日曜日の夕食は……
この間の日曜日の夜、食事をしに珍宝楼に行った。
そしていまの私の気分は、この店の真の名を明かしたいというものだ。
といっても、確か3~4年前に一回バラしてるんだけど……
ここの料理は本当に美味しい。
美味しいのだから誤解を招くような仮名で書き続けることに、遅ればせながらいまになって罪悪感を抱いたのである。
その名は……美珍楼。
写真にある建物の上に書かれた欧文表記。
ちょいと欠けているが、単に“MICHINROU”でないことに、その奥深さと歴史を感じる(ような気配がしないでもない)。
この日は“長いものサラダ、ガーリックソース”や“カキの四川ソース炒め”、梅肉翡翠餃子などを食べたが、料理が出てくると写真を撮るのを瞬時に失念してしまい、すぐに箸をつけてしまった。
そんななか、なんとか撮ったのが梅肉翡翠餃子である。
この先っぽ感?
見よ!
このチンポ、いや、珍宝閣を思わせる姿を!
美珍楼を珍宝楼という仮名にしたのは珍宝閣を由来とするが、この翡翠餃子と珍宝閣の見た目が似ていることがこのような意思決定となったのであった。 ホール係のお兄さんにハイボールとレモンを頼む。
「いつもの」と頼むと自動的に担担麺+小ライスがオーダーされるのと同じように、「ハイボールとレモン」と頼むと、たくさんのレモンが皿に盛られて出てくるが、この日は特に大盛りのサービスだった。
美珍楼には“西家”と“アネックス”の2つの支店があるが、私はいちばん古く狭いにも関わらずこの本店が好きである。
ホール・スタッフの方々ともすっかりフレンドリーだし。
で、本日の曲はチャイコフスキー(Pyotr Ilyich Tchaikovsky 1840-93 ロシア)の交響曲第5番ホ短調Op.64(1888)。
いえ、美珍楼に出かける前に聴いたのが、ムーティ/フィルハーモニア管弦楽団の演奏だったからという理由一筋なわけ。
ムーティのチャイ5といえば、私はKitaraでウィーン・フィルの演奏を聴いたことがある。
オケは違うが、この録音もそのときの大迫力を思い起こさせるものだ。
1978年録音。ワーナー。