実はコトは複雑。電話で即OK!とはいかない
お盆で自宅に帰っているときのことだが、光回線に関するセールスの電話が来た。
内容を箇条書きにすると、
・ NTTからレンタルしている機器を新しいものに交換しませんか?
・ 実はこのたび、お宅がある地区でも、今までより安く使える回線の設備が整いました。
・ 速度も速くなり、機器のレンタル料も無料になります。
・ ただ、請求がNTTからではなくなります。それがいやでなければ交換に伺います。
・ あと、プロバイダーも変わりますが、プロバイダー料込でも今よりずっとお得になります。
というものだった。
そもそも、最初にどこからの電話かよく聞き取れなかったので、てっきりNTTからだと思っていたが、話をしているうちに“〇〇ひかり”からだということがわかった。
間違いなく今より安くなる。速度も上がるのだろう。が、話の切り出し方からして、騙す気はないのだろうが、わかりにくい。
それにこんなことを電話口でベラベラしゃべられても、即断なんかできない。
資料をFAXで送ってほしい。それを見て契約するようならこちらから電話する、と言って切った。
FAXが届いた。
聞くと見るとでは大違い
パンフのコピーだった。
〇〇ひかりを運営している本体ではなく、あるプロバイダー(に雇われたコールセンター)からの電話、FAXであることがわかった。
そのあとネットでも調べてみた。
速度や価格で〇〇ひかりはBフレッツより優れているようだ。だが、電話の主は、Bフレッツを解約して〇〇ひかりに切り替えることになるということを、はっきりは言わなかった。
現在のプロバイダーは?と聞かれ、OCNだと答えたが、そのまま今のメアドをご希望なら、月々260円で継続使用できますと言ってきた。
が、それだけで、回線契約はBフレッツから変わります、プロバイダー契約も新たにしていただきますという、明確な説明はなかった。強調されていたのは、機器レンタル料が無料になる、価格も安くなる、速度も速くなる、ただ請求元が変更になる、ということだった。
もし、OCNがブログ人のサービスを止めないなら絶対に変更はしない。が、終了は決まっている。
となると、メアドだけ継続してプロバイダーを換えても特に問題はない。OCNに執着する理由はほとんどなくなってしまったのだ。
が、こういう勧誘の仕方ってちょっとフェアじゃない、紛らわしい、引っかけっぽいと思い、なんかイヤだなぁって
気分になった。それに、そのプロバイダがどうなのかよくわからないし。
また、ネットで調べると〇〇ひかりに対応しているプロバイダーは7社しかなく、今回電話してきたそのうちの1社はキャッシュバックがないようだ。工事は不要というが、環境によっては回線を再利用できない場合もあるという(機器交換では交換作業が必要)。
さらに、FAXを見ると、ちゃっかり最初から2年契約となっていて、さらに30か月以内に解約すると実質無料の工事費を月当たり1250円で残月分支払わなければならない。
とかなんとかで、どうも気に入らず、Bフレッツのままでいくことに決めた。フレッツも2年割りで契約しているし。
こういう電話って、良いことばかり強調すると逆に不信感が大きくなる。
口と言葉の反比例
この電話のあと、ブクステフーデ(Dietrich Buxtehude 1637-1707 デンマーク)のコラール前奏曲のタイトルを思い浮かべてしまった。
「愚かな口はよき言葉を語る(Es spricht der unweisen Mund wohl)」H.4-3-8,BuxWV.187。
作品については、作曲の経緯だとか構造だとかあーだこーだ言うような種類のものではないので(あーだこーだ言えるほど知識もないし)、CDだけ紹介しておく。
スパング=ハンセンのオルガン独奏。
1993年録音。Classico。
いや、マニュアルに従ってしゃべっているわけで、そのコールセンターの女性には罪はないわけで、その人の口が愚かだと言う気は全然ない。むしろ彼女は、もっと良い物をさらに安く案内することに誇りを持っているのかもしれない。
でも、わが家がBフレッツを契約してるってどうしてわかってるんだろ?それ以前に、電話番号も。
時価が多い寿司屋のよう
口つながり(つながってないけど)で、歯医者の話。
過去3回ほど会計が200円台だったので、また今日もそれぐらいかなと思って行ったお盆前のこと。
いつも同様の治療だっだ、途中から様相が変わってきた。
根の治療が終わったので……という説明のあと、レントゲンを撮られ、型もとった。
そうなると不安が募る。
その日の所持金は6470円だったのだ。
治療が終わり、会計で名前が呼ばれる。
「今日は4320円です」
ふぅぅぅぅぅ~っ。助かった。
もし足りなかったら、どうすればよかったのだろう?
そこの銀行に行っておろしてきます。ちょっと待ってていただけますか。
この次来たときに、かっならずお支払いします。
どっちにしろ、ほかに人がいないならともかく、相当恥ずかしい。
あぁ、間に合って本当によかった。
ここ最近の治療費ですっかり安心していたのが敗因だった。
「ああ主よ、あわれなる罪人のわれを(Ach Herr,mich armen Sunder)」、という曲も上のCDには入っている(H.4-3-1,BuxWV.178)。
カオナシのようなものか?
先日の朝。通勤途中。
その歯科医院の前を通り過ぎたところで、向いから歯科医の1人(女医さん)が歩いて来るのに気付いた。
私はすれ違いざまに「おはようございます」とあいさつしたが、どうもこちらのことはよく認識していないようだった。
いつもそのセンセイに診てもらっているわけではないが、しかし過去何度か彼女の前で大きく口を開けてちんこ(のどの)を見られたり、穴の奥(鼻の)までさらけ出しているわけで、十二分にインパクトを与えてしまっていたと思っていたが、そんなもんなのね。
口の中は凝視してても、顔全体は目に入っていないのかもしれない。
逆にそういうみっともない姿が、ふだんの私のジェントルなイメージと一緒になっていなくて良かったということか……?
ところで、私は今日の朝を北見で迎えた。
その話はまた今度。
ホント迷惑です。でも、時には良い話があるかと思うと……いや、ないな。