
ふつうで考えれば、なぜ地元民でもないのにここで買うの?って感じで、足寄の道の駅で購入したアデニウム・オベスム。
わが住み家に連れて来られて1ヵ月ほどになったが、日の当たらない売り場から日の当たるマンションの窓辺へという環境の変化のせいだろう。次々と葉が黄変し、落ちている。
大丈夫。
いったん裸になったら、新たな葉が出てくることは間違い。
そう信じつつも、やっぱりちょっと不安である。
リビングの床に落ちた葉をつまみ上げながら、奥村チヨの「終着駅」を“落ち葉が舞い散るリビングにぃ~」と口ずさむ私である。
きれいすぎる屋外トイレに長居したくなりそう
日曜日に帯広近郊の大正という地区にある“十勝ヌップクガーデン”というところに行って来た。
住所は帯広市昭和町西1線109。109とみるとすぐにトーキューを連想してしまう私だが、東急グループとは関係ない(はずだ)。

取引先の方にこのガーデンを教えてもらったのだが、ヌップクガーデンのことはまったく知らなかった。できてまだそんなに経っていないのだろう。
しかし、十勝ヒルズよりはるかにきちんと手入れされているし、紫竹ガーデンよりも広々としている。
そして入園料をとらない。
入口にはレストランがある。
レストランのメニューはうどんが主体。そして、私も食べたのだが、コシのある麺が実に美味しい。
庭園は原生林を切り拓いたものだそうで、ところどころ元の木々が残されている。
松類が日本風に形作られていて、和洋折衷なところが、盆栽好きのカリフォルニアの富豪が作った庭のような

2haの敷地には、
・ 湧水を利用した滝と池(ニジマスやコイがいる)
・ 藤棚とショウブ園
・ 自然林
・ 洋風庭園
・ 焼肉ができる東屋
・ 日本庭園と枯山水
・ ワサビとツツジの丘
・ 63種1200本のバラ園と花畑
・ 牧場
がある。
まだ整備中のところもあるようだし、バラ園もできたての感じだったが、これが一斉に咲くと見事だろう。

ついでにいうと、駐車場横にある屋外トイレが極めて清潔で、下手な観光施設の屋内トイレなんか比較にならないほどだ。
なお、夜はレストランで和牛ステーキも食べられるし、また庭園もライトアップされるらしい。
なぜ、レストラン・メニューの主体がウドン類なのかはわからないが、上に書いたようにかなり上出来なウドンであることは間違いない。
レストランの中にいても、広い窓から庭園を眺めることができる。
まだまだ観光スポットというよりは、地元の人たちの憩いの場になっているようだが、今後は遠くからも人が訪れるガーデン・スポットになってくだろう。

コスマ(Joseph Kosma 1905-69 ハンガリー→フランス)の「枯葉(Les feuilles mortes)」(1946)。
映画「夜の門」のなかで、イヴ・モンタンが歌い、シャンソンの名曲として世界的に知られるようになった作品である。
今日は札響のコンサート・マスターである大平まゆみのヴァイオリン演奏で。
ピアノ伴奏は田中明子。
2010年録音。GLOBE JUNGLE RECORDS。
でも、あらあら、現在入手困難。

ヌップクガーデンで開花していたバラのなかに、“デンティ・ベス(Dainty Bess)”という品種があった。
私はほぼ一目ぼれしてしまった。
うどんを食べたあと、そのまま音更の大野農園へ。
小雨&煙霧のせいではないだろうが、私が行ったときは他にお客さんがいなかった。
いや、翌日からALL30%OFFセールが始めるからか……
けど、この時期に行っても人気品種はだいたい品切れ。
しかしデンティ・ベスはあると信じていた。だって、私も耳にしたことのない品種だから。つまり、そんな人気がある品種とは思えなかった。
ところが品切れ。
店の人曰く、花が咲くと売れ始めるんだそうだ。
私の心は枯れた……
そのあと、さらに私の心が枯れ果て、折れる出来事が……
ご迷惑をおかけし申し訳ありません(笑)。
はい、落ち葉が舞い散るに似てると言ったのは私です。すいません(笑)