所なのに、お客さんは途切れることなくやって来る。
 なお、この店舗ではパンは売っていなかった。

 店の中になぜかギターが飾ってあった。
 説明文を読むと、当別町には原田ギター工房っていうのがあるそうだ。
 ふるさと納税の記念品にもなっている(けど、100万円以上じゃないと選べません)。

RodrigoYamashita ほぅれ、話がギターに戻った。

 ギターというと、私の頭に真っ先に浮かぶ作曲家はロドリーゴ(Joaquin Rodrigo 1901-1999 スペイン)だ。

 ロドリーゴの作品から、今日は「祈りと踊り(Invocacion y danza)」(1961)。
 「ファリャをたたえて(Hommenaje a Manuel de Falla)」という副題をもつギター独奏曲である。

 私が持っているのは山下和仁の演奏によるCD。

 1986年録音。RCA。

 チョコを買った私たちは、あのそば屋を目指した。(続く)

新しき背広を着て、旅の出発点は苗穂?伊福部/座頭市血笑旅

IfukubeHayashi  JR北海道の一大拠点
 4日前の会議は札幌の中心部ではなく、東区で開かれた。
 そこで私は苗穂駅までJRを利用した。

 苗穂駅で乗り降りすることは、私はほとんどない。

 中学生のときに友達とここに来てSLの写真を撮った。

 子供が小さいとき、鉄道の日のイベントで会場となるJR苗穂工場を訪れた(今年は今日が公開日である)。

 6年前の人間ドックで、健診センターの最寄り駅である苗穂駅に降り立った。

 その程度である。

 上に書いたように苗穂駅には車両工場があり、大きな敷地を有している。
 この敷地があるため、駅の南北は分断されている。

 北側にはArioやサッポロビール園がある。が、駅に北口はない。
 駅の唯一の出入り口である南側に出ることになるが、Arioの方に行くには長い“おか橋”(跨線橋)を渡るか(ここに苗穂駅が移転するらしい)、もっと札幌寄りにある開かずの踏切を使うしかない。

 さて、会議が終わり、このあたりをうろついたが危うく迷うところだった。
 東西南北を一瞬見失った。

 が、苗穂工場の給水塔を目印にしていたので、少なくともどんどん苗穂駅から離れてしまうってことはなかった。この点が、山菜採りの老人と私との危機管理の違いである。

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  SLチックなディーゼル機関車
 ところで、苗穂駅のホームに降り立った時に、珍しいものを見た。
 鉄道ファンを辞して久しい私だが、やはりほんのちょっぴり血が騒ぐ。

 黒塗りのディーゼル機関車なんて初めて見た。
 しかも、スーパー宗谷で使われるキハ261系をどっかに牽引していくところだった。
 それを見続ける時間は私にはなかったけど……

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 駅舎(ホームに面した側)には粋なような、そうでもないような看板が。
 萩原朔太郎の「旅上」である(“旅情”ではない)。

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 そうでもないようなって思ったのは、きっと最後の“苗穂発”ってところから。
 旅行でこの駅から出発するって人は、あまりいそうにもない。快速も特急も停まらないから。まっ、普通列車に乗ってどこかで乗り換えるって方法はあるが……

 ホームから改札口に向かおうと、おとなげなくゆっくり階段を上っている若い母と3歳ぐらいの子の2人を急ぎ足で追い抜き跨線橋に上りきると、ちょうど特急が。

 ヘッドマークは“臨時”。
 おそらく、現在運休しているスーパーとかちやスーパーおおぞらの代わりに札幌⇔トマム間を1日3往復している列車だろう。
 
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  血で笑わんで!
 1964年の大映映画「座頭市血笑旅」。
 主演はもちろん勝新太郎。

 そして音楽は伊福部昭(Ifukube,Akira 1914-2006 北海道)である。

 全曲を聴きたければ、DVDでオリジナルのサウンドを求めるしかないが、録音は当然ながらモノラル。
 ステレオで聴きたければ、(もちろんほんの一部だが)林友声/上海交響楽団が1997年に録音しなおしているものがある。良い音、大きな編成で聴きたければこちらということになるだろう。

 ただし、このCDは廃盤。

 それにしても、血笑旅ってすごい言葉だ。

 地方まで出向いていく献血車の場合は、血漿旅ってことになるんだろうけど……

子どもたちはちょっと出かけているだけ、ではなく♪FD/Swallows

IMGP1122  驚くべき自立スピード
 わが家のナツツバキに営巣したキジバト(ヤマバト)。

 2羽のヒナがかえり、あっという間に大きくなり、巣から糞を垂れ流し、ぎこちなく飛行練習をし、庭を散歩するようになった。飛んでは巣に戻りを繰り返し始めたのはほんの1週間ほど前のことだ

