SchumannChailly  まったく怖くないかといえばうそになります
 老化による物忘れのせいではないと思うが、情けないことに童頭で出勤してしまった火曜日。
 この日は陸別町の取引先に打合せに行って来た。

 日曜日もこの町に立ち寄っているわけで、中1日という短い間隔での登板、いや、訪問。


 今回は私を含め3人で行ったのだが、行きの車の運転を担当した人物が(誰とは言えないが)あまり運転慣れしていないために、向かう途中、センターラインに寄り過ぎたり路肩側のラインを踏む、さらにはラインを跨ぎ左半身路肩走行状態となったりで、気を抜けない移動となった。

 シューマン(Robert Alexander Schumann 1810-56 ドイツ)の交響曲第3番変ホ長調Op.97「ライン(Rheinische)」(1850)。

 ラインはラインでも、こちらはライン川のこと。踏んだら沈んでしまう。

 ただしこのタイトルはシューマン自身がつけたものではない。

 第3の番号がついているが、実際には4番目、つまりシューマンが書いた最後の交響曲である。
 5つの楽章から成る。


 今日はマーラー版によるシャイー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の演奏を。


 ウィキペディアによると、マーラー版では“一部で楽器の変更や奏法の変更がなされており、両端楽章ではトランペットとティンパニの出番が削減され、音量バランスの変更やテンポ変化の指示が加えられている”のだそうだ。


 版によるものなのか、シャイーのアプローチのせいか、あるいは両者の相乗効果によるものなのか、ねちっこくなく健康的なシューマンに仕上がっている。深刻さが薄いこれなら、心が弱っているときに聴いても、さらに心の闇が暗黒さを増してドツボにはまることはなさそうだ。
 肖像画のイメージとは違うシューマン、私は好きである。


 2007年録音。デッカ。

20140827Fuyajo  夜光性ではありません
 途中足寄の道の駅に寄る。

 日曜日に寄ったときは朝だったのでまだ開いていなかったが、この日はそこそこ賑わっており、松山千春の歌声が秋めいた風にのって放散されていた。


 鉢植え販売ワゴンのところへ行ってみる。
 オベスムは2鉢残っていた。しかも赤い花を咲かせていた。わが家の赤花オベスムはいったん落葉して、やっと新芽がでてきたところだというのに……

 白花のオベスムがなかったのは幸いだった。ここで買い、マンションに持ち帰って育てようとしたが、私のしつけがいたらなかったのか性格どころか体まで腐ってしまった白花オベスム。
 もしまだ在庫が残っていたらリベンジで買ってしまうところだった。


 が、買ってしまった。
 その横にあるアロエを。
 品種名は書かれていないが“不夜城(Aloe nobilis)”に間違いないだろう。
 高さ20cm、径15cm、株元には7つの脇芽(子株)。
 なかなか大きな株なのに、なんと税込540円!
 これも安い!

 あぁ、このプリプリした肉厚の葉!うぅっ、たまらない!
 あらためて思うが、こんなに魅せられるなんて、私の狸、いや、多肉好きは根っからのものらしい。

 でも、仕事の途中に私物の買い物をしてごめんなさい。

 
 不夜城って夜も昼間のように明るくにぎやかなことを言うが、誰でしょね、この品種にそんな和名をつけたのは?

  歯に物がはさまったような言い方はしませんでした
 陸別に到着したのはちょうど昼。
 有名なそば屋“秦食堂”に入る。
 運良くちょうど座れたが、それで店内は満席。

 はしっこくお品書きを一瞥し、かしわそば、天ぷらそば、親子丼に候補を絞る。
 が、最終的にかしわそばと親子丼の両方を中途半端に味わえる親子そばにした。
 ここのそば、そして昔風カレーライスは確かに美味しい。定評どおりだ。
 ほかの2人はそばとカレーライスの両方を折衷的に味わえるカレーそばを頼んだほどだ。
 が、やや難点なのは全体的に値段設定が高めなことだ。


 それはともかく、おなかも満たされたし、いよいよ取引先を訪れて打合せ。
 左の奥歯にはさまった(たぶん)ネギの感触を気にしつつも打合せは円滑に終了。

 帰りは運転手が交代したこともあって、車内は落ち着いた空気で満たされる。


 以上、火曜日の業務報告を終える。