新・読後充実度 84ppm のお話

 クラシック音楽、バラを中心とするガーデニング、日々の出来事について北海道江別市から発信中。血液はB型かつ高脂&高尿酸血症の後期中年者のサラリーマン。  背景の写真は自宅庭で咲いた「レディ エマ ハミルトン(2024年6月22日撮影)。 (記事にはアフィリエイト広告が含まれています)

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2016/01

凍結されて休眠しちゃわないように……♪リスト/理想

Liszt Masur  元気なあいさつですこと
 昨日に引き続き得体のしれないメール、いや電子文書をご紹介。


  件名:りそな銀行重要なお知らせ(2016年1月23日更新)


 こんにちは!

 「りそな銀行」のシステムが安全性の更新がされたため、お客様はアカウントが凍結?休眠されないように、直ちにアカウントをご認証ください。


 以下のページより登録を続けてください。

 http://mp.resona-gr.co.jp/mypage/M**B*******M.mp?BK=****


 Copyright (c) Resona Holdings, Inc. All Rights Reserved.


 しっかしさぁ、いきなり「こんにちは!」はないでしょう?銀行からのお知らせだとしたら。
 ふつうは、日ごろからりそな銀行をご利用いただきありがとうございますとかで始まるんじゃないの?


 “安全性の更新”っていうのも日本語になってないし、“凍結?”って自分で悩むんじゃっないって。


 
自ら理想とはつけないよな、やっぱり……
 ところでりそな銀行の名前の由来だが、“理想な銀行”と思いがちだがそうじゃないという。
 りそなはラテン語のResonaを由来とし、その意味は“共鳴する”というものなんだそうだ。


 リスト(Liszt,Franz 1811-86 ハンガリー)の交響詩「理想(Die Ideale)」S.106(1857)。
 彼の交響詩の通し番号では第12番となる。


 シラーの詩「理想」に基づく作品で、曲は理想→飛躍→失意→歓喜と希望と進む。

 ワイマール劇場前のゲーテとシラー像の除幕式のために作曲された。

 リスト自身の合唱曲「芸術家に寄す(An die Kunstler)」S.70(1853/改訂1856,'59。詞:シラー)の主題の1つを用いているというが、ワタシ自身はこの合唱曲を聴いたことがないので「はぁ、そうなんですか……」と言うしかない。


 なかなか悪くない主題(合唱曲のものかどうかは不明)をもつものの、曲が冗長である感は否めない。いやはっきり言って冗長である。ダラダラである。
 そのため短縮して演奏されることもある。


 ここではマズア指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の演奏を。ノーカット版である(と思う)。


 1977-80年録音。ワーナー(EMI)。

 この曲のもともとのタイトルをみると、アイデアルとある。


 愛である。


 それとは関係ないことだが、“リスト 理想”をキーワードにネット検索すると、 “理想のパートナーをリストアップする”とか“パートナーリストで理想の相手を見つけ出す”、“理想の恋人リスト”とかいうサイトが表示される。


 なかなか楽しそうだ。でも、もはや私には関係ないのでそこから先には進まなかったけど。


 そうそう、私はりそな銀行に口座を持っておりません。


いまや全国的にすっかり有名な組合に♪ベルリオーズ/宗教裁判官

  件名がすでに“スパム”

 1月18日のこと。

 “□y□d□v□z□□□□□□□□□□□□□g□□□□□□□□□□□□□□□m□□□□□y□d□v□z”という件名のメールが届いた。

 まあ、送った方はこんな風に入力したんじゃないだろうが、悪いことをした罰で文字化けしちゃったようだ。

 ただ、その内容は一見まっとうそうで不安をあおるものだ。 
 あちこちでトラブルが起こっているらしいマイナンバーに関してだからだ。


 【重要】マイナンバーに関わる大切なお知らせの為、必ず最後までお読み頂けます様お願い申し上げます。
 ※個人情報保護法に基づき、第三者による貴方様の氏名・住所・電話番号・マイナンバー等の閲覧を防ぐ為、本電子文書へは非公開と致します。


 【本人限定:内容証明電子承認文書】
 貴方様がご使用されております電気通信端末機器及びインターネットプロバイダを通じ、会員登録状態となっている従量課金制有料サイトの登録確認についてご通知致しました。
 この度、貴方様が会員登録されている下記サイト運営事業者(以下、原告)より、民事訴訟に関する当組合との最終手続きが完了されました事を併せてご報告致します。


 ≪記≫

 [原告]株式会社IKプロジェクト(届出番号_都75981103_は)
 [サイト概要]懸賞、副業、一般ニュース、芸能ニュース、アニメ、ゲーム、動画レンタル、通信販売、電子書籍

、投資、ギャンブル、占い、アダルト動画、出会い掲示板、投稿掲示板、オークション、旅行宿泊、リゾートホテル

宿泊会員権   以上

 原告の訴訟提起としては、
 ①現金100万円相当の懸賞報酬受取権放置
 ②会員登録料金の未払い
 ③長期延滞料金の未払い
 ④会員継続または退会の放置
 ⑤アカウント不正放置によるサーバー障害、
 以上5点が挙げられております。