 20日の夕方。
 妻が外出先から帰宅すると、2羽が庭で遊んでいたという(←シャレではない)。

 しかし、21日の早朝は、そして日中も、さらに暗くなっても、巣は空っぽのまま。
 妻が見たのが、この双子の最後の姿になったのだった。

PINBALL  ちょいと出かけたのではなく……
 マーラー(Gustav Mahler 1860-1911 オーストリア)の「ふと私は思う,あの子たちはちょっと出かけただけなのだと」のタイトルが頭に浮かぶ。歌曲「亡き子をしのぶ歌(Kindertotenlieder)」(1901,1904)の第4曲である。

 が、この曲は父親が死んでしまった子どものことを歌っているわけで、あのポーポーJr.たちは死んでしまったわけではない(きっと)。
 寒くなって来たので、習性通り南へと飛んで行ったのだろう。
 ナツツバキの茂みの中の巣は空き家になった。

 そしてまた、私は村上春樹の「1973年のピンボール」(講談社文庫)のなかのあるエピソードを思い起こす(この小説とマーラーの「亡き子」は、私の中でほのかに結びつくのだ)。

 “僕”に言わずに、勝手にゴルフ場に遊びに行った双子の女の子、208号と209号のことである。

 ……僕は心配になった。僕と一緒でなければゴルフ・コースに入らないように、と言いきかせてあったからだ。事情を知らないものには夕暮のゴルフ・コースは危い。何時ボールが飛んでくるかもしれないからだ。……

 ……丘を上ったところで双子をみつけた。……


 この双子は、物語の最後にはバスに乗り、“僕”に窓から手を振って去って行った。

IMGP1125 が、こっちの双子は家のひさしに“お印”を残して、最後の最後まで失礼し放題なまま姿を消した。

 ディーリアス(Frederick Delius 1862-1934 イギリス)の「去りゆくつばめ(Late Swallows)」。

 おまえのところのは、ツバメじゃなくてハトだろって?
 そうですよ。
 それが何か?

 弦楽合奏のこの曲は、弦楽四重奏曲第2番(1916)の第3楽章を、弟子のフェンビーが編曲したもの

 この弦楽四重奏曲は1916年に3楽章構成で作曲されたが、翌17年にディーリアスはスケルツォ楽章を追加している。

 デル・マー指揮ボーンマス・シンフォニエッタの演奏を。

 このディーリアス作品集は、ディーリアスのしっとり感を堪能できる隠れた名盤だと私は思っている。

 1977年録音。シャンドス。

   このCD(同一音源)の詳しい情報 【タワレコ】
   Delius: On Hearing the First Cuckoo in Spring, etc / Del Mar

DeliusCookoo

 昨日、22日の朝。

 近くの電線にヤマバトの姿が!

IMGP1130

 “ウチ”のポーポーちゃんJr.かと思いきや、結局わが家の庭に近づくことはなかった。
 きっとよそのお子さん、さしずめ210号ってものだったのだろう。

 この子の姿の上には月がぽっかりと浮かんでいた。
 それを見て、なぜかちょっぴりおセンチになった私である。

IMGP1132


つぼみを切り落とすのは愛情ゆえ♪シベリウス/Sym1

  朝晩は寒いんです。いえ、ホントに
 もうすっかり空は秋である。
 日中の太陽も、8月のような暴力性はない。

IMGP1099

 今日の予想最高気温は21度である。
 で、予想最低気温(って、もう夜明け前に記録したのかもしれないが)は13度である。

 日中は過ごしやすい冷涼な気候だが、夜になればずいぶんと下がる。
 おまけに、おととい発表された基準地価では、わが家のあるあたりはまたまた下落した。

  地道に冬に向けての準備
 庭のバラたちの多くも、けっこう強く剪定してしまった。
 つぼみは持っているが、それが1個や2個の場合は、惜しげもなく剪定。
 株が体力温存できるように方針を変更した。

 いままだ旺盛に咲き、つぼみも多くもっているのは数株。

 写真は、上からイエスタディ、エリドゥ・バビロン、ボサノヴァ、シャーロット・オースティンである。

IMGP1100

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 なお、イエスタデイは原則、シーズン中は剪定しないし、花がらも摘まない。
 ローズヒップ(つまりバラの実)を鑑賞(ってほどのことじゃないが)するためだ。

