オリジナルのコンチェルトからfpを使用 ソフロニツキのフォルテピアノ独奏、カロラク指揮ムジケ・アンティケ・コレギウム・ヴァルソヴィエンセによるモーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart 1756-91 オーストリア)の「フォルテピアノ協奏曲全集」。
台風一過のあとのただでさえ暑い中、暑苦しいブラームス(確かにな)とか、ブルックナー(爽やか系の演奏をセレクトしたつもりだが)を取り上げてしまい、ちょっと反省しているので、今日はこの季節にも合う音楽と演奏を選んだ。
このCDについては、これまで何度か取り上げてきたが(たとえばここのように)、ホントにホントにすばらしい演奏ばかりが収められている。
「えっ、モーツァルトにはピアノ協奏曲以外に、フォルテピアノ協奏曲ってのもあるの?意外ぃ~っ!」って思ったあなた。
違います。
ダジャレもおもしろくないです。
モーツァルト時代には現代のようなグランドピアノはなかったわけで、一連の協奏曲はフォルテピアノあるいはチェンバロのために書かれた。
ソフロニツキもここでは、初期作品、すなわち1772年までに書かれた第1~4番と「3つのピアノ協奏曲」K.107ではチェンバロを用いており、他者の楽曲を協奏曲に編曲したものではないモーツァルトのオリジナルとなるコンチェルトの第5番以降はフォルテピアノを用いている。
自信と喜びに満ちた音楽
今日はピアノ協奏曲第19番へ長調K.459(1784)。
最初から若々しさ、爽やかさ全開の音楽だ。
作品については、下の過去の記事をご覧いただきたいが、人気者となったモーツァルトの自信がみなぎっている。この翌年に書かれた哀愁漂う20番とはまったく性格が反対の音楽だ。
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「1784年。ウィーン音楽界の寵児」 フォルテピアノの音は、乾いていて全然豪華に響かない。ところが、逆にそれがこの曲に活気を与える。
重たくなったり、これ見よがしにならない。素顔美人のよう。
繰り返すが、この全集CDは本当に素晴らしい。
2005~06年録音。PRO MUSICA CAMERATA。
阿古屋係長にとっての最近
先週の木曜日のこと。
トイレで阿古屋係長と一緒になった。
私たちは3つある小便器のうちの真ん中の便器を共同で使って、てなわけがなく、それぞれ奥と手前の便器を使ってオシッコをした。
そんな重要な行為中に、彼は私に話しかけてきた。
「最近、私がブログに登場する回数が多いですよね」
そうだったかなぁと思いながらも、「そうだね。利用させていただきありがとう」と私は答えた。
でも、さっき調べたら、今月になって登場するのは今日が初めてなことがわかった。
すまなかった。勘違いしていたようだが、実際は2週間近くかまっていなかった。
ところで、今日は有名な勝毎(十勝毎日新聞)の花火大会の日である。
すっごい人出なんだろうな……
それはともかく、私にとっての今日いちばん大切なのは歯科医院行くことだ。

これは、ワタシ、とてもお薦めしたいアリマス。阿古屋係長に隠れファンがいますよと、喜ばせておきます。