 当組合は、訴訟前に双方の事実確認が義務付けられておりますので、貴方様に瑕疵責任の有無を確認する必要があります。

 ◆瑕疵責任が有る場合・・・・原告の主張通り訴訟手続き
 ◆瑕疵責任が無い場合・・・・原告の主張を取り下げ訴訟停止


 貴方様に瑕疵責任が無く、何らかの理由で現在に至る場合、当組合より原告へ本件の事情説明を致します。

 本電子文書を確認されましたら、営業時間内に当組合へご一報頂けます様お願い申し上げます。
 ※本電子文書は第三者機関の開封確認機能が設定されております。


 尚、本電子文書に対する回答が無い場合は、原告の訴訟提起に従い管轄裁判所にて公判が開始されます。
 公判日程は裁判所より貴方様の現住所または本籍地または勤務地宛へ、書留郵便が送付されます。
 ※裁判を欠席されますと原告の主張通りの判決が下され、執行官立会いのもと、給与、財産(動産・不動産・有価証券)等の差し押さえを含めた強制執行となります。
 
 近年、パソコン・スマートフォン・携帯電話等の電子通信機器の急速な発展により、誤操作トラブル、未成年者の決済トラブル、契約者以外への貸与トラブル、契約トラブルが頻発しております。
 利用者様の知識不足がトラブルの原因となるケースが相次いでおりますので、インターネット等を利用される場合はよく内容を理解した上でご利用下さい。


 【マイナンバーに関する注意】
 民事訴訟及び刑事訴訟の被告人(訴えられた側)となられた方は、訴訟履歴がマイナンバーへ登録されます。
 訴訟履歴がマイナンバーへ登録されますと今後一切記録を消すことが出来なくなります。


 ~~お問い合せ先~~
 【国民消費生活組合】
 ・対応部署:民事紛争管理2課
 ・担当:横田・亀岡・岡崎
 ・紛争番号:U0053247BC  ※左記紛争番号をお電話にてお伝え下さい。
 ・部署直通番号:03-6478-9701
 ・営業時間:10:00~19:00  ※土日祝は対応出来ません。


 んっ?
 マイナンバーとは書いてあるが、それは最初と最後だけ。

 どうもマイナンバーというのは単に注意を引かせるためのキーワードなようだ。


 で、要するに有料サイトを使ったのに金を払ってないと訴えられているぞ。でも、あなたが悪くないなら“当組合”が間に入ってなんとかしてあげましょうってものだ。

 しかしこういう問題に“組合”なる組織体が介入するのかねぇ……


 それとよく理解できないのが、100万円を受け取れる権利を放置しているのもけしからんってことになっていること。褒められてることはあっても責められることはないと思うんだけど。ついでに言うと現金100万円“相当”ってのが、これまた変である。


 それでも、やっぱり不安な思いにさらされる人も、そして問い合わせる人も多いのだろう。
 なんせご丁寧にも“※本電子文書は第三者機関の開封確認機能が設定されております”なんて脅し文句までかいてあるんだから。

 だからだろう。江戸川区のホームページなどには1月18日付で早くもこのメールを取り上げ注意を呼び掛けている。すっかりメジャーな悪質メールってわけだ。
 怖いのはマイナンバーじゃなく、ナンバー03-6478-9701だ。マイナンバーのせいでこんなことが起こっているわけではあるけれど……

 こういうときって、警察がここに書かれた番号に電話をかけてみないのかしらん?
 それと、メールのことを電子文書っていうのね。知らんかったわ。


BerliozSFSolti  この3人をお裁きください
 ベルリオーズ(Hector Berlioz 1803-69 フランス)の序曲「宗教裁判(Les fancsjuges)」Op.3,H.23d(1827)。


 こちらに書いているようにオペラの序曲として作曲されたが、オペラの方は未完に終わり序曲だけが出版された。


 今日は、「横田・亀岡・岡崎、3人まとめてぶっとばせ!」ぐらいパワフルなショルティ/シカゴ交響楽団の演奏を。


 1972年録音。デッカ。


 ちなみに国民生活センター(こちらは独立行政法人)のサイトによると、“マイナンバーの利用目的は法律で決められており、マイナンバーから訴訟履歴が明らかになるようなことはありません”ってことだ。

 しっかしアダルト動画からリゾートホテル宿泊会員権まで扱っているIKプロジェクトっていうのもいい加減さてんこ盛りである。

BGMのおかげで前向きに会議に臨む(ウソです)♪JSB/ブランデンブルク

BachBrandenKoopman  彼らのことが気になる
 水曜日に乗った札幌14:20発の特急・スーパーおおぞら7号は、平日のこの時間にもかかわらずグリーン車も普通指定席車もすべていっぱい。すなわち専門用語でいうところの“満席”だった。