Sibelius1Odaka  この悔しいまでの冷涼感……
 さて、こんな気候になると、個人的にはシベリウスの季節である。

 シベリウス(Jean Sibelius 1865-1957 フィンランド)の交響曲第1番ホ短調Op.39(1899)。

 この曲が秋、そして冬に向けての音楽に感じるようになったのは、ここに書いたとおりである。

 3年前にも取り上げた尾高忠明/札幌交響楽団の演奏を。

 2013年ライヴ録音。フォンテック。SACDハイブリッド。

 でも、名古屋の最高気温の予想は今日は25度(で雨)。
 おお、過ごしやすくなったか!と思いきや、24日は30度(で晴れ)。

 信じがたい……


生姜焼きに模様のある皮がついている件について♪Anonの曲

Under the Greenwood  看板に偽りあり?
 先週の話だが、外に出たついでに“ほ〇〇なんとか”という、つまりは出来立て弁当屋に立ち寄った。

 時刻は10時半すぎ。来るべき昼どきの戦場さながらの混乱などまったく感じられない静かで落ち着いた店内。
 床も洗浄したてで、うっかり八兵衛なら滑って転んでしまいそうだ。

 私はカウンターの上に写真が立てられていた日替わり弁当を頼むことにした。
 それまでカツ丼にする予定だったのに、瞬時にして日替わりに方針を変更したのだ。

 だって、生姜焼きにミックスフライなのだ。ミックスの正体が何かは知らないが、生姜焼きという言葉に私はひどく弱いし、ミックスという言葉も嫌いではない。

 弁当が出来上がり、手渡され、出口に向け右向け右!をしつつ、ちらっと袋の中を見ると、え、えぇ~っ!

 透明のふたごしに見えたのは、どう見ても生姜焼きではなく、かといって出血大サービスの豚塊り肉のあぶり焼きでもなく、文様が縄文的なサバの塩焼きの半身。
 なかなか大きなサイズで、ご飯の上に堂々と横たわっている。サバの塩焼きの半身好きにはたまらない一品だろうが、個人的には絶対選択しないメニューだ。

  クレーム対象になるか?
 でも、なぜ生姜焼きがサバに化けたのだ?何がミックスしたのだ?
 生姜焼きっていうのはサバの半身の生姜焼きで、ミックスフライっていうのは横に置かれた鶏のから揚げのことを、場違いに仲間入りさせましたってことか?

 もう一度カウンターの上の写真を見る。
 と、“月曜日 本日の日替わり”とある。今日は火曜日だ。

 ちっ!

 開店してすぐだったので、札を換えるのを忘れていたらしい。

 けど、そんなことで騒ぎ立て、ぶーたれる私ではない。
 何事もなかったようにそれを受け取り、出口専用の自動ドアへ向かった。

  しゃべられたら困るので監禁?
 出口専用の自動ドアは開かなかった。
 私を帰さない気か?

 いや、これまた開店すぐで(って、もう30分は経ってるんだけど)、単に解錠し忘れてたらしい。

 青魚は体にいいのさ。しかも、サバって漢字で書けば魚へんに青。ヘルシーの極致に違いない。

BerliozFaust そう言い聞かせ、私は正真正銘の本日の日替わりである、サバの塩焼き弁当を物憂げに食べたのだった(もちろん生のメス羊の風味は皆無)。

 ごはんにしみ込んだサバの脂の味がちょっといやだった。
 しくしく……

 でも、500円でこれならコスパは高い!

 「ロビン・フッドと皮なめし工(Robin Hood and the Tanner)」。作曲者不詳(Anonymous)の曲である。

 このような曲を取り上げるなんて(しかも季節はずれだし)、ヤケになっていると思われるかもしれないが、それは誤解だ。
 ただ、行き詰っただけだ(サバティーニがテノールで参加している、C.デイヴィス指揮ベルリオーズの「ファウストの劫罰」も有力候補だったが、廃盤なので断念した)。

 デリック主宰のエスタンピの演奏で。

 この古楽作品集は、ここでも取り上げているので興味があればご覧いただきたい。

 1995年録音。ナクソス。

 ちなみに、この弁当チェーン店の“鮭幕の内弁当”は、う~ん、この値段の割にはなぁ。コスパは低い。
 FANNYの弁当より高いわけだし……

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