
今日は飛び石連休のど真ん中。
もし私がバスなら、“回送”とか“非営業”とか表示を出したいところだが、本日は通常営業である。でもはっきり言って私は商売をしているわけじゃないので、正しくは通常勤務である。
このような事情から、昨日この地へと戻って来た。
きっと今日休みをとって連休にしている人も少なくないのだろう。高速道路は実にすいていた。
まずご報告。
電動ノコギリについては悩んだ末に機種を決めて発注した。届け先はこちらのマンションだ。
次回自宅に帰る際に持って帰り、さっそく私の腕よりも太くなった幹や、私の足の親指より太い枝をキュィィィ~ンとしてみよう。
「伊福部昭展」に再度足を運んでみた
さて、土曜日だが、道庁赤れんが庁舎に行って来た。
今月28日(今度の日曜日だ)に大盛況(?)のうちに惜しくも終わる“札幌国際芸術祭2014”。そのなかの伊福部昭展を再度見に行って来たのだ。一度ならず二度とは、上田市長に義理立てしているわけではないものの、義理堅いものだと自分でも思う。
この日もそこそこ人が入っていたが、幸い私が行ったときには非日本語は飛び交っていなかった。が、高校生カップルらしき2人が、その場とは全く関係ない話を大きな声でしていた。
男子 「こないださぁ、ドンキで腕時計買ったんだ」
女子 「へぇ、それがそうなの?」
男子 「そう、どう?」
女子 「君に似合ってると思う」
男子 「そう?めっちゃうれしい。なはなは」
ってな感じだ。あいつらあのあと、びっくりドンキーにバーグディッシュでも食いに行ったな。きっと。
あの2人がここに来ていた目的はよくわからない。
伊福部ファンだったのかもしれないし、単に赤レンガをデート場所の1つに選んだだけかもしれない。そして、「薄暗い部屋があるぞ、しめしめ」と、男は女を誘導し……ってことかもしれない。
にしても、この会場で展示されているものは、自筆譜など確かにどれもが貴重なものだが、どーも中途半端な印象は否めない。
映画のポスターにしたって、ゴジラ第1作のもの1枚だけ。
展示物の説明プレートを照らしているLEDのランプは、場所によっては暗過ぎて何の役にもたっていないし。
なんかなぁ……

会場に置いてあったチラシによると、明日、大通公園の西はずれにある札幌市資料館で伊福部作品のコンサートがあるという。
いまでは言葉が懐かしい“レコードコンサート”というものである。
それぞれの作品を誰による演奏で聴かせるのか知らないが、“高音質の音環境のサポート“って何ですか?
音がキンキンしてるの?
で、伊福部玲さんは来るの?それとも音源を選んだご協力のみ?
それとね、札幌市資料館の住所くらいは載せた方がいいんじゃないかと思う。それとも札幌市民なら場所くらい知ってるはずとでも?それに市民以外は暗に拒否?
このような感じで、あちこちでどこか仕事のツメが甘いと感じるのは私だけか。
文句ばかりつけて申し訳ない気もするが、でも、細かなところまで注意を払わなきゃね。良いイベントだったと評価されるためにも。
レコードナイトに関して言えば、私はこの日札幌にいないわけで、関係ないっちゃー関係ないんだけど。
その伊福部昭(Ifukube,Akira 1914-2006 北海道)の「土俗的三連画(Triptyque Aborigene)」(1937)。
作品についてはこの記事なんかを気が向けば読んでいただきたいが、明日は誰の録音をかけるんでしょう?
この曲の貴重な音源として、エッシュバッハー指揮NHK交響楽団による1955年ライヴ録音を収めたCDが出ている。
貴重な音源である、間違いなく。
ただ、演奏は速めのテンポでどうも落ち着きがない。間合いもせっかち。
この曲が持つ物悲しげな情感が生きていない。
NHK-CD(キング)。モノラル録音。
殿堂の子は、貴殿に間違いなくご報告申し上げます。