 なぜ満席だとわかったかというと、車掌がそうアナウンスしていたわけで、自由席を利用する人は座席に荷物を置いて占有することのないようにお願いしたいということだった。

 札幌駅を出発する時点で、私が乗っていた車両(もちろん指定席)もほぼ席が埋まっていた。

 そこに高校生らしき青年3名が乗り込んできた。

 スーツ姿だ。

 両手、両肩がふさがり、通路を歩くのがやっと。

 というのも、みんなものすごく大きなかばんと、大きなかばんと、ふつうのかばんにスーツが2着、さらには駅弁が入っていると思われるKIOSKの買い物袋を持っている。そのうち1人はさらにビニール傘まで持っている。


 若いってすばらしい。

 これだけ数多くの荷物を持って歩けるのに感心するが、数が多くて面倒な以上に、総重量はものすごいことになるだろう。

 ホームには先生だろうか、何人かの男性と女性がいて、列車が発車するまで見送っていた。


 巨大なかばんは円筒形で、何かスポーツに関連するものが入っていそうにも見えるが、スポーツの大会に出るなら移動時にわざわざスーツを着る必要もないだろうし、3人のスーツもお揃いではない。

 じゃあ弁論大会か何かだろうか?
 だったら口があればだいたいは済むだろうから、あんなに大量の荷物はいらないはずだ。


 集団就職なんて今どきないだろう。
 就職試験?受験?
 時期的には早いような気がする。

 どうもよくわからない。
 彼らは釧路までの切符を持っていた。


  ホテルにふさわしい選曲
 話は変わる。


 火曜日の会議は札幌市内のホテルで開催された。

 私がエレベーターを降りて会議会場に向かって廊下を歩いていると、天井のスピーカーからちょうどブランデンブルク協奏曲第2番が流れ始めた。

 誰の演奏かわからなかったが(まあ、わかるわけないよな)、シックな音楽もいいが、こういう祝祭的な曲も案外BGMに合うものだ。


 バッハ(Johann Sebastian Bach 1685-1750 ドイツ)の「ブランデンブルク協奏曲(Brandenburgische Konzerte)」(1721献呈)。


 バッハの作品の中でも特に有名な曲の1つであるこの協奏曲集についてはそこここなどで取り上げているが、バッハの自筆譜にはこの曲名はなく、「いくつかも楽器による協奏曲集(Concerts avec plusieurs instruments)」と書かれているだけである。


 6曲の協奏曲のうち第2番はトランペットが独奏楽器として加わってることもあって、もっとも華やかである。


 あのとき流れていた演奏はなんとなくコープマンぽかったので(たぶん違うに違いないけど)、コープマン/アムステルダム・バロック管弦楽団の演奏を。


 1983年録音。ワーナー(エラート)。


 コープマンの演奏って、昔は何を聴いてもものすごく刺激的に感じたのに、最近あまりそう感じなくなったのはなぜだろう?

 刺激に対する私の感受性が鈍ったのか?


大中小、あなたはどれを選ぶ?♪LvB/トリプル・コンチェルト

Argerich  やっと今週の話
 先週の話をしているうちにもう木曜日になってしまった。

 その間の私は、月曜日は昼にラーメンを食べ、その帰り道に藤丸に立ち寄って化粧室を使わせてもらった。

 火曜日から水曜日は会議のため札幌に出張した。
 火曜日の午後から会議だったが、アサイチの特急で札幌に向かいまずはかかりつけの病院に行ったが、これまでの医師は昨年末をもって定年退職。いまは臨時の老いた医師が来ているが、はっきり言って言ってることが意味不明。というか、私でもわかるようなことしか言わない。

 診察を終えて会計のために待合室に戻ると看護師さんが追っかけて来てくれ、医者がどうしたかったのか協議し、お互いが納得した。

  活担担麺
 昼は檜さんと昼食。

 私が札幌駅に着いて病院に向かい途中で、ドローンで追尾・監視しているんじゃないかと思うほどタイミングよく電話がきた。
 実はいま札幌に着いたばかりだけど昼過ぎまでなら時間があるのでなんなら会ってお話でもしましょうかということになって、ESTA10階の四川飯店で担担麺セットを食べる。担担麺に何がセットされているかというとミニチャーシュー丼なのだが、私は白ご飯に替えてもらう。

 エコじゃないが、箸は割りばしにしてもらえないだろうか?
 塗り箸は麺が滑って、汁が跳ねて、とても危険かつ食べにくいから……

 にしても、なんであんなに汗がダラダラ出たのだろう。
 昔はそんなことはなかったのに……

20160115Fujimaru  トイレにトリプル、トイレでプルプル
 午後から会議。
 夜は会食。小上がりだったが靴を脱ぐと靴下の右足親指の先が丸く敗れていた。
 まだ買ってから履いたのはまだ2度目だというのに……
 なんとか周囲に発見されないようたいそう苦労した。
 翌日はスーパーおおぞらで帯広に戻った。

 ところで藤丸6階の男性トイレ。
 ここには小用便器はトリプル、バラエティーに富んでいる。
 どれ1つとして同じものがないのだ。って、もともと3つしかないんだけど、どういうコンセプトなのかしらないが3種の便器が並んでいる。
 
 向かって左側の便器は子供も使えるような配慮だろう(真ん中のだって使えるだろうけど)。

 右側のは一般的なものだが、真ん中のも一般的である。が、真ん中のは自信がある人じゃなきゃ使ってはいけないような威圧感がある。

 けど、それにしてもどうしてここまでバラバラにする必要があったのだろう?

