
この季節、とは限らず年がら年中当てはまることだが、人前で口を覆わずにクシャミをする人には、まったくもって閉口させられる。
ハークション迷惑だ。
そして最近、私は嫌な目に遭った。
迷惑を受けたと言ってもいいだろう。
私がオークションに出品したCDがめでたく落札されたのだが、こちらから送付先の住所氏名を問い合わせても10日経っても、相手からは一切連絡がない。専門用語で「なしのつぶて」ってやつだ。
ひどい人もいるもんだ。
こういうトラブルがあるのは覚悟していたが、そして私の場合は先払い入金後の商品発送としているので金銭面での被害はないが、あと味が悪いったらありゃしない。
セイシン的クツーってやつだ。
買う気がないなら入札しないでいただきたい。
オークション迷惑だ。
そんな思いを払拭するため、買い物で気晴らしをした。
といっても、地味に冬支度である。
ムシロを買って、湯たんぽも準備して、ももひきも新調して……じゃなく、プリンターのインク・カートリッジを買い(ということは、明らかに年賀状を今年も出す意向があるということだ)、来年の卓上カレンダーを買い(会社の机で毎年同じものを使っているのだ)、レコード芸術の12月号を買った(たまたま、伊福部のCD評が載っていたのを知ってしまったのだ)。

毎年書き始めは「今年はきれいに書くぞ」と意気込むのに、1ヵ月もしたら聖霊の踊りのように踊った字で溢れてしまうのはなぜだろう?
その前にクリスマスがある。
数の子の心配をする前に、チキンの心配をしなければならない。
そんなわけで、今日はキリストにまつわる声楽作品。
boneじゃなくbornです
ブリテン(Benjamin Britten 1913-76 イギリス)の「御子が生まれたもうた(A Boy was born)」Op.3(1932-33/改訂1955)。
15世紀と16世紀のキャロルの詞を用いたもので、コラール変奏曲の形をとる。
編成は、童声合唱と男声合唱および女声合唱。改訂版では任意でオルガンが加わる。
主題と次の6つの変奏曲から成る。
1. Lullaby,Jesu -
2. Herod -
3. Jesu,As Thou Art Our Saviour -
4. The Three Kings
5. In the Bleak Mid-Winter -
6. Noel!
透明度が極めて高い人間の声が織りなす、まさに崇高な美しさ!
それは神秘的ですらある。
スパイサー指揮フィンジ・シンガーズの演奏で。
1997年録音。シャンドス。
チキンの骨は縦に裂けるから、犬に食べさせちゃだめって聞くけど、ホントですか?
いろんな人がいますから、こちら側もある程度の覚悟は必要ですね。