 ベートーヴェン(Ludwig van Beethoven 1770-1827 ドイツ)の「トリプル・コンチェルト(Tripelkonzert)」。つまりは「ピアノ,ヴァイオリンとチェロのための三重協奏曲」ハ長調Op.56(1803-04)。

 作品についてはこちらに書いているゆえ、割愛。
 この演奏についての感想もこちらにかいてあるので省略。

 今日はアルゲリッチのピアノ、キャプソンのヴァイオリン、マイスキーのチェロによる演奏を。
 オーケストラはラヴィノヴィチ指揮スイス・イタリア語放送管弦楽団。

 2003年ライヴ録音。EMI。

 ところで、 おしっこをしたあとは、ちゃんとプルプルしましょうね……

またまた箱を利用することに……♪レスピーギ/ボッティチェルリの3枚の絵

RespighiVecchia2  ボイラーは忠実に働いていた 
 先週の土曜日の話をしよう。
 してほしくない?そう、遠慮なさらずに……

 土曜日は良い天気だった。
 で、私は8:45から予定していた作業にとりかかった。

 その作業というのは雪下ろしと雪かきである。
 このためにわざわざ自宅に寄り道したといってもよい。というか、モロこのためである。

 そうそう、このあいだの地震で耐震安全装置が働き消火してしまったのではないかと危惧された暖房ボイラーは黙々とその任務を遂行していた。

 一方、給湯ボイラーは電源を入れるとエラーメッセージが表示された。といっても“ジシンデコワカッタデス”とかじゃなく、エラーコードの数字である。
 いったんOFFにして再度スイッチを押すと復帰した。給湯ボイラーは(電源は入れていなかったが)耐震装置が働いたようだ。

 その他の地震の被害としては納戸の中の棚の上の方に置いてあったポリバケツが落下していた。

  雪の量は無限ではないのだ。そうだそうなのだ
 さて、まずはバルコニーの雪下ろし。
 雪は50cmほど積もっており、下の方は寒暖の繰り返しのせいでやや硬くなっていた。
 黙々と下の庭の一角へ投げ捨てること30分。
 作業はあまり困難を伴わないで、微かな嫌気は感じたが無事終了した。

 次はカーポートである。
 いよいよもって年始に買った脚立(はしご)の出番である。

 カーポートは2mの積雪まで耐えるというふれこみだ。
 しかしそれは“雪”の場合である。空気を含んでいる雪だからこそ2mの積雪に耐えられる。

 しかし下のほうがいったん融けて再び凍結し氷状のものが厚くなってくると重量が増すわけで、そういうのが混在すると2mはちょいと危険と思われる。
 カーポートを建てたときに施工業者の人に「やはり雪下ろしはした方がいいんでしょうか?」と尋ねてみたが、「するに越したことはないですよ」という答えが帰って来た。説得力があった。

 妻は2mまで大丈夫というなら下ろす必要がないんじゃないと言うが、どう考えても妻よりも施工業者の方の言葉の方が信用できる。

 この作業は結構しんどかった。2台分の大きさなので屋根が広い。雪が庭まで達するように力を込めて投げ捨てなければならない。途中腕がプルプルし、腰がゴキゴキした。
 が、雪かきスコップでひとすくいするたびに、「確実に減っているのだ。 n-1=∞ ではない」と自分を励まし、なんとかやり終えた。
 1時間15分かかった。

 そのあとは物置の雪下ろし。
 これは5分で終わった。遠くに放り投げる必要なく、雪をそのまま押して落とすだけでいいからだ。

 あとは玄関周辺の雪かき。
 案外と手こずり40分を要した。

 終了時刻は11時15分。計2時間半。

 そのあとレトルトカレーを温めて昼食としたが、レトルトパウチを手で開けるのにも難儀した。
 耳の中がかゆくなったので耳かきで掃除しようとしたが、それもままならなかった。
 ずっと雪かきスコップを握り締めていたため、指がその形からなかなか戻ろうとしなかったからだ。

 この日の午後は札響の定期演奏会があった。
 私も当初は出かけようと思っていたのだが、いろいろなことが重なり行けなくなった。

 そんなわけで午後4時前のスーパーとかち5号に乗車。
 しかし、この日は終点の帯広までではなく十勝清水で降りた。
 というのも、いろいろないきさつから清水でお酒を飲むことになったからだ。
 とにかく、近ごろの私の周りでは、私を中心としていろいろなことが起こっている。

  キップハドコニイレレバイイノデスカ?
 十勝清水駅に降り立つのはたぶん20年ぶりくらいだ。
 車ではこの町にはちょっちゅう来ているのだけど……

 定刻の17:58に着いたが、降りたのは私を含め3人だけ。

 ホームからの連絡通路を通り駅舎に入ったが、この駅には自動改札機はない。
 本来は駅員が切符を回収するためにあるであろう窓には、何者も受け付けないとばかりシャッターが下りている。

 じゃあこの切符はどうしたらいいんだ?
 駅にはこの降車した3人以外の生体反応がない。つまり駅員はもういないし、別な列車を待つ人も、得体のしれない署名活動をしている人もいない。当方3名、先方0名である。
 
 降車客のうち1人はそのままどこかに消えた。霊だったのか?

 もう1人はきょろきょろしている。

 私もキョロちゃん状態。
 この切符は記念に持ち帰っていいのだろうか?でも、いったい全体なんの記念になるというのだ?

 すると連絡通路の壁に目立たない、地味な緑色の箱が取り付けられているのを発見した。
 明朝体風の手書きで“きっぷ入れ”とある。

 ドアを開けて連絡通路に戻り切符を入れると、キョロキョロちゃんもほっとしたように箱の方へやって来て切符を入れていた。
 私と同じ問題に直面し、私と同じ行動をし、晴れて駅舎から出ることができたというわけだ。

 土と、連日切符回収箱に縁のある3日間であった。

 レスピーギ(Ottorino Respighi 1879-1936 イタリア)の「ボッティチェルリの3枚の絵(Trittico Botticelliano)」(1927)。

 ここでも取り上げているが、「春」、「東方の3人の博士たちの礼拝」、「ヴィーナスの誕生」の3曲からなる。

 室内楽的な透明度の高い美しい音楽で、レスピーギの技巧、特徴がいかんなく発揮された名曲である。

 今日はラ・ヴェッキア指揮ローマ交響楽団の、なんだかイタリアの空気を感じさせる演奏を。

 2009年録音。ブリリアント・クラシックス。

耳だけ非透明人間♪ミラン/エル・マエストロ

MilanElMaestro  書き漏らしたのが耳だけだったとは、なかなかすごい
 名古屋から千歳へ向かう飛行機の中

 この上ないやかましい群衆の中から救い出された私は、そのあとはゆっくりと過ごすことができた。

 本も読んだ。
 といっても、電子書籍だ。
 半年ほどこれを使って思うに、確かに電子書籍端末は軽いが、なんだか本を読んでる!って気にならない。
 ちゃんと紙を束ねたものを手にして読む方がいいなぁと思うのは、年齢的なものか?

 今回読んだのは有名な「耳無芳一の話」。小泉八雲(=Lafcadio Hearn)の作品である。
 ダウンロードしたものは戸川明三訳の青空文庫。無料だ。

 「耳無芳一の話」をちゃんと読むのは、恥ずかしながら初めてである。

 ストーリーは、琵琶法師の芳一を壇ノ浦の戦いで滅亡した平家の霊から守るために、坊さんが彼の全身にお経を書く。ところが、耳にだけ書くのを忘れる。その結果、霊からは芳一の耳だけが見え、それをもぎ取ってしまう。
 ただそのオチは、“その後耳無芳一と呼ばれるようになった”というものだ。ユーモアのある終わり方と取れなくもない

  琵琶じゃなくビウエラ
 で、琵琶法師とは直接関係ないし、間接的にも関係ないのだが、なんとなくビウエラのための曲を。


 ビウエラはルネサンス期にイベリア半島などで使われたギターのような形をした楽器。


 ミラン(Luis de Miran 1500頃-61以後 スペイン)の「エル・マエストロ(巨匠)と題されたビウエラ曲集(Libro de musica de vihuela de mano intitulado El maestro)」(1535-36出版)。


 この曲集はスペイン最初のビウエラ曲集で、この楽器の奏法の教本となっている。
 50のビウエラ曲(ファンタジア40曲、パヴァーヌ6曲、ティエント4曲)と、22のビウエラ伴奏独唱曲から構成される。

 今日紹介するナクソス盤(エル・マエストロ第1巻)の帯には次のように書かれている。


 ルイス・ミラン(1500頃-1561頃 ルイス・デ・ミランとも)は、スペイン・ルネサンス期のビウエラ奏者、作曲家です。その生涯については不確かなことが多く、バレンシアで活躍し、一時期はポルトガルに行っていたであろうと推測されるのがせいぜいです。その理由の一つに、当時彼がいたバレンシアの宮廷には、少なくとも同じ名前の男性が3人存在したため、混乱をきたしているようです。しかし、彼は当時用いられていたビウエラ・ダ・マーノのための音楽を出版した最初の人物であり、また音楽にテンポを指定した最初の作曲家の一人ともされています。この「エル・マエストロ」は1536年にバレンシアで出版された史上初のビウエラ曲集で、恐らく学習者のために書かれたとされています。なぜなら、曲が段階を追って並べられ、最初は易しく、曲が進むに従って難しくなっていくという形式が取られ、その中にはポリフォニーの練習や、超絶技巧のパッセージなども組み込まれています。NAXOSでは、この「エル・マエストロ」を最初から曲順通りに録音していきます。実際には初心者にはとても手がでないと思えるこれらの典雅な作品たち、ぜひ楽しんでみてください。


 収録作品はファンタジアの第1番から第22番までと、パヴァーヌの第1番から第6番。


 軽やかで気持ちがプチ弾けるような曲から、ちょっとおセンチになるような哀愁ある作品まで、変化に富んださまざまな表情を持った曲が耳を楽しませてくれる。 


 ビウエラを演奏しているのはエスコバル。


 2014年録音。ナクソス。


 千歳に着いた私は、この日は帯広に戻らず自宅へ。
 翌土曜日の動きについてはまた明日。
 

善意が招いた不幸♪金希文/vc協1

20160122Sugakiya  かくし味付!
 名古屋2日目の朝。
 朝食は前日にコンビニで買ったおにぎり。……と、出来心で買ってしまったカップ麺。
 ご当地ものである(少なくとも北海道では見かけない)。

 看板に偽りなしのなかなかのお味。ただし朝からインスタントラーメンは健康的とは言い難いので半分でやめておく(こういうとき、残した物はトイレに流して処分する)。

 アサイチから1時間半ほどの打ち合わせをし、空港へ。

 昨日の失敗を教訓に、この日は乗車券のみを改札機に入れ、ミューチケットは胸ポケットに。

 早めに空港に着いたので、早々に保安検査を終え、さて昼食はカレーを食べようとかと思いきや、羽田では当たり前のカレーショップがない。ANA FESTA と BLUE SKY 、ともにカレーがない。
 あるのは焼きそばだの、スパゲティだの、タコ焼きだのだ。要するにレンジ調理できるものだけ。
 1か所だけうどん(もしくはきしめん)を出している店があったが、中国か台湾か韓国かわからないが(以下、中国系と称す)そういうお客様たちでごったがえしていたので近寄らなかった。いや、近寄れなった。

 結局別なANA FESTAで鮭とツナのおにぎり2個を買い、しばらく出発便がないためひと気のないゲート前でイスに座って実に地味に食べる。

 食事を終えたあと自分が乗る便の出発ゲートへ。
 すると、ほどなくしてアナウンスが流れた。

  強引息子に鉄仮面妻
 「千歳空港雪のため、安全に着陸できないと判断された場合は旭川空港または帯広空港に着陸する場合がございます。どうぞあらかじめご了承ください」

 ご了承も何もそれが嫌なら乗るのをやめなってことなのだが、帯広だったら考えようによってはラッキーってことか?しっかし、行きも帰りも雪に阻まれるとは……

 このように、飛行機は客を不安のどん底に突き落としたまま(といっても、中国系の人々はどこまで理解しているのかわからんけど)、25分遅れで出発(千歳上空がラッシュのため待機させられたという)。

 ところで、搭乗し私が後方の通路側席(仮に69Dとしておこう。実際には小さな機種である)に座ると、行儀の悪そうな男の子が何も言わず私のひざとシートのすき間を強引に通りぬけ69Fの窓際に座った。そのあとに母親らしき女性が来て私のひざに座った、ではなく、69Eに座った(雰囲気を察して私はさっと立ち通してやったが、鉄仮面のような表情で無言だった)。

 するとさらにそのあとにその旦那と思われる男がやって来て、アニャニャコニャニャとあちらの言葉をしゃべくりながら、見せてくれとお願いもしてないのに自分のチケットを私に見せた。45Aとある。
 つまり替わってくれということだ。

 窓際かぁ。すっごく嫌だ。
 しかし私のせいで日中間(か日台間あるいは日韓間)の関係が悪化してはまずい。

 私は作り笑顔で替わってやった。せっかくの家族での旅行。良い思い出を作りたまえ。
 搭乗してくる客の流れに逆行して45Aに向かう際、近くにいたCAに一応は「席を替わってあげることにします」とは伝えた。これは、私は日本人であるということを示しておこうということでもあった。何となくそうした方が良いような気がしたのだ。

  サラウンド!
 さてそのあとが悲劇である。
 替わった席の前も後ろも横も中国系なのである。団体客だ。

 このあたりは彼らのテリトリー。あの母親と行儀の悪い息子の方がこの集団からたまたま離れていたのだ。
 乗り込んでくる時も、荷物を入れる時も、座るときも、座ってからも、とにかくネズミの死骸を見つけたカラスの群れのようにうるさい。
 そのギャアギャアが終わりそうもないので、私は勇気を奮って45Cに座っている田舎くさいオヤジに言った。

 「シート チェンジ OK?」

 つまり、観光客にふさわしい窓側の席と交換してやる、いや、通路側と交換していただきたいと私は申し出たのだった。
 するとなぜか後ろの46Bに座っていた中年の女性が「ノープロブレム!」と叫んだ。

 ワケわかんねー。

 とにかくオヤジが爆竹を投げつけられたカラスのように一瞬黙っている間に、私は立って、間にいる45Bのおばはんの脚を強引に押しのけ通路側に行ったのだった。
 このおばちゃん、ちゃっかり即座に窓際席に移動していた。オヤジはなぜか目はキョトンとしているのに口元はにやけていた。

 取りあえず通路側は確保できた。
 あとはノイズキャンセル機能を働かせたウォークマンで音楽を聴き続けるしかない。

ChinSym3  ひどい苦痛の後に
 と、よほど気の毒に思ったのだろう(そりゃそうだ、善意のせいで地獄に放り込まれたのだから)。
 先ほどのCAさんが「ドアが閉まって空いた席があるようでしたらご案内いたします」と、これまた実に気の毒ですねと心から同情してくれているような表情で言ってくれた。
 こんなに私の心情を察してくれるなんて、私がもっと若かったら優しさあふれる彼女にこの場でプロポーズしたかもしれない。

 結果、後ろの方の席の通路側71Dに座ることができた。
 しかも71Eと71Fは空席。
 苦労したのが報われた快適なフライトとなった。

 あのCAさんが機内販売商品を持ってきたら恩返しに何か買おうかと思ったが、それには遭遇しなかった。

 ゴードン・シーウェン・チン(金希文/Gordon Shi-Wen Chin 1957-  台湾)のチェロ協奏曲第1番(2006)。

 ウェン=シン・ヤンのチェロ、リュー・ショオチャ指揮の台湾フィルハーモニックによるCDの帯には次のように書かれている。
 
 台湾を代表する現代作曲家の一人、ゴードン・チン(1957-)の作品集です。以前リリースされた「二重協奏曲」と「ファルモサの四季」(8.570221)でも、響きこそ前衛的でありながら、独特の叙情性を持つ音楽が展開されていましたが、このアルバムに収録された2つの作品も傾向は同じものであり、時として驚くほど美しい部分があったりと、興味の尽きない人であるといえるでしょう。古典的な3楽章形式を持つと見せかけて、実はそれぞれの楽章が結びついているという「チェロ協奏曲」は、各々の楽章にシェイクスピア、パスカル、サミュエル・ジョンソンの文章から取られた言葉が引用され、これらが曲の雰囲気を説明しています。

 ここに書かれている通り、確かに前衛的だがはっとさせられる美しい部分がある。
 が、個人的にはなかなか親しみやすくはない傾向の音楽でもある。

 第2楽章には「鏡の中の夢の罠」、第3楽章には「ひどい苦痛の後に」というタイトルがついている。

 2014年録音。ナクソス。
 このディスク、すっごく録音が良いのも特長だ。

 ところで、替わってやった69D・E・Fの親子。
 後ろから見るに、フライト中も特に会話などしていなかった。
 3人そろって座る意味なんてないじゃないか!
 

通りゃんせ、とーりゃんセ♪GM/Sym9(by ブーレーズ/CSO)

20160121Yama  あぁ、山奥ぅ~
 木曜日から金曜日にかけて名古屋に出張した。

 帯広から名古屋へ行く現実的なルートは2つ。
 1つはとかち帯広空港から羽田に飛び、そのあと新幹線に乗り換えるルート。

 もう1つはJRで帯広から南千歳経由で新千歳空港に行き、そこから名古屋へ飛ぶというルートである。

 今回私は新千歳空港を利用する方を選んだ。
 というのも、帯広⇔羽田よりも千歳⇔名古屋の方が飛行機の便数が多いからである。
 またJRで帯広から新千歳空港までは2時間から2時間半ほど。列車の本数ははるかに少ないものの、東京⇔名古屋の新幹線の乗車時間に比べ大幅に長いわけではない。交通費トータルでも千歳利用の方が安いのではないかと思う。

 帯広から南千歳、さらに新千歳千歳空港までは完璧なまでに順調だった。
 JR北海道の古いキャッチフレーズだが「冬こそJR!」である。

 が、空港に着いてほどなくすると窓の外が真っ白。急に雪が降り始めたのである。
 これによって空のダイヤは乱れはじめ、ハラハラドキドキさせられたもののなんとか45分遅れで出発してくれた。このため、私はそのあと昼食を食べそびれることになったが……

 たぶん松本上空を過ぎたあたりだと思うが、窓から美しい山々が見えた。
 地図を見ると方向的には立山の方になるが、でも果たしてそうかは私にはちっともわからない。
 ただただ、こんなところで墜落したら助けに来てもらえるのは何日後だろうなんてことを考えていた。
 さらに、そんな状況で助かる気でいるのかいっ?と自分で自分に突っ込みを入れてしまった。

Mahler9Boulez  ミューミューでミャーミャーの街に
 空港について名鉄のミュースカイに乗り換え、名古屋駅へ。

 改札を出るときに乗車券と指定席券(ミューチケット)を入れると、乗車券だけが回収されミューチケットが戻され通りゃんせ状況に。

 乗るときには改札に2枚入れてなんでもなかったのに……
 と足元の方を見ると、ミューチケットを入れる箱がある。
 わかりにくいです、はっきり言って。道民には。

 そのあと打ち合わせをし、夜は焼肉店で食事をしたのであった。

 ようやく飛び立った飛行機の中で、今月の5日に亡くなったブーレーズが指揮したマーラー(Gustav Mahler 1860-1911 オーストリア)の交響曲第9番ニ長調(1909-10)を聴いた。

 もちろんこのシンフォニーは癒しの曲ではないが、これを聴いて気持ちが落ち着いた。

 ここでも書いているようにブーレーズのこの演奏は私にとってはとっても好きな部類に入るものではないが、でも美しい。

 オーケストラはシカゴ交響楽団。

 1995年録音。グラモフォン。

 翌日の話は、今日の翌日の記事で。
 

ボリューム満点でご飯を1/3残した月曜日♪リゲティ/ピアノのための練習曲

  十勝と中国の出会い?
 昨日の記事では“ナガタ”という店(の看板)を紹介したが、一夜明けた今日は“いしだ”。
 豊頃町にあるレストランである。

 すでに5日も経過し報告が遅れたことをお詫びしなくてはならないが、でも何で私があなたにお詫びしなきゃならないかなとも思うけど、ごめん。で、報告というのは、月曜日にここで昼食を食べたということである。

 この店の名物メニューは“豚チャーハン”なる、カツカレーに対抗するような一品である。
 なんでも、チャーハンも食べたいが豚丼も食べたいという人のために作ったそうで、だったら半チャーハンと半豚丼をセットにして供すればいいような気もするが、やはり「乗っける」ということが重要なんだろう。
 じゃあ、天ぷらそばを食べたいがアンパンも味わいたいという人が現れたら、店主はどういう応対をするのだろうかと、馬鹿みたいなことを考えたりもしてしまう。

20160118a

  本当にこの階段でまちがいないのかしら?
 この店を利用するのは3回目。
 相変わらずわかりにくい入り口だ。

 Aコープという農協のスーパーの2階にあるが、入り口はスーパーと共用で外に置かれた自販機の横にある。
 で、階段も魅惑のレストランへの道という雰囲気はまったくなく、段ボール箱が積み重ねて置かれていてバックヤード的な空間である。
 私は道に迷ったのではないか?不安になるが階段を上りきった正面にレストランの入り口がある。

 店の中はそれまでの行程からは想像つかないようなシックでモダーンな雰囲気。だったらちっとも面白くないわけで、期待を裏切らないレトロ感である。

20160118c

 私が最初にこの店を訪れたときは私を含め4人で行き、私を含まない3人が豚チャーハンを頼み、私だけが日替わり定食を頼んだ。その日の日替わりは私の好物である親子丼だったからである。

  禁煙したくなる価格
 2回目に行ったのは昨年末。
 私を含む5名で行き、私を含まない3名が豚丼チャーハンを頼み、私はチャーハン単品を頼んだ。なんとチャーハン単品だと450円!セブンスターより安い。しかも後半はしんどくなるくらいのボリュームだった。
 もう1人はカツ丼を頼んだ。

20160118b

 そして今週の月曜日。
 私を含め3人で行き、私を含む2名がカツ丼を頼み、“迷うあなた”になってしまった残された1人(秋吉課長である)が豚チャーハンを頼んだ。

  なんかレバーっぽく見えるけど気のせいです
 秋吉課長のご好意により撮影させてもらった。
 これが豚チャーハンだ!

20160118d

 そしてこれが私自身のご好意により撮影したカツ丼である。

20160118e

 カツ丼は、私にはちょいと甘めの味付け。そして、これまたボリューム満点。私はご飯を1/3ほど残してしまった。
 にもかかわらず、夕方になっても全然空腹にならなかった。

 レストランいしだ、恐るべしである。

 リゲティ(Gyorgy Ligeti 1923-2006 ハンガリー→オーストリア)の「悪魔の階段(L'escalier du diable)」。
 「ピアノのための練習曲(Etudes pour piano)」第2巻(1988-94)の第7曲である(第1巻からの通し番号では第13曲)。
 作品についての情報はこちらの記事をご覧いただければと思う次第である。

 今日はホッカーによるプレイヤー・ピアノを使った演奏を(自動演奏なのでこういう表現が適切かどうかわからないけど……。なお、全曲ではなく抜粋盤)。

 1995年録音。ソニークラシカル。

Ligeti

 なお、レストランに向かう階段のことを悪魔と言っているのではない。
 ただただ階段をキーワードに選曲したまでだ。
 そこんとこ、お察し願いたい。

かつては良い走りだった?♪吉松/過去形のロマンス

  昔は健脚だった?
 火曜日に街で見かけた看板。

 この中古車販売店の名前をよく見ると、じわじわと違和感が……

20160119Kanban

 後ろから2文字目が U じゃなくて A 。

 中古車ショップに run の過去形は無いんじゃないかなぁ。
 もしかして自責の念に耐えられなくなって、こっそり店名で真実を発露した?

YoshimatsuPleiades1 いや、単に間違いなんだろうけど……

  ということで……
 吉松隆(Yoshimatsu,Takashi 1953-  東京)の「過去形のロマンス」。

 「プレイアデス舞曲(Pleiades Dances)」第3集Op.35(1988)の第6曲である。
 
 田部京子によるピアノ演奏を。

 1996年録音。DENON。



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